「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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沖縄避難者から聞こえてきた高度心奇形と小頭症、両側先天性水腎症の赤ちゃん。本日午後沖縄市講演。

2013-04-06 02:08:47 | 福島第一原発と放射能

 

本日、午後に沖縄市講演をおこないます。僕は言うべき事を、変に配慮して、止めて言わないことは致しませんので。よろしくお願いします。予約のない方も直接おいで下さい。

【4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市】★『放射能汚染の現状と対策』

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)ホール 14:00~16:30(開場13:30、質疑応答含む)駐車場:有(無料)


沖縄県内からの身体の異常について、信頼に足る情報ルートから下記の内容が届いています。一つの事例以外は、事故発生当時は、関東圏にいた人たちが、避難などで、現在は沖縄で生活していて、異変が起きている報告をされています。

特に奇形、産まれた赤ちゃんに異常がある話が、複数聞こえてきております。去年に、誕生しているお話です。

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◎2012年誕生した女児、高度心奇形と小頭症。母親は首都圏から2011年秋に避難移住。避難後の妊娠。県内で数回の手術を経て現在も通院中。

◎2012年8月誕生した男児、ファロー四徴症(先天性心奇形の一つ)にて手術2回。現在は自宅にて経過観察中。ご一家全員沖縄県民、家族歴や旅行もなし。(父親・祖父から聴取した話です、ここは先天性心疾患の赤ちゃんが多く「他にも似たような子がこんなにいるんだ」との感想。最近では手術待ちの赤ちゃんは他院で待機入院との話も。)上のお子さんがまだ幼く、乳加工製品を摂取することが多いご家庭。

◎2012年9月誕生した男児、出生前から両側先天性水腎症にてフォローされていた。北関東在住で夏に出産のために沖縄へ。病院にて経過観察中。

◎上症例の母親。出産後の12月にアナフィラキシーで夜間救急外来受診。アレルギー既往なし、初めての発作。「乳製品のデザートや料理が多かった日なので、牛乳アレルギーでしょうか?」とご本人の弁。2日後、体幹部中心に酷い湿疹で外来受診。

◎今年度いっぱいで関東に戻るという母子避難者。その前に甲状腺検査をしておきたいと来院。避難は2011年5月、残っていた父親も来沖時に検査、家族3名とものう胞あり。

◎甲状腺エコーで多発のう胞がかなり出ているようです。三十数名の受診で「要精査」が4名

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エコーをして、さらに甲状腺の精査をしないとならない避難者が、一割はいるということです。しかものう胞が多発しているのは、避難母子であたりまえに認知できる状態ということです。

心奇形がチェルノブイリ事故の後に増えたことは常識ですし、小頭症などが増えている報告も、チェルノブイリから200キロ以上は離れた汚染地ウクライナのロブノ州であったそうです(Wertelecki W. Malformations in a chornobylimpacted region. Pediatrics, 125(4)e836-e843)。勿論、原爆小頭症という言葉からもわかるように、強い放射線被爆で、小頭症がおきることは、従来から知られている話です。

水腎症も先天的に尿の経路に異常が出ているケースで、これも現地では、産まれてきた赤ちゃんによく報告されている事例に過ぎません。

但しこうした先天的な奇形の幾つかのパターンの報告が、避難者の母親たちが去年出産している事例の中であり、これが沖縄から聞こえてきた状況があることは、皆さんにも認識して頂きたいと考えます。

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レキ焼却終了の北九州。総括で明日、日曜に伺います。

【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 13:30~15:30(開場13:00)  

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/ 

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 東京電力が、4/5に、福島第一原発でおきていた問題事象を伝えています。下記の通り。

 (1)4/5の18:30頃に、正門付近の放射能測定装置から異常警報。東電は2日前に誤作動で誤った警報を出したとして、機械を予備装置に変更。この予備装置がまた異常警報。また誤作動と言う。

 (2)地下貯水槽NO2から汚染水が漏れていると4/5に発表。およそ6000Bq/㎤の汚染の模様。

 (3)4/5の午後に3時間、3号機の使用済み燃料プールの冷却装置がおよそ3時間停止。東電は先月の冷却停止は、ネズミのトラブルと説明し、今回、その対策工事をしており、そうした工事での、電源関係トラブルと説明。

2年も経過して、こんなことが同じ日に立て続けにおきているのが、福島第一原発のリアルです。僕は、現況の体制では、もはや無理だなとさらに痛感します。説明が全部本当かどうかも疑いながら。

福島は言うに及ばず、首都圏の危険も大きいままです。露呈しています。

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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」   

 健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒ 

 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

   講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

     事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。




 



