ネット住民は、本当に価値の無い人間が多いことをまた見せ付けられて、がっかりしています。
自分が行ったことや、自分がやりたいことで、他の人と一緒にやる何らかの作業があった。
それをやっていくことで、何かを成し遂げた喜びの感覚を味わいたい気持ちは理解は出来ます。
しかし、それが最終獲得目標に到達していないなら、まともな人なら現況を冷静に分析して、むしろ自分側の状況を冷徹に考えて、どうしたら最終獲得目標に到達できるのか、相手がいるなら、本当にどうやったら勝てるのかということを考えるものです。
そうした思考が完全に欠落している状態です。
デモがある程度は大きくなって、新聞に掲載されて、嬉しくて仕方ない。
しかも中年以降と見られる、Facebookアカウントからの書き込みを読むと、話にもならないと思います。
参加人数に関して、僕が冷静に考えろと書いている事に関して、自分達が何か大きな事を成し遂げたという満足感だけをいい続けてきます。
いいですか、あのデモは所詮、日曜日のデモです。
官邸にも、国会にも、総理も議員も詰めていません。
主がいない場所で、デモを仕掛けているだけです。本当にあいまいな示威行動的な意味しかない。しかも、その緊張感も相手に直接伝えることが存在しない。
そうしたデモにどこまで実効性があるのかどうかは、冷静に考えないとダメだと言っているだけです。
そして「35万人参加」のような妄言まで出始めている。
話にならないを通り越して、「妄想」の域に到達していて、大丈夫なのかという感覚です。
「国会前や、全国でデモに参加されて声を上げられた方に失礼」
「デモが伝える、デモで感じる、モノの方が重要だと思います。意識ですね。その意識が次に繋がる、他に伝染する。デモに意義があるなら、そこです。自身の論拠が整然と成り立たなくなると【アホ】【馬鹿】で締める…情けないとはこのことです。」
こういう類の書き込みばかり続いています。
デモ参加者もしくはデモ参加できていないがシンパシーの強い連中の言説です。
抽象論的に、デモを賛美したいという書き込みばかりが続いています。
そんなものに、実質的な効果などありません。
デモをやって、それが全体として、安保法制案を止める実際的な状態になっていく具体的状況に繋がる方法はあるのか?
直接、安倍総理を退陣に追いこめたり、自民政権を覆すことに、具体的に何か繋がっているのか?
そんなものは、全くありません。全くです。
現実に、世論調査などで、更に安倍政権の支持が続落する傾向さえ、勝ち取れていません。
世論調査不信を言えば済むと思っています。馬鹿すぎて話になりません。
状況は全く甘くないです。というか、相当に厳しいです。
僕のように今は田舎から、普通にまわりを見回して考えられるようなことさえも、考えられない、こうしたデモ参加もしくはデモ参加したい、ネット住民は何なのだろうかと思います。
年配者が多いことからすると、実は「ノスタルジー」という単語しか僕には思いつきません。
こんなことで、何か新しい政治体制が作れる可能性もありませんし、次の選択肢となる政治的存在さえ、作ることのできる可能性も低いです。
35万人妄想を唱える連中ばかりでなく、参加したor参加したい人々のこうした意識は、絶望的なものです。
大人でもないし、社会という存在がどういうものなのか、きちんと捉えようともしない。
こうした人々による社会運動が、現実に勝利する可能性は極めて低いだろうと思います。
具体的に何かを成し遂げるスキームはありませんから。
そうして、こんな糞みたいな見解を表明する馬鹿が多数いると思うと、本当に気持ち悪いし、日本の可能性がないことを痛感させられて、絶望するだけです。
更に言うと、このデモ参加者の殆どの人々は、原発反対はあっても、原発事故で放出された、放射性物質による被曝で、福島でも、そして東京でも、健康被害が起こることを、現実に真剣に危惧している人は殆どいないと思います。
彼らがデモしている国会周辺、経産省前の植え込み土壌が、セシウム合算で1万Bq/kgを超える猛烈な放射能汚染が検出されていたことも、現実としてわかっていないと思います。
そういう人々には、ありそうな反応です。
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こういうデモ賛美者と、次のような文章を書く人の間には、その覚悟と感覚は全く違うと断言しておきます。
「我が家の愛犬ポチが亡くなりました。震災後、一緒に避難をする事が出来ず、大熊町の自宅に置いて来てしまい、5月になってやっと大熊町から連れ出す事が出来ました。しかしその時もうすでに体には異常が出ていました。お尻から血尿が出ていたのです。あれから4年の年月が経って心配していた通り、心臓がかなり弱り、体中が癌で蝕まれて、今週の火曜日亡くなり、次の日ポチが好きだった息子達に連絡をして、お葬式を上げました。大熊町に住んでいた時は、山を息子達と一緒に駆け回っていました。だからもともと心臓が悪かった訳では有りません。原発の事故による放射能汚染、これがポチの命を奪っていった確固たる理由です。地を這う動物が真っ先に被爆をして死んで行き、その後は人間でしょうか?」
この文章を書いた方が、現地での白血病報告と僕とのトークを、土曜に東京、日曜に京都で開催いたします。
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放射能汚染による健康被害の現実をどう認めさせるのか。「被爆者手帳」ならぬ、「被曝者手帳」を作らせたいという思いが強まる、現実に起きている実態。
東京開催は予約枠残席10席程度、お早めに。
世田谷 【9/5(土)夜 「福島で白血病は本当に多発しているのか?」】
福島県からの報告者(県内避難者)を招き、現地でおきている状態に関して、皆さんに伝えます。 あまり語られない白血病の実態。そしてチェルノブイリなどとの比較は? 被曝による健康被害を追い続ける木下黄太のトークを交え、最新情報とのリアル・セッションで、お届けします。
18:15開場 18:45~20:45
奥沢区民センター第一会議室(自由が丘駅徒歩9分。奥沢駅すぐ。世田谷区奥沢3-47-8)
申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325194/
予約で参加費は安くなります。
現地からの報告:木幡ますみ氏(福島県大熊町民 県内避難者)
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京都のみ、トークゲストとして医療従事者も参加いたします。
京都 【9/6(日)午前 「福島で白血病は本当に多発しているのか?」 】
福島県からの報告者(県内避難者)と医療系ゲストに木下黄太も交えて、最新情報とのトリプルセッションを京都で開催します。
9:15開場 9:40~11:40
ひと・まち交流館 大会議室 (下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1。河原町五条下る東側)
申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325604/
予約で参加費は安くなります。
現地からの報告 木幡ますみ氏(福島県民 県内避難者)
トークゲスト 薬剤師 井上玲氏(都内公立病院で抗がん剤治療関連業務も担当、現在は関西に避難移住)
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