俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

洋式トイレの蓋

2010-08-20 15:41:46 | Weblog
 洋式トイレの蓋が無駄であることをかつて私の最初から3番目の記事に書いた。 
 私はサラリーマン時代に事あるごとに蓋の無駄を説いて少なからず馬鹿にされたものだが、この努力は無駄ではなかった。当時蓋有率100%だったその企業の洋式トイレは今では蓋無率100%になった。
 どこの企業でも経費削減に励んでいると思うが、是非検討して欲しい。
 蓋を無くせば経費削減になる。部品が減るから設置費が安くなる。維持・管理費も下がる。蓋の修繕が無くなるし清掃時間も短縮される。
 利用者にとってもメリットがある。排水レバーが押し易くなるし蓋の開け閉めの時間も無くなるので回転率が上がる。つまり待ち時間が短くなる。
 無駄は無駄を生む。つまり無駄な部分があればそれのメインテナンスにも金と時間を使っているのだ。

高額商品券

2010-08-20 15:28:09 | Weblog
 先日、30万円の買い物をした。一度にこんなに金を使うことは滅多に無い。チケット店で10,000円の近鉄グループ商品券が30枚売られていたからだ。銀行に寄って30万円を引き出して、他の商品券と合わせて30万円使った。
 近鉄グループ商品券は使い勝手が良い。近鉄百貨店、近商ストア、近鉄電車など近鉄グループ各社で使えるからだ。
 その日のうちに近商ストアで2度買い物をした。1度目は100円の第3のビールを、2度目は89円のパンを買った。100円の買い物をすればお釣りは9,900円だ。あっと言う間に元が取れるどころか利益が出る。
 お釣りの出る高額商品券は多少レートが悪くても買う。10万円の近鉄グループ券(10,000円×10枚)を99,500円で買ったこともある。1枚当たり50円の利益が出るから1,000円の百貨店共通券を980円で買うよりもメリットが大きいからだ。
 ところで百貨店共通商品券の相場は一年中で今が一番安い。大阪駅前第3・第4ビルだけでも5店が980円で売っていた。商品券の利用の好きな人はお見逃しなく。

仲間の意見

2010-08-20 15:08:44 | Weblog
 私の通う真田山プールでは、今年は妙にクレーマーが目立つ。ほぼ毎日のように見掛けるがパターンは大体同じだ。本人は水の中にいて係員を呼び付け(もしかしたら注意されたのかも知れない)大声で怒鳴り散らす。勿論、敬語や丁寧語は使わない。
 くだらない内容ばかりだ。「上級者専用のコースを作れ」「平泳ぎのコースを作れ」「オープンスペース(自由遊泳ゾーン)を遊泳禁止にしろ」「オープンスペースを増やせ(減らせ)」などだ。
 多くの場合彼らは仲間や家族と一緒に来ていてその集団を代表する形で主張している。
 彼らの思考形態はこうだ。①自分も仲間(家族)も同じ不満を持っている。②我々の一致した意見は全利用者を代表する正しい考えだ。③正しい考えを理解できないプール管理者は阿呆だ。
 当たり前の話だが、仲間内では利害が一致する。その狭い仲間内での意見を普遍的な真理だと思い込む彼らの偏狭さには呆れ果てる。
 彼らの論拠は「みんなこう言っている」ということだが「みんな」とはどんな意味だろうか。仲間内での意見でしかない。愚か者は自分達の偏見を真理だと思い誤る。
 仲間内での多数意見を絶対的な多数意見となぜ彼らは考えるのだろうか。彼らの所属する集団(ムラ社会的なもの)の意向こそ唯一絶対的なものであり、それに逆らうことは反社会的なことと彼らは考える。
 モンスターペアレントも同じような発想だろう。「子供が怒っている。私も怒っている。夫も怒っている。従って教師が悪い。」と。
 日本人は何と幼児化したのだろう。自分達とは違った利害関係を持つ集団がありその集団は違った欲求を持つということを彼らは想定することさえできないようだ。