S & A

日常生活の中で思ったこと、感じたことを気の向くままに書き綴っています。

-オーストラリアは何故元気のない国家なのか-(GHQ焚書図書開封 第6回)

2017-02-03 20:35:41 | 近現代史

GHQ焚書図書開封 第6回
17世紀、ウィリアム・ダンピアが書いたネガティブな報告書によってオーストラリアはオランダ、イギリスにとって魅力のない島になっていた。
18世紀後半に、ジェームス・クックによってイギリス国旗が立てられた。以後、アメリカ独立戦争に反対したイギリス王党派の移民先として、またイギリス本国の流刑地として移民が開始された。
カナダ、アメリカ、オーストラリアともイギリスの植民地であり囚人の捨て場であったが、今日、国際社会で胸を張っていられるのはアメリカだけだ。アメリカjはメイフラワー号で渡った神の子たちという神話を国家の起源としており、イギリスと戦争をして独立を勝ち得たという歴史をもっているからである。カナダには商業移民(毛皮)としての国家の起源があるが、戦争をして独立したわけでない。それに比べ、囚人国家としてのイメージから抜けきれないオーストラリアはサミットの一員にもなれない。今もなお、オーストラリアでは祖先が囚人移民か自由移民かによって対立・差別が起こっている。
国際社会で胸を張れるか否かは、国家の起源と独立を達成するために戦争をしたか否かに左右される。日本の国家起源は、神武天皇に始まる神話であり、日清・日露によって近代国家として主権を確立した歴史を持っている。
スペインは、イギリスとオランダの国際宣伝によって「虐殺国家」の汚名を着せられ、近代化が遅れた。今、日本は、南京事件、慰安婦問題でアメリカとオーストラリアによって犯罪国家の烙印を押されようとしている。
今日の韓国や中華人民共和国の悲劇は、戦争をして自らの力で独立を勝ち得た歴史をもっておらず、日本を貶めることでしか建国精神を維持できないことである。このことは、日本のように2000年以上の建国の歴史をもつ国と比べ、カナダ、オーストラリアなど建国からの歴史の浅い国に共通するものである。
現在、慰安婦像設置でもめている国は、アメリカ、カナダ、オーストラリアであることも頷ける。
参考文献:「豪州連邦」富田峯一 『GHQ焚書図書開封1 第六章327-381P/701』西尾幹二



最新の画像もっと見る

コメントを投稿