「再生不良貧血」や「特発性間質性肺炎」等の難病が2011年度に増加傾向。あす沖縄講演&密談報告。

2013-04-05 08:02:15 | 福島第一原発と放射能

 沖縄でも、昨日午後から深夜まで、密談を複数回おこないました。

ある密談は沖縄でおきている疾病の状態について。避難者の中で上がってきているいろんな症例に関しての意見交換を致しました。

また、沖縄とは直接関係のない話なんですが、東京の有力な人たちが、被曝問題をどう考えているのかという話も致しました。「その話は分かるんだけど」「福島では口にできない」「でもね。。。」実質的に、こういう感じで内容を受諾しながらも、ごにょごにょと言い訳が始まり、実質的に何も動かないということです。

こうした誤魔化しが今の日本の本質と思います。

情けないです。

 

あす土曜日!沖縄での放射能防御とその問題点も語ります。 

【4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市】★『放射能汚染の現状と対策』

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)ホール 14:00~16:30(開場13:30、質疑応答含む)

料金:800円(小学生以下無料)駐車場:有(無料)

  申し込み方法:kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)。

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レキ焼却終了の北九州。総括で明後日、日曜に伺います。

【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 13:30~15:30(開場13:00)  

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/ 

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特定疾患医療受給者証交付件数=難病と認定されている方の人数です。難病というものは、その病気、その病気でいろんな捉え方があるため、一概には何も言えませんが、しかし興味深いです。
これは、難病情報センターhttp://www.nanbyou.or.jp/のデータです。このデータを見ていると、平成23年度=2011年度の増加傾向が、顕著になっている疾患が多い気がいたします。たとえば従来より増加傾向にある難病は、毎年増加していくものなのですが、その増加数が23年度に跳ね上がっているものが多いような気がいたします。ただし、平成22年度は、福島県や宮城県では、震災影響でデータが欠落している状態らしいですので、その分は少なくなっています。この欠落による22年度の実数の落ち込み部分をどう忖度するのかが難しいのですが、平成23年度=2011年度のデータを確認すると、その欠落を考慮しても、増加幅が大きい気がいたします。

例えば、僕らが最も心配している血液の難病や呼吸器の難病は次のような感じです。

「再生不良貧血」の前の年度より増加した数の推移は、

20年度⇒21年度⇒22年度⇒23年度

+139⇒+178⇒-62⇒+731

「特発性間質性肺炎」は、

+405⇒+661⇒+225⇒+1169

再生不良貧血は、『チェルノブイリの長い影』http://nucleardisaster.web.fc2.com/06.htmlには次のような記述があります。「ウクライナの国立小児医療・産婦人科機関の研究によると、たとえ低線量でも電離性放射能に汚染された地域に住む妊婦においては、胎盤への放射性元素の蓄積が見られた。別途、ウクライナとベラルーシの研究によると、汚染地域に住んでいる女性においては、比較的汚染の少ない地域に比べ著しく高い率で流産や妊娠合併症、再生不能性貧血、早産などが起こっている。(Petrova他およびHulchiy他の研究)」

特発性間質性肺炎に関しては、以前も記事でお伝えいたしました。http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/09640aef9855e69b885497d54f7da5ea

難病情報センターの説明は《「呼吸」は吸った空気(吸気)を、気道を介して、肺の奥にある「肺胞」と呼ばれる部屋に運び、肺胞の薄い壁の中を流れる毛細血管中の赤血球に酸素を与えると同時に二酸化炭素を取り出すガス交換をし、それをまた呼気として吐き出す運動で、生きていくために欠かせない作業です。間質性肺炎は、さまざまな原因からこの薄い肺胞壁に炎症をおこし、壁が厚く硬くなり(線維化)、呼吸をしてもガス交換ができにくくなる病気です》ということです。

日本呼吸器学会によれば「間質性肺炎の原因はいろいろで、膠原(こうげん)病、薬剤、じん肺、放射線、ウイルスなどの微生物などがありますが、原因不明のものを特発性間質性肺炎といいます」ということです。

 

 

