記者会見の出席を、事実上、強く差し止められました。
腹が立ちますし、悔しいです。
僕自身の立ち位置について、いろんなことを考えて、精密にやっていましたし、
きちんと考えて、対応していたつもりでした。これまでも、対応していたと認識していました。
これまで、このような件については、特にはありませんでしたし。
今回は、制約がかかりました。僕は、言論の自由ということを、深く深く考えます。
制約を無視することも考えましたが、こうしたときに、一時の感情で無理をすることで、大局を見失うことが多いと思います。
とりあえず、今回は断念しました。ただし、断念することで僕にも見えることも多いですし、
実は、自分の船の行き先が、こういう嫌な状況がおきたことで固まることもよくあるのだと思います。
ある意味、僕のやっていることへの皆さんの反応が大きいことが、こうした事態を招いているようです。
これは、必然と言えます。やっていることがいろんな形で大きくなっていることを示唆していると思います。
きょうの記者会見は、放射能防御プロジェクトの医師ネットワークによるものがメインですから、
僕自身は、会見というスタイルに関して、感覚的になれているため、そのサポートをすることと、
橋下市長に関しての問いかけを話す以外に特に内容はありません。
しかも、その内容は、医師の意見と違って、中身は単純な話ですし、新規なものはありません。
元々、会見での役割は大きなものではなかったのです。
だから、ここの会見に僕が出て話すことよりも、ひょっとすると出られなくなったということ自体が、大きな意味を持つこともあるかもしれません。
そして、僕は大きな流れに身を任せて動いているので、今回の奇妙な事態も、似たりよったりな気がします。
僕の意思よりも、大きな流れの中では、その流れで、行くべきところに行くだけのような気がします。
ちなみに、僕が話そうと思っていた内容は、下記のとおりです。前にも出しているような中身ですが、念のため、書いておきます。
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橋下徹市長様
このガレキ受け入れ問題は、放射性物質というものをどう考えるのかということです。
放射性物質は毒の強い花粉、青酸カリよりも毒のある粉塵のイメージです。
この放射性物質が大量に降下したエリアは、相当ひどい汚染状態で、東京ですらウクライナのキエフ並です。
ガレキのある東北地方の宮城・岩手も東京と同程度かそれ以上に汚染されています。
こうした、エリアのガレキには大量に放射性物質があり、運搬、処理することで運ばれてきて、
処理した地域が確実に汚染していきます。
東日本のかなりのエリアが汚染されている以上、放射性物質を、汚染されていない地域にもってこないことは、
その場所を守るだけでなく、東日本に安全な食料を供給する支えを守ることにもなります。
東京が、首都であり続けるのかどうかさえ、実は困難かもしれません。放射能に汚染された街は衰退するのが普通の話です。そうした場合、日本の大きな要となるのは、大阪です。
あらたな日本を、この大阪から作り上げるためには、
この放射性物質を受け入れない姿勢を示すことこそ、実は大きなポイントになると思います。
放射性物質に危惧し、健康被害を訴える人は増え続けています。これは、世の中の大きな流れとなります。
そこで、基本的には「人を受け入れる。ガレキは受け入れない。」
こうしたことこそ、被災地にとっても、安全な食料や仕事を必要とする人々に対して、提示できることと、思います。
しかも、放射性物質が付着しているものを拡散しないのは国際的な常識です。日本政府にその常識がなくても、橋下市長が、身をもってその見解を示していただければ、新たな日本の希望となると僕は思います。
英断を期待いたします。
木下黄太
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