GHQ焚書図書開封 第81回
-移住と同化 支那人の侵略の仕方-
21世紀の覇権争いを予測していたような長野朗の「民族戦」昭和16年刊行。
アメリカの侵略・進出は資本、ロシアの侵略・進出は領土獲得、支那の侵略・進出は移住である。
アメリカの発達の方式はドルだ。ドルを保護するため軍艦と飛行機がある。ロシア民族の発展は剣と銃が先にたって、植民と商業があとからくる。ソ連になって組織と宣伝が加わった。支那民族の発達は鍬であり、人が土を這うようにしていく。政治はそのあとからついてくる。
アメリカ民族の発展(侵略)は、表皮を剥ぐように入ってくる。ロシアの発展は肉を喰らう。支那民族の発展は骨の髄に喰い込む最も深刻なものだ。
支那は戦いに勝っても負けても発展する。勝った時は、その土地の壮年男子を本国各地に分散して同化し、女と子供と老人を残し、そのあとに支那人がやってきて、混血し同化する。負けた時は、あたかも清朝に征服された時のように、征服国(満州国)に移住していって漢人の居住地にしてしまう。
日本人の領土感は、寸土と言えども、捨てないで、猫の額ほどの川中島でも長い間争う、支那人の領土感は、一時占領された領土のことは何とも思わない。外国に金で立派にしてもらって返してもらう位に横着に考えている。
支那人は、生きるためには一時乞食になったり、匪賊になったりすることは平気であり、恥も、外聞も一切気にしない。
古来、占領されたり、占領したりを繰り返していた支那には、他国に占領されても、その土地に居住し、土着しておれば、その土地はしょせん支那人のものであるという章炳麟(しょうへいりん) の考えが定着している。
かって、漢族の「明」を滅ぼし、満州族が支那を統一し「清」を建国したが、結局はそこに土着していた大多数の漢人によって政治、経済、軍事を掌握され少数満州族は同化され滅ぼされた。
支那には古来幾多の民族を同化せしめた経験上、一民族を同化するには「八代三期説」という言葉がある。八代を三つ重ねた二十四代を要し、一代を25年とすれば、600年を要しなければ完全なる同化はできないものとしているのだ。これによって支那は何千年にわたって他民族を同化してきたのである。
移民した民族の人口がその領土を支配している民族の人口を越えると支配が逆転する。支那は、純血主義でなく、「洗国」と「被支配民族との混血・同化」を繰り返しながら東西南北に膨張してきた。1962年中印国境紛争(西)、1969年中ソ国境紛争(北)、1979年中越戦争(南)の経緯を、みていると、軍事的威圧は、中国が軍事的優位を得るまでの猶予期間であり、軍事的優位が確立してから軍事力を背景に国境を画定している。
①兵力を差し向ける前に、辺境に移民を送り、人民の障壁をつくり、他民族が移住するのを防ぐ。
②漢人の領土侵略は農業により一歩ずつ確実に地歩を固めていく。侵略には必ず、屯田と開墾が伴う。
③漢人の発展には第一に行商人が出発する。行商人が土地を手に入れ農民がその土地に入る。これは、軍隊で言えば、次に続く歩兵のための騎兵の役割に似ている。
支那にとって次のターゲットは東進を妨げている琉球列島である。そのために、日本本土との分断と沖縄の内部からの崩壊の仕込みをしている。
沖縄島民の中に、現在どれだけの中国系移民(在日・帰化人)の人達がいるかは定かでない。国内には憲法九条を墨守する勢力が中国からの侵略を助けている。
参考文献:「民族戦」長野朗 「中国人の世界乗っ取り計画」河添恵子 「尖閣戦争」西尾幹二、青木直人
2015/02/25に公開
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