疾患名

平成20年度平成21年度平成22年度平成23年度
  増加数 件数 増加数 件数 増加数 件数 増加数 件数
ベーチェット病 420 17,346       347 17,693  -403 17,290  1,161 18,451
多発性硬化症 777 13,435 792 14,227 265 14,492 1,648 16,140
重症筋無力症 806 16,431 694 17,125 189 17,314 1,695 19,009
全身性エリテマトーデス 1,251 56,272 981 57,253 -999 56,254 3,299 59,553
スモン -47 1,804 -48 1,756 -128 1,628 -20 1,608
再生不良性貧血 139 9,301 178 9,479 -62 9,417 731 10,148
サルコイドーシス 693 19,279 871 20,150 118 20,268 1,893 22,161
筋萎縮性側索硬化症 292 8,285 207 8,492 -86 8,406 586 8,992
強皮症、皮膚筋炎及び多発性筋炎 1,995 39,970 1,678 41,648 585 42,233 3,600 45,833
特発性血小板減少性紫斑病 -212 22,945 -92 22,853 -633 22,220 1,571 23,791
結節性動脈周囲炎 706 6,459 726 7,185 415 7,600 1,328 8,928
潰瘍性大腸炎 7,728 104,721 8,585 113,306 4,549 117,855 15,688 133,543
大動脈炎症候群 141 5,489 83 5,572 -134 5,438 391 5,829
ビュルガー病 -161 7,789 -198 7,591 -444 7,147 135 7,282
天疱瘡 256 4,341 216 4,557 91 4,648 437 5,085
脊髄小脳変性症 1,165 22,239 994 23,233 57 23,290 1,757 25,047
クローン病 1,917 29,301 1,590 30,891 761 31,652 3,069 34,721
難治性の肝炎のうち劇症肝炎 -5 257 9 266 -56 210 39 249
悪性関節リウマチ 170 5,905 144 6,049 -158 5,891 411 6,302
パーキンソン病関連疾患 6,347 98,356 6,044 104,400 2,237 106,637 9,899 116,536
 1)進行性核上性麻痺 - - - - - - - -
 2)大脳皮質基底核変性症 - - - - - - - -
 3)パーキンソン病 - - - - - - - -
アミロイドーシス 57 1,323 96 1,419 86 1,505 231 1,736
後縦靱帯骨化症 1,375 27,846 1,445 29,291 356 29,647 2,396 32,043
ハンチントン病 34 762 34 796 2 798 48 846
モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症) 648 12,241 644 12,885 107 12,992 1,473 14,465
ウェゲナー肉芽腫症 140 1,511 96 1,607 64 1,671 163 1,834
特発性拡張型(うっ血型)心筋症 1,122 21,027 1,107 22,134 -11 22,123 2,263 24,386
多系統萎縮症 510 10,737 382 11,119 -23 11,096 701 11,797
 1)線条体黒質変性症 - - - - - - - -
 2)オリーブ橋小脳萎縮症 - - - - - - - -
 3)シャイ・ドレーガー症候群 - - - - - - - -
表皮水疱症(接合部型及び栄養障害型) -10 323 6 329 -14 315 23 338
膿疱性乾癬 61 1,599 36 1,635 44 1,679 144 1,823
広範脊柱管狭窄症 222 3,635 351 3,986 232 4,218 523 4,741
原発性胆汁性肝硬変 908 16,112 944 17,056 242 17,298 1,756 19,054
重症急性膵炎 -8 1,131 54 1,185 -53 1,132 455 1,587
特発性大腿骨頭壊死症 545 12,802 514 13,316 160 13,476 1,204 14,680
混合性結合組織病 370 8,658 358 9,016 12 9,028 911 9,939
原発性免疫不全症候群 17 1,117 45 1,162 -15 1,147 139 1,286
特発性間質性肺炎 405 5,020 661 5,681 215 5,896 1,169 7,065
網膜色素変性症 679 25,435 517 25,952 -656 25,296 1,638 26,934
プリオン病 10 375 49 424 68 492 14 506
肺動脈性肺高血圧症 117 1,140 132 1272 288 1,560 409 1,969
神経線維腫症 287 2,763 227 2,990 122 3,112 302 3,414
亜急性硬化性全脳炎 -1 93 2 95 -8 87 4 91
バッド・キアリ(Budd-Chiari)症候群 -1 241 7 248 -16 232 29 261
慢性血栓塞栓性肺高血圧症 87 977 128 1,105 183 1,288 302 1,590
ライソゾーム病(ファブリー(Fabry)病含む)  88 644 86 730 30 760 108 868
副腎白質ジストロフィー -4 167 9 176 -3 173 14 187
家族性高コレステロール血症(ホモ接合体) - - - - - 120 21 141
脊髄性筋萎縮症 - - - - - 514 105 619
球脊髄性筋萎縮症 - - - - - 686 202 888
慢性炎症性脱髄性多発神経炎 - - - - - 2,328 658 2,986
肥大型心筋症 - - - - - 2,239 540 2,779
拘束型心筋症 - - - - - 18 8 26
ミトコンドリア病 - - - - - 764 181 945
リンパ脈管筋腫症(LAM) - - - - - 335 104 439
重症多形滲出性紅斑(急性期) - - - - - 48 10 58
黄色靱帯骨化症 - - - - - 993 639 1,632
間脳下垂体機能障害(PRL分泌異常症、ゴナドトロピン分泌異常症、ADH分泌異常症、
下垂体性TSH分泌異常症、クッシング病、先端巨大症、下垂体機能低下症)
- - - - - 11,764 3253 15,017
合計 32,036 647,604 31,731 679,335 27,385 706,720 71,458 778,178

