米軍属女性暴行殺人事件を受け「被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」が19日午後2時から、主催者発表で約6万5千人が参加し、那覇市の奥武山陸上競技場で開かれた。
72年の復帰から2016年5月までの米軍関係者による刑法犯罪件数は5910件、うち凶悪犯罪は575件に達するという。米軍基地があるゆえの凶悪な犯罪に、鬱積した沖縄県民の怒りと悲しみ、そして絶える苦しみが、この大会で潮のように広がったことだろう。
地下のマグマにたとえられるような、沖縄県民の怒りと悲しみそして苦しみは、沖縄県民以外の本土の方々に十分に伝わっているだろうか。何もできない私だが、沖縄の方々の怒りと悲しみ、少しでも分かちあえないものかと、県民大会のニュースを見ながらテレビの前で被害者のご冥福を祈り黙とうした。
この大会に政権与党の自民党と公明党は参加しないで別に抗議の集会を開くとある。
1995年の米軍人による少女乱暴事件に抗議する県民大会には8万5千の県民が参加し、一体となって抗議し普天間の移転を勝ち取った。残念なことにいまだ移転はできずにいるが、県民が一体となってこそ、解決の糸口を見つけることができるのではと考えるのはあさはかだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます