京都のたび3日目は〝 伏見の酒蔵”めぐりだった。伏見は地下水の豊富なことから神戸の灘と並び日本有数の酒どころ、8軒もの酒造場が軒を並べていて、酒蔵を改装した「月桂冠大倉記念館」がある。
「月桂冠大倉記念館」は、濠川畔の月桂冠発祥地に建つ酒蔵(1909年(明治42年)築)を改装し、創業350年にあたる1987年(昭和62年)に開設された、伏見の酒造りと月桂冠をテーマとする博物館で、たくさんの観光客で賑わっていた。
入場料300円を払って入館した。館内のルートは酒造り工程順になっており、館所蔵である京都市有形民俗文化財の酒造用具類が展示されており、興味深く見学できた。
見学を終えると酒好きにとってはなによりの酒の試飲だ。大吟醸酒など数種類のお酒が楽しめる。お土産には月桂冠の小瓶をいただいた。
近くの黄桜の展示場にもまわった。ここでも試飲ができた。だがここは有料。展示室では黄桜のコマーシャル小島功の描くまんが、たくさんの河童たちが歓迎してくれた。
すぐ近くの寺田屋の前に立つこともできた。振り返ると酒どころである伏見は、歴史に揺れた町でもある。古くは鳥羽伏見の戦い。薩摩の船宿寺田屋で発生した2つの事件。文久2年(1862年)に発生した薩摩藩の尊皇派志士の鎮撫事件、慶応2年(1866年)伏見奉行による坂本龍馬事件。と伏見の酒蔵めぐりが思わぬ歴史の勉強となった。
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