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」   

 健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒ 

 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

   講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

     事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。



3/15以前に東京より一時避難、3/20と4月上旬に帰京した30代女性、甲状腺1.2センチ腫瘍。福岡密談報告。

2013-04-04 02:28:59 | 福島第一原発と放射能
 福岡で夜に密談を行いました。密談といっても、この被ばくの問題を考える、福岡や熊本の人達、数人で話し合った感じです。マスコミ関係者もいたため、いろんな形で仕掛けを作れないのかという話になりました。これは、特に九州の拠点、福岡での話です。

◎ もっと敷居を低くして、誰でも参加しやすいような被曝対応がわかる場をつくれないのか。
◎ できたら飲食店のようなスタイルで入りやすいものはつくれないか。
◎ 被曝を懸念する有名クリエーターの皆さんをとりまとめて、何かできないか。
◎ マスコミ組織にいる人間で、被曝を懸念している情報ネットワークはたちあげられないのか。
◎ 博多には富裕層の避難者や夫が有力な仕事をしていて妻子だけ避難も実は多い。こうした人たちもうまく巻き込めないのか。

という様な、福岡で何か前向きにしかけられないのかという感覚の話です。具体的に達成可能な話もありましたし、難しい話もありましたが、前向きの提案は多かった気がしています。

福岡というのは、良くも悪くも都市なんです。東京に似ている部分も多く、それが都市として進んでいるところでもありますし、懸念されるところでもあります。しかし、飛行機、新幹線の利便性もよいですし、海外からの直行便が増える傾向にあるそうで、この被曝の問題を考えた際に、今ある基盤を有効利用し、東京を代行できる部分がある大都市として、福岡は真っ先に名前があがると思います。

こうした点からも、福岡で何か仕掛けられないのか、今後も模索は続くと思います。

甲状腺の疾病報告は続きます。この女性は3/15前に東京より西日本へ早期避難。しかし、3/20と四月上旬に都内に一時帰京されています。この方の甲状腺に腫瘍がありました。原因はわかりませんし、以前からあった可能性は否定はできません。しかし、数年前に彼女がうけた検査では、特に異常はなかったそうで、3.11以降に、この腫瘍はできた可能性が大きいとご本人は認識しています。過去に甲状腺の疾患をいわれた家族はいないそうで、遺伝的な話はないようです。

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先週、甲状腺検査に行き、エコーとCTで12ミリの腫瘍がわかりました。
良性か、悪性かは、来週の抗サイログロブリン抗体他の結果を待たないといけないのですが
(細胞診もおそらく来週かと思います)、
3/15より前に東京を離れた自分でも……と驚いています
(ただし、3/20の午後に3時間だけ東京に戻りましたが完全防備、
また、4月上旬の10日間ほども東京にいました)。
抗サイログロブリン抗体は、その前の健康診断でも高く、360ありました。
それが受診のきっかけにもなったのですが、
今回は、甲状腺刺激ホルモンも多く、橋本病の診断も下りました。
 
30代後半、独身。
3/11までは疲れやすさはあっても風邪も引かないくらいでした。
西に来て安心してしまったこともあり、
気をつけているつもりでも内部被曝はいろいろあったかもしれません。
2011年の6月くらいまでは下痢、しこり、紫斑(一度)など
体調不良はありましたが、西日本にいるとよくなってくるからです。
被曝の実感はあり、甲状腺機能低下はあるかと思っていましたが、甘かったですね。
また数ヶ月に一度は仕事で上京し、青山近辺に滞在していました。
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3/15は免れていても、3/20の短期滞在と4月上旬の10日間の滞在がどうなったのか気になります。3/20は降下は多いですし、4月上旬も、多く降下している日があります。

いずれにしても1.2センチの腫瘍は大きいです。これが震災後の異変なのかどうか、気になります。

沖縄講演は明後日の土曜日になります。

この土曜日!沖縄での放射能防御とその問題点も語ります。 

【4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市】★『放射能汚染の現状と対策』

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)ホール 14:00~16:30(開場13:30、質疑応答含む)

料金:800円(小学生以下無料)駐車場:有(無料)

  申し込み方法:kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)。

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レキ焼却終了の北九州。総括で日曜に伺います。

【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 13:30~15:30(開場13:00)  

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/ 

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吸気被曝の危険が、圧倒的に大きい現実を、東京の人々はいつまで直視しないのか。

2013-04-03 07:50:00 | 福島第一原発と放射能

 この土曜日!沖縄での放射能防御とその問題点も語ります。 

【4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市】★『放射能汚染の現状と対策』

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)ホール 14:00~16:30(開場13:30、質疑応答含む)

料金:800円(小学生以下無料)駐車場:有(無料)

  申し込み方法:kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)。

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レキ焼却終了の北九州。総括で日曜に伺います。

【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 13:30~15:30(開場13:00)  

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/ 

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  今回、放射能の話を言い続けていて、何度書いても何度書いても、認識をしていただけないことがあります。結局、首都圏、東京で、そのままいて大丈夫なのかどうなのかということに一番関わることだから、書き続けます。

