酪農学園で生産されている新種「酪豚」は、生産が追いつかない程の人気になっています。
生産から販売まで学生が主体となつて「新鮮・安全・安心」をモットーに、研究成果を
消費者にアピールしています。
今日、安い輸入農畜産物およびその加工品が、国産の農畜産物とその加工品の地位を脅かしています。
日本の食料自給率はカロリーベースで39%まで下がりました。
海外の政治や気象などに左右されずに日本の「食」を守るためには、日本の農業を守らなければなりません。
酪農学園は、創立以来、多くの食に携わる人材を送り出しています。
以下 BENESSE教育研究開発センターHPより抜粋
「研究機関の希少性を豚を通して伝える」
年間出荷量は約130頭と少ないが、「安心・安全・おいしさ」が評価され、ビジネスとして軌道に乗り始めた酪豚。
しかし、ここまでの道のりは厳しいものであった。
豚の出荷自体は2004年に始めたが、脂身の多い酪豚は最低ランクに評価された。市場では肉の見た目で格付けされ、脂身が多いとランクが下がる基準になっているからである。
せっかく育てても利益が出ないだけでなく、本当においしいものが市場で評価されないというジレンマに陥った。
悩んだ末に、上野主任技師と学生は販売ルートを自ら開拓する道を選んだ。酪豚のサンプルを手に、レストラン、スーパーなどを歩き回り、買い手を探した。
ロース、肩ロースなど、商品価値の高い部位は高値で販売できるが、それだけ売れても利益にはならないため、足や内臓も含めて一頭丸ごと購入してくれる販売先を探した。
ようやく、酪豚の品質と味の良さを評価してくれる販売先が見つかったのが、2005年の年末。
その後、精肉、加工品、総菜の原料として商品化が進められ、「酪豚」として販売を始めたのが2006年9月のことであった。
その後、酪豚は雑誌やテレビに取り上げられるようになった。
肉のおいしさもさることながら、清潔な飼育環境、独自に配合した飼料、学生による飼育が話題となった。
昨今の食の安全・安心に対する話題と相まって、酪豚に対する消費者の関心は高く、掲載・放映のたびに家畜センターに問い合わせが来る。
2007年度には、オープンキャンパス、大学祭、デパートの物産展に酪豚が味わえるブースを出店。学生自ら店頭に立ち、酪豚をアピールした。
高校生や保護者に酪豚を通して、酪農学園大学に関心を持ってもらいたかったからである。
その後、社会の注目を浴びている新ブランドを大学の知名度アップに活用しようと、学内の生協で酪豚のベーコン、ソーセージなどの加工品販売をすることになった。
「酪農学園大学豚」のロゴマークを作り、販売の準備を進めている。
長年、生協で販売しているバターやチーズは、学内で飼育している牛から搾乳した牛乳を加工して作った大学ブランド商品である。
酪豚にも、大学の研究成果を学外に伝えたいという期待がかかる。
上野主任技師は、「豚を専門に研究する機関は、国内では非常に少ない。本学の研究のメインは酪農の分野だが、それだけではないことを広く社会に伝えたい」と意気込む。
サハリンマン
写真・自ら生産した酪豚の直販研修の中小家畜研究会のメンバー
生産から販売まで学生が主体となつて「新鮮・安全・安心」をモットーに、研究成果を
消費者にアピールしています。
今日、安い輸入農畜産物およびその加工品が、国産の農畜産物とその加工品の地位を脅かしています。
日本の食料自給率はカロリーベースで39%まで下がりました。
海外の政治や気象などに左右されずに日本の「食」を守るためには、日本の農業を守らなければなりません。
酪農学園は、創立以来、多くの食に携わる人材を送り出しています。
以下 BENESSE教育研究開発センターHPより抜粋
「研究機関の希少性を豚を通して伝える」
年間出荷量は約130頭と少ないが、「安心・安全・おいしさ」が評価され、ビジネスとして軌道に乗り始めた酪豚。
しかし、ここまでの道のりは厳しいものであった。
豚の出荷自体は2004年に始めたが、脂身の多い酪豚は最低ランクに評価された。市場では肉の見た目で格付けされ、脂身が多いとランクが下がる基準になっているからである。
せっかく育てても利益が出ないだけでなく、本当においしいものが市場で評価されないというジレンマに陥った。
悩んだ末に、上野主任技師と学生は販売ルートを自ら開拓する道を選んだ。酪豚のサンプルを手に、レストラン、スーパーなどを歩き回り、買い手を探した。
ロース、肩ロースなど、商品価値の高い部位は高値で販売できるが、それだけ売れても利益にはならないため、足や内臓も含めて一頭丸ごと購入してくれる販売先を探した。
ようやく、酪豚の品質と味の良さを評価してくれる販売先が見つかったのが、2005年の年末。
その後、精肉、加工品、総菜の原料として商品化が進められ、「酪豚」として販売を始めたのが2006年9月のことであった。
その後、酪豚は雑誌やテレビに取り上げられるようになった。
肉のおいしさもさることながら、清潔な飼育環境、独自に配合した飼料、学生による飼育が話題となった。
昨今の食の安全・安心に対する話題と相まって、酪豚に対する消費者の関心は高く、掲載・放映のたびに家畜センターに問い合わせが来る。
2007年度には、オープンキャンパス、大学祭、デパートの物産展に酪豚が味わえるブースを出店。学生自ら店頭に立ち、酪豚をアピールした。
高校生や保護者に酪豚を通して、酪農学園大学に関心を持ってもらいたかったからである。
その後、社会の注目を浴びている新ブランドを大学の知名度アップに活用しようと、学内の生協で酪豚のベーコン、ソーセージなどの加工品販売をすることになった。
「酪農学園大学豚」のロゴマークを作り、販売の準備を進めている。
長年、生協で販売しているバターやチーズは、学内で飼育している牛から搾乳した牛乳を加工して作った大学ブランド商品である。
酪豚にも、大学の研究成果を学外に伝えたいという期待がかかる。
上野主任技師は、「豚を専門に研究する機関は、国内では非常に少ない。本学の研究のメインは酪農の分野だが、それだけではないことを広く社会に伝えたい」と意気込む。
サハリンマン
写真・自ら生産した酪豚の直販研修の中小家畜研究会のメンバー