野毛屋さんのマダコ船は7月1日から始まり、毎日釣果をチェックしてきたものの昨年までのように数は出ていない。
(毎度。)
本来ならばマダコ船は勇治船長だろうけれど、このところ体調不良でお休み中だからユキちゃんが出るそうだ。
(潮はこんな感じ。)
(本日は第一忠丸。)
(フナムシを久し振りに見たぞ。)
(本日のタコエギラインナップ。)
(出船。)
(釣り開始。)
(晴れた空、風はそよがず。)
流し釣りだから小突きつつも底を切って仕掛けを移動させる必要がある。
(快晴だけど釣りの雲行きは怪しい。)
(第三忠丸発見。)
(タイヤの中にタコがいます。)
(まだ風景写真。)
(いまだ桶は空。)
場所を変えると、そのスジで1匹出るかどうかという状況。
(11:52に1匹目。1.2kg。)
(タコが持参した貝殻。)
(北上して探る。)
(12:10に2匹目。2kgありました。)
(2匹収まってます。)
(ラスト流し。)
(何すかね?これは。)
(沖あがり。)
(本日のタコ。)
これは割り当てを増やした方が良さそうだと、休暇を取って平日釣行にした。
4:50着で並びは14番目。
平日なのにそこそこ乗りそうだな。
(毎度。)
本来ならばマダコ船は勇治船長だろうけれど、このところ体調不良でお休み中だからユキちゃんが出るそうだ。
釣り座は左舷舳3番目をチョイス。
(潮はこんな感じ。)
タコ釣りは協定で7:30〜14:30までに決まってるから、実釣時間は下げ潮ね。
(本日は第一忠丸。)
船へ移動して準備。
左舷10名、右舷9名で総勢19名乗船とのこと。
平日なのに乗ったね。
目論見が外れたわ。
日焼け止めをたっぷり塗り込んでるところ、風がないから汗が出てくる。
ハンディファンを首から下げて風を当ててないと耐えられんよ。
これからは暑さとの戦いも本格化する。
(フナムシを久し振りに見たぞ。)
準備中にユキちゃん船長とお話し。
竿(タコエギBB)をチェックして、いいじゃん、と評価いただく。
欲を言うと平場を釣るから穂先にもう少し張りがあると理想的とのこと。
仕掛けにお飾りを付けていたら、いらないよ、とこっちはNGを食らう。
根周りで穴にいるタコを誘い出すには有効だろうけど、平場のタコには違和感だろうとのこと。
ユキちゃんを信じて外しましたよ。
また、平場のタコはいきなりエギに乗っかるから重みを感じてから長く小突き続けるのも不要とのこと。
1、2、3くらいでアワセて良しだそうだ。
どれだけ集中して小突けるかがポイントと言われたけど、集中力はフグ釣りで鍛えられてるから大丈夫よ。
問題は腕だな。
(本日のタコエギラインナップ。)
右隣りの方は2日前にも乗ったそうで、本日はリベンジ釣行とのこと。
前回大型を水面バラししたのがとても悔しかったんで今日こそはと息巻いてらっしゃる。
水面でパッとエギを離して逃げていくタコが操舵室からも見えたとユキちゃん。
水面バラしは一番悔しいよね。
(出船。)
定刻に出船。
場所が近いから海上で7:30になるのを待っての釣り開始。
タコエギを2本付けしてオモリは30号。
底を取ったら、コツコツコツとオモリを立てたり寝かしたりする小突きでアクションを付ける。
一定のペースでリズム良くね。
(釣り開始。)
船中音沙汰なし。
暫く流した後、見切りを付けて移動する。
タコは魚みたいに回遊はしないから探索のペースは早い。
(晴れた空、風はそよがず。)
流し釣りだから小突きつつも底を切って仕掛けを移動させる必要がある。
平場だから広く探れた方が有利なのは間違いないだろう。
コツコツコツと絶えず小突き続けるも何ら音沙汰なし。
昨年までだったら既に型を見てるところだよ。
(快晴だけど釣りの雲行きは怪しい。)
八景の港前から徐々に北上して探索を続ける。
炙られる暑さの中、集中して小突きを続けるのは体力的にも気力的にもタフな戦いになりそうだ。
(第三忠丸発見。)
右舷後方でやっと小型の船中1匹目が揚がる。
型を見ると期待値が揚がって小突きに力が入る。
いるか?いるか?