 被曝を気にしている人でも、結局、食べ物と飲み物を気を付ければ何とかなるのではないか、なる筈だという幻想にしがみついている方たちがいます。勿論、食べ物と飲み物を気を付けることは必要です。それは、意識して行えば、行えることですから。実は本当は容易な話です。産地に一定程度気をつけて、食材の選択を続ければ、大きく体内汚染されることはありえません。東京・首都圏のような、食の流通が多いエリアなら、選択肢もありますから、贅沢を言わなければ、なんとかなるでしょう。高級スーパーなどではあきらかにその路線にシフトしている感じも致します。

 でも、これは根本的な話ではなくて、最低限の話に過ぎないということです。

 食で放射性物質をとった場合、その放射性物質の一部は体内に留まる可能性がありますが、大半は排出されます。つまり、放射性物質は、食を通して体内摂取した場合、余程、高濃度なものをとり続けない限り、身体に影響の出るほど残存する可能性は低いです。つまり、一定程度、防御して、食べるものに制約を掛ければ、東京・首都圏で、食による明確な被曝はなかなかないと思います。つまり、首都圏でも防御は可能です(何にも考えずに今までのように食べ続ければ、当たりくじにあう可能性は否定できませんが)。

 でも、東京での防御は難しいんです。なんの防御が難しいのか。それは吸気です。圧倒的に吸気の被曝のリスクは高いのです。

 まず吸気は、空気清浄器などで室内の汚染を一定程度下げることは可能です。しかし、一定程度下げることしかできません。完全に回避することは不可能に近いです。

 僕は、3.11以降、とにかく東京にある自宅に戻っても窓を開けることはありません。どうしてかというと、あけるとその吸気によるリスクが増えることはありえても、減ることはないからです。空気清浄機は滞在時はずっと廻しています。それがある意味、命綱になっていると考えているからです。しかも、都内に行くたびに喉の異常が必ずおきることになったため、マスクは外せなくなりました。それでも、完全に回避はできません。だから、時間の限定論しか方法がありません。

 食の被曝は、便や尿で排出されるという逃げ道があります。しかし、吸気被曝は、喉から肺に入り、そこからリンパや血液に入っていきます。一部は体外に排出される可能性はありますが、大半は体内に留まりやすいルートなのはあきらかです。

 前にもご紹介しましたが、化学物質などの影響を懸念して、吸気に目を向けた専門家の話です。この流れで、化学物質の規制が行われ、実は木造住宅に換気が義務付けられるようになるほど、現実の実務に政府はこの考え方を元々採用しています。よく読んでください。

人が体内に取り入れる物質のうち、半分以上は室内空気です。これが57%。そして公共施設の空気が12%。産業排気は9%。外気が5%。これらが吸気に相当。それを足していくと、8割を超えます。そして、次が飲料で8%。食物は7%になります。その他が2%」(当時東京大学生産技術研究所の村上周三氏:『住まいと人体-工学的視点から-、臨床環境医学9:49-62、2000』より)

 放射性物質も同じことです。80パーセント以上、吸気で取り込む可能性があるのです。しかも、そのほうが出にくいのです。だから危険が大きいと僕はずっと話しています。

 昨日も取り上げた首都圏でのリサーチhttp://www.netasia.co.jp/release/20130305.htmlによると、空中の放射性物質について、震災発生から震災後半年くらいまでの間に「大丈夫」と捉えていたのは、42.0%。現在は59.3%が「大丈夫」と判断しているそうです。逆に、「大丈夫ではない」と考えていたのは、当初は52.5%⇒36.3%が現在です。

福島第一原発の現状に危機を感ずる人は、あまり変わっていないようなのに、この空中の放射性物質に関して、圧倒的に危機意識が弱いのは何故なのかと。

僕は誤魔化していると思います。

誤魔化さないと東京にいられないからです。その意識の緩さが本当に気になります。

勿論希ガスも含めて、初期被曝の影響は大きいです。この影響による身体症状は、現在出始めている、甲状腺の疾患などに顕れてきていると僕は考えます。しかし、さらに怖いのは、この上に、吸気による慢性被ばくがもう2年も経過しているということです。それは、改善する可能性がありません。微量の被曝が継続して続いていることになります。

そして、こうした吸気被曝は、蓄積が本質なのです。放射性物質は溜まり続けます。体内に。

東京、首都圏にいる時間が長ければ長いほど、その状態はつづきます。


貴女はどうしますか。被曝と共に、本当に生きるのですか。

僕は拒否します。僕の生き方でもありますから。




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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」   

 健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒ 

 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

   講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

     事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

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横浜駅至近の小学校2011年新入生⇒2013年4月に2割減少。3.11直後首都圏脱出希望者25%という調査結果。

2013-04-02 06:15:00 | 福島第一原発と放射能
この土曜日!沖縄での放射能防御とその問題点も語ります。 

【4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市】★『放射能汚染の現状と対策』

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)ホール 14:00~16:30(開場13:30、質疑応答含む)

料金:800円(小学生以下無料)駐車場:有(無料)

  申し込み方法:kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)。

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レキ焼却終了の北九州。総括で日曜に伺います。

【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 13:30~15:30(開場13:00)  

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/ 

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「維新」の井戸大阪市議が慌てて消した記事と、捨てた陳情書の画像はこちらで確認できるそうです。⇒https://twitter.com/2012wat/status/317887624025096192/photo/1

この医師でもある、維新の市議会議員が人間の屑というのがよくわかりますね。しかし、大阪市議会は本当にレベルの低い議員が多すぎる気がするのは、僕だけでしょうか。


 きのう書いた記事40歳女性突然死と甲状腺結節母8ミリと幼児5ミリ、横浜。について、ご本人から詳細なお話が届きましたので、さらに掲載しておきます。母親の女性は、被曝二世の可能性があり、甲状腺が以前から弱かった模様です。しかし、これまでは特に異常がなかったのが、3.11以後、検査するたびに嚢胞5ミリ⇒嚢胞8ミリ⇒結節8ミリと変わってきておられました。最後の専門病院の診断では、別に2ミリの結節があるという診断もなされています。


 これに加えて、避難先の宝塚市で、大阪ガレキ試験焼却後に、下痢などの症状が出ていたり、まわりでも気管支系統の訴えが多くなっていることも伝えられています。

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3/15・16は、通常の幼稚園でした。
9時30分~と、15時半~の各15分、1日30分ほど通園バスを、外で待機。普通マスク有り。
 
ちなみに、3/15は横浜市の発表では磯子区(地上23M)のモニタリングポストによると
事故前22ナノグレイ毎時[nGy/h]が、6時に103、7時129、8時43、9時35、
つまり9時は0.035マイクロシーベルト毎時程度だったと思われます。
 
問題は、3/16の午前9時は104nGy/hでした。約0.104マイクロシーベルト毎時です。
15分とはいえ、外に居たのは良くなかったです。
 
また3/17は卒園式で、合計2時間半程、(写真撮影の為、マスクも半分程度外していた)外に居ました。
モニタリングポストでは37nGy/h程度ですが
雨が降る前だったので、地上付近では、かなり舞っていたのかもしれません。
 
それ以降は外出を控え、3/27~の1週間、関西へ自主避難をするまで、家に居ました。
水も食材も気をつけていました。(しかし食材は、5月ぐらいまで神奈川県産は食べていました)
 
 
昨年末2mmの嚢胞が、たった2ヵ月で結節になっていました。つまり、今回の件(福島の甲状腺検査)は、検査の時期の違いが、検査結果の悪化を招いているのではないか?と私は思います。

~~兵庫の甲状腺専門の有名病院で先月2/15に甲状腺エコー~~
39才女…【結節】2個:8mm&2mm  →1年後再検査
5才…【結節】1個:5mm      →1年後再検査
8才… 嚢胞2~1mm多発(20個以上)→2年後再検査
2才…問題なし

~~私の検査結果の推移~~
2011年 6月23日  嚢胞5mm 
2012年12月27日  嚢胞8mm(充実性プラス)、嚢胞2mm×2つ、1mm×2つ
2013年2月15日 【結節】8mm(のう胞の部分もあり)、【結節】2mm

※3回共、甲状腺の血液検査問題なし


~~1cm以上から細胞診→手術となる ※細胞診は、断られました。~~
嚢胞は、水がたまっているだけ。結節は、できもの。しこり。
今まで健康な子どもが受けなかったから、判らなかっただけで、嚢胞も、結節も、気が付かないうちにできても、そのまま、何もなく、ほとんどの人が天寿を全うするものだ。念のため1年後に再検査しましょう。(専門病院担当医師談)
(私は、再検査1年後や2年後は長すぎだと思います。)

~~被曝2世のため人より弱いのかも?~~
私の母は長崎の五島出身。生後4ヶ月で低線量ながら被曝していたと思われる。(根拠→国立ガン研究センターのコホート対象市町村におけるがん部位別標準化死亡比http://epi.ncc.go.jp/jphc/18/48.html  上五島保健所の結果から)
私は第一子。(栄養と勘違いし、第一子に放射能物質も移行しやすい?)生まれながらに、首が太く(甲状腺やや肥大。機能低下はなし)、夜尿症も小6ぐらいまで(疲れたりすると)あった。※夜尿症は、長崎の母の同級生にはよくある話だったらしい。チェルノブイリの子にも。
(余談だが、関西でガレキ焼却し始めた影響か、寒いからか?2月から5才と2才の子が、たまに、夜尿症ぽい症状。「ちょっと失敗」が多い)夜尿症、尿漏れも、注目すべきだと、私は思います。

