「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

【合言葉は「除染はムダ」】飯館村で除染した汚染土等の土のう数十袋、河川氾濫で流出という想定内事態。

2015-09-11 23:55:33 | 福島第一原発と放射能

分かりきっていたこととは言え、合言葉は「除染はムダ」を再度確認する話です。

木曜日は鬼怒川上流域で、大雨となり、下流の茨城県常総市は壊滅的な打撃を受けています。20人以上の方が行方不明のまま、安否が気遣われています。

また、放射能的に考えると、鬼怒川上流域の放射性物質が大量に急速運ばれて、このエリア一帯に更に汚染を広げていると考えられます。

これも、憂慮すべき状態でしょう。

政府がはじめて公表した河川決壊の情報収集衛星画像を引用します。情報収集衛星の画像は公開されないものでしたが、災害対応活用目的などで、公開することを政府は決めたばかりです。まあ、他国や民間から、当たり前に流れてくる時代ですから、遅きに失した類の話ですが。

そして、宮城県。大崎市を流れる渋井川の堤防が決壊、ここも数百世帯が冠水している状態です。

また、福島にも被害が及んでいます。

懸念される原発本体の大雨や洪水による影響は、木下黄太メールマガジンで、専門家見解などをお伝えいたします。


世界は警戒しても、日本は無警戒なままに、大雨で福島第一原発本体周辺から相当量の放射性物質が流出していてるのではないのかという疑問。

被曝関連などの重要情報は木下黄太メールマガジンでのみ、毎週金曜夜に配信しています。

ブログよりも、より明確に、より興味深い内容です。ぜひ購読を⇒⇒⇒http://www.hoshanobogyo.com/


環境省が明らかにしたところでは、飯館村で除染作業の結果、はぎとった土壌や草を、「フレコンバッグ」と呼ばれる土のうにつめていました。これを仮に置いていた場所から、新田川が氾濫して流され、数十袋が流出している模様です。勿論、中には高濃度に汚染されている放射性物質があり、下流域に流されていく可能性も考えられると思います。

除染はムダと分かりきっていることなのですが、改めてこうした事態が起きると、なんのための除染なのか、皆目理解できない状態だということです。しかし、想定内としか思えない放射能汚染再拡散、自然災害や台風大雨洪水の多い国土であることを考えて、なぜ役人がこんな馬鹿げたことを続けるのか、不可解としか言えませんし、まったく正気ではない意図が存在するのだろうと僕は思います。


=========================================================

東京でも、同じようなミーティング形式を開催していますが、その方がいろんな方たちと話せることも多くなるため、首都圏避難者の多い岡山でも、同様なスタイルで開催する事に致しました。 

30人限定ですが、残席は既に10席ですので、お話がしたい方は、至急予約してください。

 【9/26(土)木下黄太と話す被曝問題 in 岡山】

 13時10分開場、13時30分開始、16時00分終了予定

きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)7階706会議室(岡山市北区南方2丁目13-1)

申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/331165/

※座談会参加者の駐車場利用は、施設から禁止されています。車でお越しの方は近隣の有料駐車場をご利用ください。入庫はできてしまうのですが、施設や他の利用者にご迷惑がかかる上、講演会主催団体が今後の施設利用を禁止されてしまいます。ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

 なお、翌日は徳島で、三田医師と「とくしま定住支援ネットワーク」が主催する会合に参加します。これは、参加希望がある方は、直接お問い合わせください。⇒http://www.tokushima-teijyu.net/

====================================================