母親と妹夫婦にアジフライを食べさせるための仕入れ釣行。
午前アジなら行けると、戦友Aさんと待ち合わせて5:10着で28番目。
好調のフグは2艘出し、午前アジは満員、勇治船長は仕立て船と、野毛屋さんは大繁盛ね。
(毎度。)
開店して席札を取ろうとしたら、既に席が決められてた。
グループ予約が多くて満員だからね。
釣り座は右舷大艫がAさん、その隣が自分。
バラバラに予約したのに示し合わせた釣行を察していただいたのね。
(本日は第三忠丸。)
天気は曇天。
日は射さないものの、風なく湿度があるから蒸し暑い。
携帯扇風機を持ってくれば良かった、と思いながら準備をする。
船上は満員御礼でご家族連れの中に釣りオヤジが混ざってる。
(潮はこんな感じ。)
前回Aさんと同行した午前アジは絶好調のコンディションで、セーブしても41匹の釣果だった。
今週の直近釣果が好調だったから、本日もバリバリ釣れることを疑ってませんよ。
この時まではね。
(出船。)
明日来る母親たちにアジフライを食べさせるため、気合いを胸に出船。
食べ切れなければ妹夫婦にお土産で持たせれば良いから、今日はセーブせずに獲れるだけ獲るぞ、と皮算用。
(釣り開始。)
平潟湾を出て、そう走らずに釣り開始。
風がないから海はベタ凪だ。
まずはコマセを撒いてアジを足止めする必要がある。
コマセ撒きを繰り返し、そろそろ反応があってもいい頃なのに船中音沙汰なし。
ひたすらコマセを打ち返してやっと「反応出てきたよー」の俊船長アナウンスがある。
来るか、来るか、と待ち構えるも、来ない。
(無反応。)
タナを変え、コマセワークを変え、待ちを決めても音沙汰なし。
Aさんと顔を見合わせてヤバイのか?と言いつつもひたすらコマセを打ち返す。
潮が濁ってるのが気になるけれど、濁りはアジ釣りには有利なはず。
海水循環からの水が冷たいから水温低下なのか?
何にしてもそこにいるだろうアジは口を使ってくれない。
(場所変え。)
過去にもこんな展開はあった。
どこかで山を当てれば挽回可能だし、このままの状況が続くことはなかろう。
そう考えながらコマセマシーンと化して1時間20分。
隣のご家族のお子さんが船中1匹目を釣り揚げる。
ご家族が大喜びで盛り上がってるところ、船中ポツと型を見出す。
すると、やっと来ましたよ。
竿先を明確に揺らす突っ込むようなアタリ。
手巻きで様子を見ると良型だ。
低速で巻き揚げる途中の引きも強く、度々突っ込みを見せる。
魚が違うか?
思ったところに揚がったのは、
(8:45に1匹目。)
大アジ。
40cmを超える大型は上顎のセンターガッチリでハリ掛かりしてたから抜き上げられた。
本来ならタモ入れサイズね。
この1匹で通常サイズの5匹分くらいあるんじゃね?
やっと型を見て、これからバリ食いかと期待するも、ポツポツと食うまでに時間が掛かりペースが上がらない。
(で、風景写真。)
底から2〜3mを広く探ってポツと掛かるも、タナもサイズもバラバラ。
たまにやる気があるヤツが素直に掛かってくれるけど大抵は食いが浅く、モタレを取ってアワセないと掛からないヤツもいる。
食いが浅いから巻きバレや抜きバレもあって数が伸びない。
魚探に反応は出っ放しのようだけど、とかく活性が低くてアジが口を使ってくれない。
(手強いよ。)
写真を撮る間も惜しんで打ち返す。
期待していたどこかで大当りも今日はないと悟って、とにかくアジに食わせるための工夫を凝らす。
Aさんとの会話もそこそこに打ち返し続け、獲れるヤツを掻き集めるしかない。
が、無念のタイムアップ。
(沖あがり。)
結果は11匹。
Aさんは12匹で竿頭。
何とかワン・ツーフィニッシュしたけど、これじゃアジじゃなくてフグの釣果だよな。
(本日のアジ。)
大型含みの11匹ならば辛うじてアジフライはできる。
刺身は厳しいか。
あとは午後船でどれだけフグを稼げるかで食卓の景色が変わる。
フグも激渋でないことを祈ろう。
・アジ : 11
船中0〜12
小潮
🐟