 その他、気になることです。

 
現在兵庫県宝塚市に避難しています。
大阪のガレキの試験焼却(確か木と金)の後の土曜に降り始めの小雨に1~2分あたり、その夜、お腹が空になるまで
水の様な下痢になりました。(39歳女と5才)
下痢の状況が、2011年の4月頃に経験したものに非常に似ています。
 
焼却から1週間後に、小2が、関西避難後初めて、鼻血を出しました。本焼却から1ヵ月後ぐらいにも1度鼻血になりました。
 
宝塚でも2月中旬から、喘息みたいな子どもが増えています。
最初は幼稚園入園前の子ども3人中3人に。3月中旬頃からは、幼稚園児8人中4人も、寝る時などにひどい咳をすると
病院にかかっていました。
 
横浜市西区のある公立小学校の新3年生の人数が激減しているようです。
1年の時、36名×3クラス(当初入学予定は38名×3クラス→各クラス2名、合計6名ほどが入学式にも来ませんでした)だったのに新3年は30名×3クラスになるそうです。
2年間で24名も少なくなるなんて、JR横浜駅から徒歩15分。
相鉄線の駅から徒歩2分という、好立地の小学校としてはおかしな話だと思います。

気が付いた人から、避難しているのだと思います。
 
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 大阪ガレキの試験焼却時に、体調不良が目立っていたというのは、関西の呼吸器系統の医師からも聞いていました。この医師は、100キロ舞洲から離れた場所にいるためか、本焼却後は、まわりの患者には逆におかしな状態はないと話していて、「本焼却と試験焼却で燃やしている量や中身に違いがあるのではないのか。薄くなっているのかもしれない。」と僕に感想を漏らしてきました。
勿論、そうした可能性も考えられます。特に遠い場所だと、さらに薄まりますから、影響は極めて分かりにくくなると思います。勿論、一度焼却し放出された後に、慣れという現象も考えられます。
 この方がおっしゃっている宝塚市は山麓にあります。舞洲から風が北に吹き上がると、10数キロ先になります。地形的には、溜まりやすい可能性は否定できません。大阪おかんの会への体調不良報告は、手前の西宮などよりは、かなり少ないのですが、住民の「認識」の違いかもしれません。

 横浜駅から徒歩15分の学校におきている現象も、偶然かもしれませんが、興味深いです。1学年で114人が2011年4月に入学予定が、108人に減っていた。

2011年の原発事故直後に入学してこない児童が5%いたということです。

 そして、今回、2013年4月には、この学年が新三年生となりますが、90人に減少しているそうです。およそ20%程度のお子さんが、この2年間で減少していることが、横浜駅至近の公立小学校でおきているそうです。

 勿論避難ばかりが、減少理由ではないと思います。通常の異動なども多くあると思います。しかし、こうした中に、避難ということも、含まれているのは間違いないだろうと思います。だから、減少幅が増えているのではないでしょうか(異動なら転入者もいるものですし、差し引き変わらないくらいが、この利便性の学校だと通常な気がしますから)。首都圏のある意識感覚が、浮き彫りになる数字です。

そうした意識感覚に関連する、こういう調査も先月出ていました。ネットエイジアと第一生命経済研究所によるモバイルリサーチです。

「1都3県在住者の東日本大震災時の行動とふりかえり ~震災直後、首都圏外への避難を望んでいた 4人に1人~」
http://www.netasia.co.jp/release/20130305.html

《「家族全員で、一時的に首都圏外に避難した」とする割合は全体で1.8%、「一部の家族のみ、首都圏外に避難した」とする割合が2.2%となり、あわせて4.0%が首都圏を脱出した。》

震災時に首都圏に住んでいた人に対し、震災直後の居住地対応として、どのような希望を持っていたかについて尋ねたところ、16.7%が「家族全員で、一時的に首都圏外に避難したいと感じた」と回答し、7.9%が「一部の家族のみ、首都圏外に避難させたいと感じた」と回答するなど、24.7%と約4人に1人は首都圏外への避難を望んでいたことがわかった。

この調査は、他にも興味深い注意点があるので、また触れてみたいと思います。いずれにしても、モバイルリサーチに対応できる群の中で、首都圏から4%は避難していたし、本当はおよそ25%、4人に1人は、避難したいと考えていたというのは、大変に興味深い話と思います。僕は、この放射性物質拡散の結果、首都圏で数百万人が最終的に移住するのが、当初から最大幅だと感じていました。4%は、そのまま当てはめると、120万人。勿論、この後、避難継続している方は、これよりも明らかに少ないでしょう。それでも一時的には、このくらいの数の皆さんが、2011年3月に首都圏を離れていた可能性があるということです。

しかし、本来なら、この120万人の数倍程度は、首都圏から最終的に去る選択肢を取るのが、僕は普通の話だとずっと思っています。120万人は当然のこととして、更に離れる人々が、増えるべきと強く思っております。

そのほうがずっと当たり前の感覚なんです。放射性物質の汚染地では。
 
そして、今からでも、遅くありません。
 
 
 
貴女はどうしますか?


