福島県を軽蔑するしかない状態が続くのは、こんなどうでもいいことばかりを押し付けてこようとする、その意識が疎ましいからです。
「差別を怖れていた」県民は、こんな意味なき「風評対策」を喧伝する行政マンに直面し、絶望がさらに深まるでしょう。
「新生ふくしま復興推進本部会議」による「風評・風化対策強化戦略」の資料をご覧下さい。
「感謝」とか「挑戦」、さらに「共感」、抽象的な文言の連発で、実質な内容は少ない。
しかも見にくいペーパーで、出来の悪い広告代理店の企画書を見せつけられているのと同じ感覚です。
こういうことを仕掛けている、福島県の役人達が本質的に頭が悪いことは、よくわかるペーパーです。
そうした連中が、狙っている具体的な話はこういうことです。
■県産品の販路回復・開拓
△量販店や流通事業者へ直接伝える取組の強化
△商談機会の充実・県産品フェア
△県内における消費拡大
△学校給食の県産食材利用率の向上
△首都圏消費者対象のモニターツアー
△"ふくしまプライド"という農林水産物の統一的な発信
■観光誘客の促進
△食と連携した観光誘客の強化
△フェイスブックなどを活用した海外発信
■教育旅行の回復
△首都圏や近県の学校、教育委員会などへの訪問活動
とにかく、狙っているのは、学校給食では無理矢理でも、福島の食材を食わせるぞと言うことです。僕には、「殺人鬼」的な言い草にしか聞こえませんが。
放射性物質に汚染可能性がある食材を強制的に子どもに食べさせようとする感覚。怖ろしいです。
また、「風評」に対抗して、福島の食材を、"ふくしまプライド"という言葉で、PRする感覚。戦前よりも、酷い感覚の文言に思えます。僕には、正気と見える話はまるでありません。何が、プライドなのか。
つまり、「"ふくしまプライド"である、福島の食材を、子どもは食べろ」という特攻精神が開陳されています。
さらに「食と連携した観光客誘致」などという文言を見ると、妄想もどこまで進むのかなとしか思えません。
こんな話をFacebookで発信すると、海外からどんな目で見られるのか、ぜひお試しください。SNSをこの福島県の役人達が如何になめて考えているのかもよくわかります。
そして、修学旅行などに来させるために、奴らが働きかけるのは、どうやら首都圏と近接県に絞ってきているようです。非汚染地まで行くのはコストもかかるし、実際にそんなに福島までは来るはずもない。それは学習済み。福島に物理的に来ることのできる首都圏などの学校を1校でも多く、1人でも多くの子ども達を、汚染地に引きずり込もうとする意図が、はっきりと分かります。
そうしたターゲットの対象が、同じ放射能被害にある地域に絞りつつある気さえします。
いずれにしても、人間というのは、権力側という存在になると、どこまで「悪」となるのか、その本質の片鱗が、こうしたペーパー1枚からも、浮き上がってくるということです。
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【 最近の健康被害で気になる話 札幌の首都圏避難者に相次ぐ重い健康症状 】
【 首都圏放射能避難者で分かる鉄則「妹と医者は逃げ足がはやい」 】
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東京でも、同じようなミーティング形式を開催していますが、その方がいろんな方たちと話せることも多くなるため、首都圏避難者の多い岡山でも、同様なスタイルで開催する事に致しました。
30人限定と書いていますが、残席は既に20席ですので、お話がしたい方は、至急予約してください。
【9/26(土)木下黄太と話す被曝問題 in 岡山】
13時10分開場、13時30分開始、16時00分終了予定
きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)7階706会議室(岡山市北区南方2丁目13-1)
申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/331165/
※座談会参加者の駐車場利用は、施設から禁止されています。車でお越しの方は近隣の有料駐車場をご利用ください。入庫はできてしまうのですが、施設や他の利用者にご迷惑がかかる上、講演会主催団体が今後の施設利用を禁止されてしまいます。ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
なお、翌日は徳島で、三田医師と「とくしま定住支援ネットワーク」が主催する会合に参加します。これは、避難者で参加希望がある方は、直接お問い合わせください。⇒http://www.tokushima-teijyu.net/
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から四年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp」