「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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橋下大阪市長が政治目標を達成するためには、ガレキを受け入れないほうが得な事を伝えましょう。

2011-12-05 10:38:45 | 福島第一原発と放射能

 大阪の橋下さんについて、いろんな意見を頂いていますが、端的に言うと、彼がガレキを受け入れるというスタンスよりもを、これを政治的に受け入れないほうが、彼自身の政治目標の達成のためには、実は有利ということを覚ってもらう事に尽きると思います。東京や政府の認識が、非常に不安定な政治情勢の中で、ガレキをあえて受け入れていくことが、おそらく全国的にもメリットがあると、彼は誤認していると僕は思います。現行の政府・東京へのスタンスを考えると、受け入れないほうが、意味があるということを伝えること。ありていに言えば、得だということです。さらに放射性物質は基本的に拡散しないことが大切だという当たり前の原則を、何とかして本人に伝える努力をするということです。彼とけんかして、対峙する人がいますが、あんまり意味がないです。そうしたら、単純にガレキを持ち込まれて終わりです。どう本人の意識を変えるがポイントです。

 大阪府の職員や大阪市の職員は違います。言われて動くだけの認識が甘い人が多いです。こういうところには、受け入れがいかに近畿にとって、さらに日本全体にとってメリットがないかを、きちんと伝えるしかありません。そこにしか、本質はありません。

また、いくつか頂いているメールをご紹介しておきます。

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☆橋下さんに、みなさんから働きかけてください。ガレキ阻止のために。
 
橋下さんは知事時代に瓦礫受け入れを表明されています。
また、今回の選挙では脱原発を掲げて大阪新市長に。
 
橋下さんの瓦礫受け入れ表明を。ぜひとも考え直していただくように働きかけたい。
キエフ並みに放射能汚染されている東京。遷都も妄想ではありません。政治経済の中心になりうる大阪を放射能からることは、勿論大切です。しかもそれだけではありません。
 
橋下さんの今の大きな影響力は潜在的に瓦礫受け入れを考えている
市町村の強力な追い風となるでしょう。
そうすると、またたく間に日本中が放射能漬けなるでは!?。
この悲劇をなんとしても止めなくてはなりません!!
 
橋下さんを非難するのでなく、彼の実績を評価した上で
瓦礫受け入れを考えなおしてしてくださるよう働きかけをしてください。、
 
被災者によりそうことは、ガレキ受け入れではなく、人を受け入れること。
また橋下さんの独創的な想像力と行動力で本当の援助を要望しましょう。
 
放射能汚染から大阪を守ることが「大阪都構想」の実現につながり、
大阪市民や近畿地方の安全を守るということに留まらず日本を救う大きな力に!
橋下新市長には
このような大切な責務があることに気づいていただけるように
 
思考停止、完全に麻痺状態の政府に変わって、
橋下さんが
全国にガレキ受け入れ拒否を表明していただけるようにお願いをしてください。
 
 
ひとりひとりは小さな点ですがみんなで力をあわせれば線になり面となります。
 
そして、おおきなうねりに。みなさんのお知恵と力を貸してください!
 
これ以上。放射能を拡散させないために!これ以上、負の遺産を広げないために!
 
   
働きかけてください。。

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みなさんご存じのとおり、大阪では、11月27日に府と市の長を決めるダブル選挙がおこなわれ、維新の会が両方を制しました。

報道では、ほとんど争点にはなりませんでしたが、維新の会は、がれき受け入れを推進しているので、がれき受け入れは、みなの知らないところで一気に現実味を帯びたのです。

そもそも、がれき受け入れの話は、4月に橋下さんが前知事のときに指示したことに始まっています。
それを受けて、府「がれき検討会」開催され、受け入れの為の基準作りが、ちゃくちゃくと進められています。

私たちの健康と、将来について重大なことが決定されようとしているのに、府は、広報をまったくさぼっていて、府民のほとんどは、この事実を知りません。
マスコミもしかりです。
検討会は、12月7日で5回目を迎え、委員となった4人の物理学者が、子供を含む市民、焼却場で働く人の被ばく許容量を算定しています。

大阪は、3月の爆発のフォールアウトを奇跡的に免れた非汚染地帯で、西の中心都市です。大阪に、放射性物質が付着している可能性のあるがれきを、わざわざ運んでくる道理は全くありません。府の要請を受けて大阪市から、がれきの焼却が始まると、府下で、西日本で一気に広まる可能性があります。焼却灰の高濃度汚染物(8,000bq/Kg100,000bq/Kg)は、コンクリートで固めて大阪湾で埋め立てる予定です。

府と、何回か話し合いの場を持ちましたが、「ちゃんと測ってやれば大丈夫。」「汚染の少ないものなら問題ない。」「少しくらいの被ばくは仕方ない。」という、非常に甘い認識でいます。何かといえば、「知事が決めたことだ。」と逃れます。

福島をはじめ、関東圏から大阪に避難してきている人がたくさんいます。海外は、放射能の危険性をシビアに見ています。関西も汚染が進むと、海外との取引も難しくなってくる可能性は、大いにあります。放射能汚染のダメージは、橋下さんの想像以上に深刻なものになるでしょう(彼は、まだ、このことに気が付いていません)

橋下さんは、大阪都構想を実現したいならば、がれき受け入れは諦めなければいけません。
西の空気と土と、海を守るために、みなさんの声をお願いします。


・大阪府  電話:0669108001、環境局直通:06−6210−9562 
 ご意見(メールフォーム):https://www.shinsei.pref.osaka.jp/ers/input.do?tetudukiId=2011060007
 
・大阪市  電話:0643017285、  市民の声(メールフォーム):https://sc.city.osaka.lg.jp/mail/opinion.cgi 
 
橋下さんへご意見は、「大阪
維新の会」へ 電話:0661205581 Fax:0661205582

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仙台の講演会参加希望者殺到のため、会場を変更、開始時間も早まりました。会場は三倍の定員に拡大しましたが、残り四十の席と聞いています。

12月13日(火曜日)
9時半開場10時講演会開始11時45分終了
定員 180名(お子さんのお席含みます)

会費 500円

エルパーク仙台 セミナーホール
〒980-8555 仙台市青葉区一番町4丁目11番1号
旧141ビル(仙台三越定禅寺通り館) 5階・6階

地下鉄:仙台市営地下鉄南北線 勾当台公園駅下車
(南1番出口より地下道で連結)

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木下黄太講演会IN松坂「福島第一原発事故の今」
 
日時 : 12月12日(月曜日) 18時30分開演

 

場所 : 松阪市カリヨンプラザ 3階 市民活動センター
          松阪駅から歩いて10~15分。駐車場(有料)もございます。

 

参加費: 一人500円

 ※託児のご用意できませんが、お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約•お問い合わせ
「木下黄太講演会 in 松阪」実行委員会
veludo
 
usagi@yahoo.co.jp

人数把握のため、参加される方のお名前とお住まい(市町村名)、お子様連れの有無、当日の交通手段をお知らせください。