 
 
 
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」   

 健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒ 

 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

   講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

     事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

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まだ少ないので呼びかけます。都内の医師といろいろ考えた末、以下の情報提供が可能な方はメールでお知らせください。僕のアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jpまで。

 

 被曝による子供の甲状腺に対する影響のうち、甲状腺癌ではなく、免疫機構への影響の結果として、どうなってくるのかを知りたく思っています。このため、次のデータが提供可能な方は教えて下さい。年齢は現在18歳以下とさせていただきます。主に首都圏、関東、南東北の汚染があったエリアを想定しています。特に東京都内。

 

「血液検査で、抗サイログロブリン(Tg)抗体
抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体を測定した人に、その値を教えて頂きたく思います。」

 

必ずメールのタイトルを『抗サイログロブリン抗体情報』として下さい。

 

記載内容は

 

1.お名前 2.年齢(現在) 3.性別

 

4.事故当時3/11~3月末までいた場所。区市町村までは。広い自治体は南部・北部・東部・西部などの区別もつけて下さい。

 

5.抗サイログロブリン(Tg)抗体の数値 6.抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体の数値 

 

でおねがいします。

 

情報に関しては、僕と医師との間で共有し、被曝に関しての考察を進めるために使います。個人を特定されない形で公表する可能性はあります。なお、特異な数値を探している訳ではなく、単純に検査した数値をそのまま教えて下さい。

 



 







40歳女性突然死と甲状腺結節母8ミリと幼児5ミリ、横浜。大阪ガレキ陳情書ゴミ捨てという「維新」の錯乱。

2013-04-01 10:58:08 | 福島第一原発と放射能

4/1、新年度がスタートいたしました。新たにいろんなことを始動していかなければならない3年目の季節が始まりました。みなさん頑張って、前に進んでいきましょう。その歩みが大切です。より真剣な人しか、この3年目という時間は過ごしていけません。

貴女の意識が問われます。

下記のメールが届いたのでまずご確認ください。横浜市からのメールです。

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健康被害について。
先月ママ友がクモ膜下出血で他界しました。40歳。放射能については気にしていませんでした。ここ1年程でダイエットし急激に痩せていました。ダイエットが要因の一つであるとは思いますが、一応ご報告させていただきました。
喘息の子が増えています。
今まで喘息はなかったのに、急に大発作のような症状がでて緊急入院してる子もいます。横浜の市民病院ですが、その日は同じ症状の子が多く病院もバタバタだったとのこと。私が看護師をしている事もあり、お友達のママ友から喘息の話はよく聞きます。

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勿論急激なダイエットは、突然死の一因になり得ます。ですから要注意なのですが、詳細を聞いたところ、160センチ程度は身長がある女性が、60キロ台後半であった体重が、10キロ程度ダイエットしたお話でした。1年近くかけてはいるそうです。きちんとダイエットしている話ではありますが、極端な減量ではないケースとわかりました。勿論いろんな原因が考えられますが。

被曝している状態の中で、ダイエットをすると、通常よりもリスクは高めますし。

実はこの近隣で、避難された方で、甲状腺の検査をされた方で、母子ともに結節があると診断されたケースも伺っているそうです。

「3/15に行事があって、かなり被曝をしたのではと懸念されている方です。現在は横浜から、西日本へ避難移住されている方。30代後半の母親が、甲状腺に8ミリの結節があったそうです。そして、幼児のお子さんも5ミリの結節と診断されています。小学生のお子さんにも小さいのう胞が多数ある状態と聞いています。」

母子ともに結節が出ている話は、心配される事例と僕は思います。これは、結節であるなら、細胞診で確認することは必要だと思います。



「維新の会」という政治グループについて。今度は大阪市議会の井戸正利議員が、ガレキに関しての市民からの陳情書をゴミ箱に捨てて、写真をブログに載せていたそうです。

http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013033001001836.html

もはや、こんなものを支援する人々がいることが、僕には不可解です。論評する気にもなりません。

恥ずかしい輩です。

こういうものに期待を寄せた市民、国民、マスコミが劣化しているだけです。終わっています。

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この週末!沖縄での放射能防御とその問題点も語ります。 

4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」 

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)中ホール 開場13:30 開演14:00 終演16:30(質疑応答含む) 

 料金:800円(小学生以下無料)駐車場:有(無料)

  申し込み方法:kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)。

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レキ焼却は、きのう終了の北九州。総括で伺います。

【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 13:30~15:30(開場13:00)  

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/ 

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