ロシアがクリミア半島を併合した。武力制圧という訳ではないが、プー
チンはウクライナが反ロシア化することを警戒し、ウクライナの半島で
であるクリミアを「民主」的に捻り上げた感じだ。プーチンはウクライ
ナの手首を関節技で極め、さらにウクライナ本体にも覆い被さって、寝
技でジワジワ締めるのだろう。何しろ彼は「格闘家」だから。
日本政府も「力による現状変更」を認めないとロシアを非難しているが、
勿論この声明は、中国に向けての含みがある。もし中国が尖閣諸島を武
力制圧し中国領を宣言した場合、欧米諸国も国際機関も現状追認するし
かないような事態が繰り返される懸念がある。
安倍内閣が集団的自衛権に拘るのも、近年の中韓(さらにロシア)との領
土紛争を解決する当事者能力が、我が国には不足するからだろう。そこ
で日米安保を結ぶ大国アメリカの威光を、より近くに引き寄せるために
も、アメリカの戦争にも集団的に参加して戦う用意がある、と示してお
きたいのだろうか?
現在欧米は、ロシアを巡っては「エア冷戦」状態である。中国は事態を
静観しているが、ロシアと中国がテーブルの下で手を結び、欧米及び日
本と対立する「新たな冷戦」が始まるのか。もうイデオロギーや閉鎖経
済ブロックで東西が対立する「冷戦」ではない。とすれば、自由な世界
経済市場の裏側で冷戦ムードで敵対し合う「エア冷戦」だか「情報冷戦」
時代に突入するのだろうか?
ウクライナではヤヌコビッチを追放した「2月革命」以降、同国内や周
辺の国際関係・情勢は緊迫しているが、日本ではそれより、この間の最
大の国際的時事は、STAP細胞という万能細胞の発見を公表したら、
その研究チームリーダーの小保方氏に、数々の論文不正疑惑が発覚した
ことの方だろう。
今やこの話題は、STAP細胞の再現性や真偽、学術研究の論文不正問
題ではなく、墜ちたリケジョの星という、芸能ネタだかエンタメな「オ
ボカタ騒動」に傾斜しつつある。小保方氏が若き女性のせいか、ネット
では彼女の個人情報・画像の公表・暴露やら、オボちゃん、オボコと盛
んにサカナにされ、悪戯の的となっているのは、少々気の毒である。
(いくらかの茶化しが出るのは仕方ないとしても、彼女は犯罪者ではない
し、一般大衆が裁くだの制裁気運に乗じた無法言動には、警察や人権当
局等が監視・介入し、人権上等の適切な対処をして貰いたい思う。)
だが理研はどうして、STAP細胞の研究リーダーに経験未熟で業績も
ない彼女を据えたのか? 彼女のオリジナル・アイデアだったからか?
穿った見方かもしれないが、若い女性を看板にすることで世間の注目を
集め、専門研究に疎い一般国民にも、理研の業績をアピールしたかった
のではなかろうか? 彼女は謂わば、研究予算を取り易くするための広
告塔の役割だったのではないか? そんな憶測も持ってしまう。
小保方氏にも研究者としての問題は大いにあるが、理研はどうしてこの
STAP論文をキチンと事前チェック出来なかったのか。再現性につい
ての実験も本当に確認しているのか等々、大業績論文の割には、周囲の
対応のお粗末さ等、どうしてこういう結末になるのか、腑に落ちない。
(まだ、STAP細胞そのものが、虚偽だったと決まった訳ではないが。)
話替わって春分の日、「笑っていいとも」に安倍総理が出演しタモリと
対談していた。同「国民的」番組は近々終了予定であり、一国首相まで
花を添えに来たという訳で、タモリも大したモンだ。でも、時の総理ま
でが、バラエティ番組に出たがる(「下流」層=保守にアピールしたい?)、
エンタメに露出したがるのだから、日本はやはり平和で、オメデタイ国
なのだろう。これこそ、平和憲法、戦後レジームの賜物だよ。。。
チンはウクライナが反ロシア化することを警戒し、ウクライナの半島で
であるクリミアを「民主」的に捻り上げた感じだ。プーチンはウクライ
ナの手首を関節技で極め、さらにウクライナ本体にも覆い被さって、寝
技でジワジワ締めるのだろう。何しろ彼は「格闘家」だから。
日本政府も「力による現状変更」を認めないとロシアを非難しているが、
勿論この声明は、中国に向けての含みがある。もし中国が尖閣諸島を武
力制圧し中国領を宣言した場合、欧米諸国も国際機関も現状追認するし
かないような事態が繰り返される懸念がある。
安倍内閣が集団的自衛権に拘るのも、近年の中韓(さらにロシア)との領
土紛争を解決する当事者能力が、我が国には不足するからだろう。そこ
で日米安保を結ぶ大国アメリカの威光を、より近くに引き寄せるために
も、アメリカの戦争にも集団的に参加して戦う用意がある、と示してお
きたいのだろうか?
