今日14日、75歳になったイタリアの自転車旅行家で富豪でもあるヤヌシ・リヴェルさんがサハリンからクリル諸島へと出発した。
世界一周の途中であるリヴェルさんは、サハリンのコルサコフ港からクリル諸島へ渡り、クナシリ、シコタン、エトロフを訪問する予定。
リヴェルさんは自らのクリル訪問が日本側からの不満を呼んでいることに触れ、「昨日私の宿泊しているホテルに在ユジノ・サハリンスク日本総領事館の職員が2名やってきて、クリルへの渡航を行わないよう頼んできた。
その代わり北海道への渡航の提案を持ってきたうえで、航空券は手配すると言ってくれた。それでも私はやっぱりクリルへ行くと申し上げた。」という話を明らかにしている。
リヴェルさんは自らサハリンのルートを振りかえり、その旅がとても気に入ったと話している。
特に牛を見るより頻繁に熊と遭遇したことが印象的だったと述べ、来年には金日成氏の生誕100周年の記念行事に招かれているため、ウラジオストークから朝鮮民主主義人民共和国へ向かうつもりであると述べている。
ちなみにリヴェルさんの世界一周旅行は2016年、オリンピックにあわせてブラジルで終了する予定で、自らの80歳の誕生日のお祝いもかねているという。
テレビ局「ロシア」の司会者で、旅行家でもあるチモフェイ・バジェノフ氏は、リヴェルさんのエネルギーには驚かされるとして、次のように述べている。
―ヤヌシ・リヴェルさんが言ったことは、自由な人間であれば誰でも目指すべきものです。自らを自由であると感じ、生きたいように生きている人間であれば誰でもです。残念なことに、我々が自由と夢をかなえるチャンスを手に入れることができるのは、年をとってからです。しかし若くても行動が伴わない人に比べれば、リヴェルさんはずっと若いとも言えるのです。たった一人でこのような大変な世界一周に出発するというのは、まさに英雄的行為であり、我々はまさに脱帽といったところです。
ヤヌシ・リヴェルさんは、ロシア=ポーランド系のイタリア人で、世界一周を始めたのは2000年1月1日、カナリア諸島のランサローテ島からだった。
その前は、サッカーのマネージャーとして成功していたほか、映画のプロデューサーとしても活躍していた。64歳になったとき、人生がすぎるのは早いと気付いたリヴェルさんは、自転車での旅を始めたわけだ。今年8月からはロシアの極東制覇を開始している。
いままでリヴェルさんが訪れた国は約140カ国に上る。リヴェルさんはホテルの宿泊よりも、野宿を好んで行っている。また第二次世界大戦のときに戦ったソビエト軍兵士を尊敬しているということで、今回の極東旅行でも、行く先々で戦没者記念碑に花を捧げることを欠かさなかった。
イタリアの有名な自転車旅行家であるヤヌシ・リヴェルさんが14日、サハリン南部のコルサコフ港からクリル諸島へ出発した。リア・ノーボスチ通信によれば、75歳になるリヴェルさんはロシア=ポーランド系のイタリア人で、2000年以降、世界中を旅行しているという。
ロシアに関してはすでに、ロストフ州、スターヴロポリ、クバニなどをはじめ、カフカスのすべての共和国を走破している。8月の初めからロシア極東の制覇を開始していた。
リヴェルさんはクナシリ、シコタン、エトロフの3島を訪問予定で、その後は汽船で一旦サハリンに戻った後、貨物船でフィリピンに向かうことになっている。
2012年4月にはウラジオストークを経由して、朝鮮民主主義人民共和国へ向かい、金日成氏の生誕100周年の記念行事に参加する予定。北朝鮮から戻った後は、シベリア、ウラル、ヴォルゴグラードに向かうことになっている。
ロシアの声 サハリンマン 写真・アレクセイ・チェルニチェンコ
世界一周の途中であるリヴェルさんは、サハリンのコルサコフ港からクリル諸島へ渡り、クナシリ、シコタン、エトロフを訪問する予定。
リヴェルさんは自らのクリル訪問が日本側からの不満を呼んでいることに触れ、「昨日私の宿泊しているホテルに在ユジノ・サハリンスク日本総領事館の職員が2名やってきて、クリルへの渡航を行わないよう頼んできた。
その代わり北海道への渡航の提案を持ってきたうえで、航空券は手配すると言ってくれた。それでも私はやっぱりクリルへ行くと申し上げた。」という話を明らかにしている。
リヴェルさんは自らサハリンのルートを振りかえり、その旅がとても気に入ったと話している。
特に牛を見るより頻繁に熊と遭遇したことが印象的だったと述べ、来年には金日成氏の生誕100周年の記念行事に招かれているため、ウラジオストークから朝鮮民主主義人民共和国へ向かうつもりであると述べている。
ちなみにリヴェルさんの世界一周旅行は2016年、オリンピックにあわせてブラジルで終了する予定で、自らの80歳の誕生日のお祝いもかねているという。
テレビ局「ロシア」の司会者で、旅行家でもあるチモフェイ・バジェノフ氏は、リヴェルさんのエネルギーには驚かされるとして、次のように述べている。
―ヤヌシ・リヴェルさんが言ったことは、自由な人間であれば誰でも目指すべきものです。自らを自由であると感じ、生きたいように生きている人間であれば誰でもです。残念なことに、我々が自由と夢をかなえるチャンスを手に入れることができるのは、年をとってからです。しかし若くても行動が伴わない人に比べれば、リヴェルさんはずっと若いとも言えるのです。たった一人でこのような大変な世界一周に出発するというのは、まさに英雄的行為であり、我々はまさに脱帽といったところです。
ヤヌシ・リヴェルさんは、ロシア=ポーランド系のイタリア人で、世界一周を始めたのは2000年1月1日、カナリア諸島のランサローテ島からだった。
その前は、サッカーのマネージャーとして成功していたほか、映画のプロデューサーとしても活躍していた。64歳になったとき、人生がすぎるのは早いと気付いたリヴェルさんは、自転車での旅を始めたわけだ。今年8月からはロシアの極東制覇を開始している。
いままでリヴェルさんが訪れた国は約140カ国に上る。リヴェルさんはホテルの宿泊よりも、野宿を好んで行っている。また第二次世界大戦のときに戦ったソビエト軍兵士を尊敬しているということで、今回の極東旅行でも、行く先々で戦没者記念碑に花を捧げることを欠かさなかった。
イタリアの有名な自転車旅行家であるヤヌシ・リヴェルさんが14日、サハリン南部のコルサコフ港からクリル諸島へ出発した。リア・ノーボスチ通信によれば、75歳になるリヴェルさんはロシア=ポーランド系のイタリア人で、2000年以降、世界中を旅行しているという。
ロシアに関してはすでに、ロストフ州、スターヴロポリ、クバニなどをはじめ、カフカスのすべての共和国を走破している。8月の初めからロシア極東の制覇を開始していた。
リヴェルさんはクナシリ、シコタン、エトロフの3島を訪問予定で、その後は汽船で一旦サハリンに戻った後、貨物船でフィリピンに向かうことになっている。
2012年4月にはウラジオストークを経由して、朝鮮民主主義人民共和国へ向かい、金日成氏の生誕100周年の記念行事に参加する予定。北朝鮮から戻った後は、シベリア、ウラル、ヴォルゴグラードに向かうことになっている。
ロシアの声 サハリンマン 写真・アレクセイ・チェルニチェンコ