題字の「既知外」とは、筒井康隆氏による当て字である。
『別冊 宝島』(96年11月号)のインタビュー記事で
「世界は精神病院、人間みな既知外」である
と筒井氏は述べている。
インタビュー聞き手の大泉実成氏も、
「そうすると人間把握は、どいつが既知外かじゃなくて、
どういう既知外かという領域に入っていくわけですね。」と
巧みに言葉を引き継いでいる。
(参照:筒井康隆『筒井康隆かく語りき』文芸社)
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一年程前、WAIS-R検査を受けた。
自分のアスペルガー障害を疑い、精神科の主治医に相談した処、
では、WAISをやってみようという話になった。
この検査は成人用の知能検査である。
言語性検査と動作性検査に分かれており、
言語性は、知識・数唱・単語・算数・理解・類似の六つの下位検査、
動作性は、絵画完成・絵画配列・積木模様・組合せ・符号の五つの下位検査から構成されている。
私の検査結果の成績は . . . 本文を読む