現在欧米は、ロシアを巡っては「エア冷戦」状態である。中国は事態を
静観しているが、ロシアと中国がテーブルの下で手を結び、欧米及び日
本と対立する「新たな冷戦」が始まるのか。もうイデオロギーや閉鎖経
済ブロックで東西が対立する「冷戦」ではない。とすれば、自由な世界
経済市場の裏側で冷戦ムードで敵対し合う「エア冷戦」だか「情報冷戦」
時代に突入するのだろうか?
ウクライナではヤヌコビッチを追放した「2月革命」以降、同国内や周
辺の国際関係・情勢は緊迫しているが、日本ではそれより、この間の最
大の国際的時事は、STAP細胞という万能細胞の発見を公表したら、
その研究チームリーダーの小保方氏に、数々の論文不正疑惑が発覚した
ことの方だろう。
今やこの話題は、STAP細胞の再現性や真偽、学術研究の論文不正問
題ではなく、墜ちたリケジョの星という、芸能ネタだかエンタメな「オ
ボカタ騒動」に傾斜しつつある。小保方氏が若き女性のせいか、ネット
では彼女の個人情報・画像の公表・暴露やら、オボちゃん、オボコと盛
んにサカナにされ、悪戯の的となっているのは、少々気の毒である。
(いくらかの茶化しが出るのは仕方ないとしても、彼女は犯罪者ではない
し、一般大衆が裁くだの制裁気運に乗じた無法言動には、警察や人権当
局等が監視・介入し、人権上等の適切な対処をして貰いたい思う。)
だが理研はどうして、STAP細胞の研究リーダーに経験未熟で業績も
ない彼女を据えたのか? 彼女のオリジナル・アイデアだったからか?
穿った見方かもしれないが、若い女性を看板にすることで世間の注目を
集め、専門研究に疎い一般国民にも、理研の業績をアピールしたかった
のではなかろうか? 彼女は謂わば、研究予算を取り易くするための広
告塔の役割だったのではないか? そんな憶測も持ってしまう。
小保方氏にも研究者としての問題は大いにあるが、理研はどうしてこの
STAP論文をキチンと事前チェック出来なかったのか。再現性につい
ての実験も本当に確認しているのか等々、大業績論文の割には、周囲の
対応のお粗末さ等、どうしてこういう結末になるのか、腑に落ちない。
(まだ、STAP細胞そのものが、虚偽だったと決まった訳ではないが。)
話替わって春分の日、「笑っていいとも」に安倍総理が出演しタモリと
対談していた。同「国民的」番組は近々終了予定であり、一国首相まで
花を添えに来たという訳で、タモリも大したモンだ。でも、時の総理ま
でが、バラエティ番組に出たがる(「下流」層=保守にアピールしたい?)、
エンタメに露出したがるのだから、日本はやはり平和で、オメデタイ国
なのだろう。これこそ、平和憲法、戦後レジームの賜物だよ。。。