集中する中、アワセをくれたのは左隣の方。
小型なものの左舷1匹目を揚げた。
右舷で大物が揚がったことをSトシくんが教えてくれたところで、左舷舳の方が大物を掛けた。
竿の曲がりから4〜5kgあるんじゃね?と思われるサイズを苦労しながら巻き揚げる。
Sトシくんがタモを構え、皆が固唾を呑んで注目する中、海面に現れたのは古タイヤ。
重いはずだ!と皆で爆笑。
ユキちゃんも出てきて2本のタモでタイヤに刺さったエギを外そうとしていると、「タコがいる!」と騒然となった。
古タイヤを住処にしているタコがエギに掛った後タイヤに逃げ込んだのだろう。
確認するとエギの1本はタコにもう1本はタイヤに掛かってる。
ユキちゃんがデカタモでタイヤ共々抜き揚げて無事に取り込めた。
タイヤでガッカリしたところに嬉しいサプライズだね。
皆で盛り上がりました。
(タイヤの中にタコがいます。)
そんな盛り上がりの後、右隣りのリベンジ釣行の方もキロオーバーの良型を揚げる。
隣の方に「おめでとうございます。リベンジなりましたね」とお声掛けすると、喜ばれているものの、前回バラしたのはもっと大きかったそうでまだ納得できていないご様子。
ユキちゃんが良いスジを当ててくれたか船中ポツポツとタコが揚がり、ボウス脱出者が増えていく。
左舷舳から自分を飛ばして3人が型を見て、置いてきぼりを食らってるぞ。
(まだ風景写真。)
Sトシくんが来て、まだ釣れないの?型を見てないのはあと6人だよ、とプレッシャーを掛けて来る。
「まだまだこれからだよ。これから逆転サヨナラをかっ飛ばすよ。」
ベイスターズ好きのSトシくんに野球ネタで返す。
ユキちゃんは小突きは悪くないと言ってくれてるし、自分でもそう思う。
湾フグで鍛えられた集中力は1日小突き続けても落ちませんぜ。
タコがいるスジに当たれば乗るはずだ。
勝負はこれからよ。
自分を信じるのみよ。
(いまだ桶は空。)
場所を変えると、そのスジで1匹出るかどうかという状況。
どこかでチャンスが回って来るに違いない。
集中力を切らさずその時を待つぞ。
そう思ってた流し変え後の1投目。
着底して小突こうとしたらいきなり重い。
着乗りか?
重みを確かめつつ竿先を下げながらラインを巻き、アワセの幅を確保する。
そこからしっかり大アワセをくれるとグニーンの手応えで竿が大曲り。
乗った!
胴から曲った竿を支えてえっちらおっちら巻き揚げる。
確実にキロオーバー、2kgクラスの手応えだ。
タモを持って駆けつけたSトシくんに「お待たせ!」と言って掬ってもらう。
(11:52に1匹目。1.2kg。)
型を見てお隣さんから祝福いただく。
4時間半小突き続けてやっと1匹獲れてホッとしたものの、手応えほどの大きさじゃないのが残念だ。
沢山の貝殻を持って揚がってきたから重たかったのね。
(タコが持参した貝殻。)
着乗りはユキちゃん船長が良いスジに当ててくれた証拠だ。
ユキちゃんに釣らせて貰った1匹だな。
(北上して探る。)
更に次の場所では右隣りの方が着乗り。
ギリギリと巻いてる竿の曲りを見ると2kgクラスの大型だ。
前回水面バラししたのがそれくらいと言ってたから「リベンジなりましたね。」と声を掛けた矢先、竿先が戻った。
「バレたー!」
と声を揚げて放心するお隣さん。
「直ぐ落としたらまだいますよ!」
アドバイスすると同時にこちらの竿に重みが掛かった。
大アワセをくれるとグニーンと竿が大曲り。
「ごめんなさい。いただいちゃいました!」
サイズ感といい、正にお隣りさんがバラしたヤツでしょう。
(12:10に2匹目。2kgありました。)
この展開には皆で爆笑。
絵に書いたようなごっつぁんゴールだな。
これまでの夏場の大タコは痩せて皮が弛んでたのだけど、こいつは身の張りが良い。
個体数が減ってる分、エサに有りつけて栄養が行き渡ってるのだろうな。
少ないチャンスをものにして良型2匹を立て続けに揚げれば文句なし。
食でも小型10匹分に近い重量だから満足よ。
(2匹収まってます。)
大型を獲ったことで更に集中力が上り、もう1匹を求めて小突き続ける。
既に諦めたのか左舷では座りながら漫然と小突いてる方もおられる。
最後の最後まで諦めませんよ。
(ラスト流し。)
「あと10分であがります」
ユキちゃんからアナウンス。
協定で14:30終わりだから、残業はない。
最後に来い!乗れ!乗れ!
コツコツコツと集中して小突き続けてると、重みを感じる。
来たか!
タイミングを計ってアワセをくれるとヌーンと手応え。
小型だろうけど乗ったぞ!
さすが持ってるなー、と自画自賛しながら抜き揚げたのは、
(何すかね?これは。)
何だか分らんプニッとしたもの。
しっかりオチがついて、確かに持ってるな。
これで終了、沖あがり。
結果は2匹。
(沖あがり。)
7時間小突き続けてタコを揚げたのは昼前後の20分間のみという結果だ。
それ以外でアタリはなかったから2打数2安打、少ないチャンスをものにできた。
(本日のタコ。)
1日釣ってワンチャンあるかどうかなんて、マダイ釣りみたいだな。
食を堪能して正月までの在庫も確保するにはこの2匹でも足らんか。
あと1回、割当ての多い平日に乗らねばならんね。
次も諦めなければきっと獲れるでしょう。
・マダコ : 2
船中0〜3
中潮
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