「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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都内で、新宿→世田谷在住、姉弟幼児二人とも甲状腺などに腫瘍がみつかる。

2011-12-09 14:06:59 | 福島第一原発と放射能

都内で新宿から世田谷に移転、さらに関西に避難移住した、お子さん二人が甲状腺と甲状腺近くに、腫瘍ができている話です。

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主に東京在住、現在(関西に)避難中です。先週子供に腫瘍がみつかりました。
子供は長女5歳、長男2歳5カ月です。
3月15日13時半の新幹線で東京から大阪に避難し、4月4日に東京都新宿区に戻りました。
ほぼずっと外出はせず、必ず車で移動し、室内施設で遊ばせていました。
6月に世田谷区に引っ越し、9、10月には、1時間程度、マスクをして数回公園で遊んだりしました。
11月は瓦礫処理で空間線量が0.33まであがったのを確認し、家の換気を切り、安定ヨウ素剤を飲ませ、                     11月中旬に避難しています。
避難直前より、二人とも口腔内がはれたため、病院受診。腫れは医師にもみたことないようなもので、                            甲状腺にしこりを発見、血液検査異常なし、エコーで4mmのmassを発見。

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さらに詳しく状況を書きます。
既往症 長女 食べ物アレルギー(卵、乳、青魚の症状強く、他大豆、小麦、)、長男 食べ物アレルギー(卵、乳現在検査中)
3月13日、うがい薬を一口だけ飲ませ、自宅(東京都新宿区)から埼玉県にうつる。とろろ昆布を食べはじめました。
3月15日午前8時頃埼玉県から車で出発し(換気なし)、13時30分の新幹線で東京駅から大阪にむかいました。このとき、ホームなど1時間ほど外にいました。マスク着用なしです。
大阪についてからすぐ、母子三人が特に体がだるく、また翌16日には子供二人とも皮膚炎になり、病院受診。
皮膚炎、だるさとも、回復するのに1週間以上かかりました。
大阪だったので、水は水道水で、食べ物は産地に気をつけ、葉野菜は食べませんでした。
一度だけ、乳製品をとってしまい、産地はわかりません。ケーキ2切れです。
4月4日夕方に大阪から東京にもどり、マスク着用し、東京駅から新宿の自宅までタクシーで戻りました。
自宅はマンションで14階。すぐに拭き掃除し、完璧ではありませんが、換気をとめ目張りしました。
外出はほぼさせず、外出したらシャワーを浴びました。4月は2回だけ外出しました。4月16日に徒歩10分の友人宅へマスクして行きました。滞在は3時間くらいで窓は大きく開いていました。友人宅ではマスクはずしてしまいました。帰宅後から、また母子三人で体がだるくなってしまいました。4月29日にも長女だけをつれてマスク着用で、地下鉄で虎ノ門へ出かけました。外を歩いたのは、全部あわせて1時間程度です。このときは体調に変化はありませんでした。

5月からは、少しずつ車のときだけ、外出するようにしました。週1回程度です。ドライブ程度にしました。
食べ物は産地に気をつけ、京都以西のもの、青森、北海道のものを食べました。また、工場の場所に気をつけて、キノコも工場内生産のものだけ5月まで食べました。
海産物も、九州産を食べていました。6月8日に新宿区から世田谷区に引っ越しました。この日から、家の換気をはじめています。
事故以来、なるべく拭き掃除をしてきました。書き忘れましたが、長女は事故以来一度も幼稚園に登園していません。
7月から、時々マスクをして外出するようになりました。自転車で、5分から20分くらいの児童館などにいきました。
8月には、一度だけですが外に3時間ほどいたときがあります。8月14日の午後でした。
また、北海道の乳製品でつくられた洋菓子をよく食べていました。週に一度、2個程度です。
プールには、夏に5回ほどいきました。1、2時間程度でした。 9月は、2回大蔵の公園で30分程度マスクをつけて遊ばせました。線量は低いほうですが、土壌汚染はそれなりだと思います。風はおだやかでした。
10月くらいから、目の下のクマがではじめ、体力の低下を感じ、急に弱々しくなりました。病院を受診しましたが、被曝ではない、と言われました。このとき、甲状腺にしこりはありませんでした。また、3月以来はじめて埼玉県川口市に戻りました。こちらも、換気を料理とお風呂以外はずっとしなかったので、一通り拭き掃除をし、滞在していました。
しかし、このときから咳がではじめ、滞在中は治りませんでした。
10月後半に、また大蔵公園の、アスファルト部分で30分程度マスク着用でサッカーをしました。 11月2日、再び臨界のニュースを聞き、深夜に安定ヨウ素剤を2錠飲ませ、とろろ昆布も食べさせ、車で東名高速に乗りました。
このまま関西まで行くか悩みましたが、静岡県境までいき、結局引き返してしまいました。
風向きは南風でしたが、この日から、咳が続いています。。そして、口腔内の腫れは、この頃できたと思います。こぶ大の腫れが、二人とも両方の頬内側にあり、痛いそうです。12月にはいり、咳はまだ出続けています。11月4日病院受診。甲状腺に異常なし。
11月18日に関西に避難してきました。最初はまだつらかったけれど、日々体が楽になります。思えば、4月に東京に戻って以来、慢性的なだるさがありましたが、それがかなり薄れました。一度、公園に遊びにいったあとは、咳と鼻水がでました関西でも、ほとんど外では遊びません。
11月30日深夜、口腔内の腫れが痛いと泣き出し、病院受診。腫れを医師に見せるも、今まで見たことがないと言われ、甲状腺にしこりを発見。12月2日に甲状腺腫疑いで血液検査、エコー検査し、血液検査異常なし、エコー検査二人とも4mmのmass発見。長女は甲状腺内部に、長男は甲状腺外部にみつかりました。

