「放射能防御プロジェクト岡山&放射能防御プロジェクト中国でも中心で活動していて、長沢節氏の開講したセツ・モードセミナー出身の愛弟子。ファッション・イラストレーターで著名な森本美由紀さんが、2013年10月10日(木)午前8時15分、55歳の若さで永眠されたそうです。」
こうした情報は以前もお伝えしていたと思います。
森本さんは、ファッション・イラストレーターとして80年代から近年まで、雑誌『mc Sister』『Olive』『25ans』『VOGUE』等で活躍し、トップクラスの人気があったと紹介されている方です。
グーグル検索で、森本さんのイラストを確認してください。
特に80年代から90年代に掛けて、女性誌で展開された、ファッションイラストというジャンルで、森本さんが中心的な存在であったことがわかります。バブル華やかな時も、彼女のイラストは時代のシンボルとして機能した部分があり、このイラストを見れば、おしゃれな女性達にはよく知られた存在であったイラストだということはよくわかります。見たことのある、おしゃれなイラスト。
そして今月27日まで、東京・文京区の弥生美術館で『ファッション・イラストレーター 森本美由紀展』として、大掛かりな回顧展が開催されています。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
僕はこの森本さんと、岡山で数回お会いしていて、最初はどういう方が存じ上げなかったのですが、放射能防御プロジェクト岡山の中で、明瞭な意見を言われ、活動にも事務方的に積極的に関わっていただいた女性として、強く印象に残っていました。また、亡くなる三ヶ月前に、バンダジェフスキー博士の岡山講演会で、スタッフとして受付などを手伝って頂いていた御顔は見ていて、次への移動で時間もないため、そのまま特にお話もせずにいたのが、まさか森本さんにお会いするのが最後になるとは思いもよりませんでした。
森本さん自身は、原発事故前にご自身のご都合で、東京から地元の岡山に戻られていましたが、原発事故後の状況を懸念して、原発反対のみならず、ガレキ拡散反対や被曝回避に積極的に関わられた方だったということです。身のまわりで、東京の方たちにも、岡山への移住などをすすめられていて、手助けもなさったことも聞いています。
そこには、ある種の覚悟があり、僕も地方でお会いする方としては、これだけ明確に意識がある方は、とても貴重だと感じていました。その後に、女性達を虜にしたファッション・イラストを描いていた方が、森本さんだと知り、大変に興味深く思っていました。
今回は、こうしたイラストを描いていた森本さんが、次のような発言もグループ内でしていたことを御紹介しておきます。
森本さんの展覧会も、いまだに首都圏にいる方には、ご覧になることはおすすめしたいと思います。
(汚染の少ないエリアの方におすすめするのは、森本さんの感覚とずれるとも思いますので)
下記は岡山グループ内での発言です。
アート感覚の強い方が、政治性も意識しているという発言。ヨーロッパでは珍しくもないことですが、日本ではなかなかこうした創作家がいないのが現実です。
そうした観点でも、森本さんがいなくなっていることは、とても辛いことだと僕は感じています。
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「岡山の市民団体の方達が中高生をボランティアで宮城県に連れて行ったようです。
岡山の子供達には不用意な被曝を避けて欲しいと思います。
このような事を、止めてもらいたいと思いますが、具体的にはどうしたら良いんでしょう・・・皆さんの意見をお聞きしたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。」(2013年4月の書き込み)
「北九州市が危ないです。
17日に(この休みの間に)本焼却がはじまってしまいます。
私はどうしてもまだ汚染の少ない西日本が汚されていく事に納得出来ないです。
現地には行けないのですが
電話やファックスで反対というだけでも違うのではないでしょうか?
対話等なく、市長を警察官に守らせて、
反対の人達の事を小数派と押し切って行く北九州市や大阪市のやり方おかしいです。
数が足りないのなら少しでも電話して抗議してみたいと思います。
お手すきのときに皆さんもよろしくお願い致します!!」(2012年9月の書き込み)
「国が進めて行く事の優先順位がものすごくおかしいと思います。
まずは、福島の原発事故からどのように国民を守るか
ここに尽きるでしょう。全力で真逆の政策取って行く訳ですよね。
時間はどんどんくだらない事に使われ行くばかりで
正直政治家達には辟易しています。
大体今の、アメリカ従属ばかりの政治家の決める改憲なんて
問題あるの目に見えてます。
まず、脱原発を目指す政治家でなければ、改憲は許したくないです。
信じられませんね。」(2012年5月の書き込み)
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【 「子どもがまだ幼いので出来るかぎりのことをしたいと思っています。」悪性リンパ腫と診断された移住女性からの報告 】
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秋田は3年半ぶりに伺います。
【10/19(月)木下黄太講演会in秋田】
「原発事故の放射能影響 チェルノブイリとの比較」
10月19日(月)午後6:00~8:00
秋田市にぎわい交流館AU(あう)4階研修室1
秋田駅西口から徒歩10分 新・秋田県立美術館隣接 秋田市中通一丁目4番1号
参加費 無料 (主催団体の意向で無料。資料代のみ300円。)
主催: 環境と暮らしを考える集い(問い合わせ:村上 090-7567-2562 lazycat@ed.akita-u.ac.jp)
「福島県で行われている小児甲状腺検査では、放射能で汚染される以前と比べ、多くの患者数が報告されています。急病人の数や救急車の稼働率があがっている地域もあります。チェルノブイリの影響で17年ほどの期間に百万人近い死者が出ている(『チェルノブイリ被害の全貌』岩波書店)という研究もあります。健康被害の現状は、そして今後は?
2011年から土壌調査や健康被害に関する情報の集積にあたり、低線量被曝問題を専門とするユーリ・バンダジェフスキー博士(写真下)の講演を行った気鋭のジャーナリスト木下さんがテレビや新聞では知ることのできない、今後の私たちにとって大切な情報を話してくれます。近年の、ウクライナの首都・キエフでの映像報告もあります。」主催者より。
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残席は3席。今週末土曜日開催。
【9/26(土)木下黄太と話す被曝問題 in 岡山】
13時10分開場、13時30分開始、16時00分終了予定
きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)7階706会議室(岡山市北区南方2丁目13-1)
申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/331165/
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岩手県の盛岡市で初開催。
【10/18(日) 木下黄太講演会 in盛岡】
13時半―16時 (開場・受付13:15~)
会場:盛岡市アイスアリーナ 第2会議室
(盛岡市本宮5-4-1 Tel:019-658-1212)盛岡駅からのバス路線:盛岡駅前東口10番バス乗場より盛南ループ「200」下川原先廻りに乗車→アイスアリーナ前で下車 所要時間約11分
申込み&詳細⇒http://www.kokuchpro.com/event/45195674a463dbf0d0d26888a4c69516/
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