表題ではないですが、苫小牧情報だけ。苫小牧市長が避難者おかあさんたちに「 「『あなたたちの排泄物の方が、ガレキの焼却より環境汚染をします。』という見解もありますね。」と発言したそうです。最低です。
旧約聖書のソドムとゴモラの滅亡の話は、僕の中で、来年、東京がどうなるのか。僕自身が皆さんにどういうことを語りかけるべきなのか。ぼくが、どうしても助けたい、ある一人を、どうしたら助けられるのかということにも、密接に響いてくる内容のものです。示唆に富む話を山本誠一さんがノートで要約されています。http://www.facebook.com/#!/note.php?note_id=220696678011020この話をまずお読みください。(上記より引用、一部省略。山本さんの見解は上記ノートでお読みください。)
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≪かつてあったことは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいことは何一つない。
見よ、これこそ新しい、といってみてもそれもまた永遠の昔からあり、この時代の前にもあった。
昔のことに心を留めるものはない。これから先にあることも、この後の世にはだれも心に留めはしまい。≫
(旧約聖書コヘレトの言葉/1章9~11節)
「ソドムの滅亡」では、2人の中心的な人物がいます。
それはヘブライ人のアブラハムとロト、特にロトの人生が深く関与しています。
ところで、ソドムとは、どんな町だったのか?
「ソドムの住民は、邪悪で、主に対して多くの罪を犯していた」(13章14節)というものでした。
さて、アブラハムはイスラエル(共同体)の祈りの父といわれています。
ユダヤ教成立に大きな意味を持つ人物です。その弟ハランの子がロトです。
また、アブラハムは、当初の名前をアブラム。第17章において、
神はアブラムに、多くの国の父となると告げ、名をアブラハムに改名させます。
ハランは、ロトがまだ幼い時に早世。父を早く亡くしたロトは、
アブラハムと共に波乱の旅を続け、多くの財産を蓄積したところで、アブラハムと別れます。
そしてロトは、問題の町であるソドムに住みます。
アブラハムには、主より、ソドムを滅ぼす計画が示されます。
「主は言われた『ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実におおきい。
わたしは降って行き、彼らの行跡が、果たして、わたしに届いた叫びどおりか見て確かめよう』」
(18章20~21節)
アブラハムは、主に対して、懸命にその思いをとどまらせるべく交渉を行います。
しかし、主の使いはソドムへと向かいました。
ロトは、主の使いである2人が、あまりに気品のある姿に驚き、
野宿などさせてはならないと思います。そして、自宅へと、お連れしたのでした。
そして主の使いより、ロト、妻、娘たち、その婿も助けるが、
ほかの人々は、明日滅ぼされることになると、主はお考えであると知らされます。
ロトは、婿の家に行き、「さあ、早くここから逃げるのだ。主がこの町を滅ぼされるからだ」(19章14節)と伝えます。
しかし、婿たちは冗談だと思い、相手にしません。
夜が明けるころに、主は、2名の客人とロト、妻、その娘2名に対して、
「命がけで逃げよ、後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにもとどまるな。
山に逃げなさい。さもないと滅びることになる」(19章17節)
「主はソドムとゴモラの上に天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、
これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼしました。」(19章24~26節)
しかし、多くの財産を残してきた妻は、町を見たいがために振り返り、塩の柱となって死んでしまいます。
ロトは、自分の普段からの行いが良かった為に、助かったと思っていました。
しかし、実は、アブラハムによって、懸命にロトや、その家族の命が助かるように祈りを続けていたのです。
主へアブラハムの必死の祈りが届いたため、助かったのでした。
しかし、そのことに気づかないロトや娘達は、その後、幸せな生活を送ることは出来ませんでした。
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僕は、そんなに聖書が好きでもありませんし、精読もしていないし、信仰もありません。しかし、この逸話はいろんな意味で、今の日本、特に東京にとって、多くの示唆を含んだ内容であると思います。
おきている現実というものが、どういうものかを理解してほしいと、この九ヶ月、僕は訴え続けました。僕の語っている話は、おそらくそんな奇妙な話でなく、ふつうの情報を提示しているだけと思いますが、こうした当たり前の作業をしている人が、日本にほとんどいない。普通に危険が存在していることを認識しないことが、正しいかのごとく、完全に奇妙な言説を振りまく人々がいる。首都圏・全国の土壌の調査データ、ほこりのデータ、尿検査のデータ、健康被害を訴えるさまざまな話を伝え続けても伝え続けても、この問題の認識は、まだ伝わりきっていない。というか、敢えて耳を塞いでいるとしか思えない現象。さらに耳を塞がせる人々もいます。旧ソ連の独裁国家と同じ現象が、21世紀の日本で続く現実です。
僕は身近な一人の人間にもあきらめきれずに語っていますが、十二分に認識しても、決断できない感覚の壁を僕も打ち破れていません。危険を認識する人々でさえ、捨てられないしがらみや思いは、まさにロトの妻が塩の柱になった逸話にシンクロします。僕はあなたを塩の柱にさせたくはありません。
これを打ち破るためには、相当な覚悟をしなければならないと僕は確信しています。一人の人を助けることも、多くの人を助けることも本質的に同じ話なんです。それの閾値をどうやって突破することができるのか、僕は年末のこの日まで、ずっと悩み続けていますが、僕自身が、なんとしてでも、どうしても、この流れをさらに大きなムーブメントにつないでいかなければ、どうにもならないと思います。
僕の中では間に合うのかという問いかけばかりです。一人も全体も。そこにしか、突破口はありません。東京はソドムとなるのか、ぼくにも、あなたにも、皆さんにも追い詰められた日が続きます。
あなたは、来年、どうしますか。
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石川県小松での講演会詳細です。岩手と北海道も講演会を調整しています。
緊急講演会
木下黄太氏講演会in石川・こまつ
放射能は今!
~ 私たちができること、すべきこと
放射能から子どもたちや、未来を
守るために立上りました。
知っておきたい、放射能の本当のこと。
具体的な提案とすべきことを
お伝えします。
講師プロフィール
木下黄太(きのした こうた)
徳島県生まれ。 中央大学法学部卒。
3.11以降、ブログ「福島第一原発を考えます」を書き続け、Facebookで同名のグループを運営(参加者五千人)、
「放射能防御プロジェクト」を立ち上げ関東圏の土壌調査を
行いその実態を発表。放射能問題の実態を取り上げ、
健康被害や汚染状況を取材調査継続中。
日 時 1月16日(月) 10~12時
場 所 こまつまちづくり交流センター
参加料 500円
❤託児室あります。(要予約)❤
主催 放射能を考える会 (特)こまつNPOセンター