重要なことを書き忘れました。
11月4日より、都内で瓦礫の焼却がはじまり、空間線量が0.33まであがりました。
そのあと、0.18になりました。
それまではずっと0.10程度で落ち着いていました。病院受診はその2日後でした。
瓦礫処理による汚染は、無視できない量になっていると思います。
場所は、世田谷区経堂、千歳船橋付近です。

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ある専門家は「当初から、何か放射性物質を、大量に吸い込まれてしまったようですね。安定ヨウ素剤は、症状をはやく悪化させた気がします。」と話します。僕もこのケースはおそらく放射性物質に被爆している状態があって、お子さんたちの状態がよくなかったのだと思います。こういう場合に、安定ヨウ素剤を服用させることが、マイナスになる場合があります。元々、当初のフォールアウトにより影響が出ていて、慢性被爆が続いています。つまり、なんらかの異常が、お子さんたち二人に、そもそも共通している発生している状況なのが根幹です。僕は世田谷や新宿界隈のいろんなお子さんにおきる可能性のある現象が、時間的に少し早まっておきてしまった話だと理解しています。その意味でも、特に三月も都内にとどまり、慢性被爆が続いているお子さんたちにどういうことがおこりうるのか、きちんと考えてほしいと僕は思います。こどもの甲状腺の腫瘍という話は東葛地域からも聞いています。引き続き警戒してください。

症例報告サイト「みんなのカルテ」にも書き込んでください→https://sites.google.com/site/sos311home/

 三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力、僕にメールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp  

 

 

  ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます

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仙台の午前の講演会は、180席が満員となりました。別に六十人近い参加希望者がまだいらっしゃるため、同日夕刻に別会場を予約できないか急遽調整しています。きまり次第お伝えいたします。

仙台講演会夕方の会場を別に設定しました。                           下記のフォームからお申込みください。

12月13日(火) 15時半開場 16時開始~18時

申込専用フォーム
http://kokucheese.com/event/index/23418/

場所:仙台市体育館 (研修室)
    宮城県仙台市太白区富沢一丁目4番1号

アクセス:地下鉄「富沢駅」で下車の後、案内板に従って約5分で到着。

無料駐車場あり:A駐車場限定75台先着(ほか有料Pあります)

会費:500円

託児なし

未来へつなご~会

             

 

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松坂の講演会も残り20人で満員ということです。メールアドレスが届きにくいというお話がありました。もともと間違って空白があいていたようなので、送信できなかった方は、アドレスをご確認ください。
 
「木下黄太講演会 in 松阪 福島第一原発事故後の今」
              
日時 : 12月12日(月曜日) 18時30分開演
場所 : 松阪市カリヨンプラザ 3階 市民活動センター
        
 松阪駅から歩いて8  分。駐車場(無料)もございます。
参加費: 一人500円
託児はご用意できませんが、お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約お問い合わせ
「木下黄太講演会 in 松阪」実行委員会
メール veludousagi@yahoo.co.jp