「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「1週間でもいいから西へ転地療養してください。」身体症状の自覚がある首都圏人へ、医師からの伝言。

2015-09-07 21:30:52 | 福島第一原発と放射能

【 最近の健康被害で気になる話 札幌の首都圏避難者に相次ぐ重い健康症状 】

【 首都圏放射能避難者で分かる鉄則「妹と医者は逃げ足がはやい」 】

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「おはようございます。メールマガジン楽しく読ませていただきました。例の件、結局メールしないまま3か月も経ってしまい申し訳ありませんでした。今日の講演会までには!と思っていたものの、結局書けずに今日を迎えてしまいました。更に、今日のために仕事の休みも取っていたのに、昨日から急に体調が悪くなり、今までここまで急に状態が悪くなることがなかったので驚いているのですが、今日の講演会は行かれなくなってしまいました。どうしても知りたい内容だっただけに講演会に行かれないのはとても残念ですが、今日は体調の回復に努めます。木下さんもお忙しいと思いますのでどうかご自愛ください。」

これは、土曜日夜に開催した白血病報告会に届いたメールです。実はこの方は、医療関係者で面識もある女性。

しかも、この土曜日にこの参加のために勤務先に休みを申請していて、面識のあるスタッフと始まる前に会食する約束もしていたそうです。

実はこの女性を含めて、欠席者が20人以上いて、その方たちの殆どが、本人か、もしくはお子さんの体調不良で欠席するという話をきちんと書いています。当日、予約なしで来場した人も多くいたため、予定通りの人数で開催はしたのですが、ここまで欠席者が多いのは珍しいです。インフルエンザの時期でもないのに。

文面を読んでいるスタッフは、「間違いなく、本当に何かの体調不良がおきている話ばかりですよ。ウソの言い訳なんて内容は一つもありませんでした。」と話していました。

しかも、割と急な悪化、不調が多かったそうです。

そうすると今度は、都内西部に住む人からもこんな話が聞こえてきます。

「この放射能問題は尋常な話ではないというケースが、身近でもあからさまにおきていますよ。私の子どもの親友が、足が突然痛くなって、ぜんぜん動けなくなり、学校どころか、今は家の二階にも階段で上がれなくなっているの、高校生で。原因が分からない。」

こうした状態を三田医師とも話しました。

「木下さんに前に言いましたっけ。僕の患者さんで、国分寺界隈に住んでいた方がいて、やはりお子さんが、足や体が痛いと言って、動けなくなり、結局学校に行けなくなったことがありました。心因性のことではなくて、原因がわからない。話を聞いていると、同じようなことですね。この方は、礼状が届いていて、こちらに避難してきたことで、劇的によくなったと聞いていますよ。」

「体調不良も、それだけ相次ぐのは、おかしいですね。そうした、急な身体症状の悪化は、被曝による悪影響は、当然に考えるべきでしょう。」

それでは、どうしたらいいのか。

「本当は避難・移住するのが一番ベストです。そうなんだけど、直ちに出来ないというなら、短期間でもいいから転地療養はすすめますね。本音は、3週間は転地をと言いたいのだけれども、そうするとああでもない、ここでもないと言い出して、踏み切らなくなると思うので、とにかく1週間でいいから、転地してください。そうしたら、それでも表面上の身体症状は劇的に緩和することは、よくありますから。少なくとも、そうした話はよく聞こえてきますから。」

但し、これは当面の身体症状の悪化は、好転することは多い話ですが、根本的な改善できるのかどうかはわかりません。

「放射性物質が多くある地域で、医師が対処法の分からない症状展開に悩むことはこれからも多くあると思います。そうした時に、対処法が分からないけど、とにかく一定期間後におさまったら、原因不明でも、それでおしまいにしていることも多いと思うのです。でもね、そうでなくて、それは本当の解決法ではないと肝に銘じるべきでしょう。しかも、とにかく首都圏で、一定の対処でも治らないと考えた時に、まずは西日本などに転地して状態の変化を見たほうがよいです。昔は、結核で転地なんて当たり前のことだから。放射性物質のあるところから、殆ど無いところへ転地療養するのも、ごく自然な考え方だと思います。」

重ねて言いますが、三田医師の話している話は最低線の対応ということです。これだけは、どうしてもしなさいという感覚。

僕は、更にこう言います。

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から四年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp


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10/18(日)に岩手県盛岡市ではじめて講演会を開催いたします(過去開催は岩手県花巻市のみ)。

また、翌日、10/19(月)に秋田市でも講演会開催いたします。

週末に、告知記事を出しますので、お待ちください。

また、岡山で、今月後半に参加者人数を限定した、ミーティング形式の会を開催します。これはまもなく、一般に告知いたします。

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