医療は科学と呼べるレベルに達していない。俗説やデマ、果てはオカルト的なものまで罷り通っている。
なぜ医療が科学になり得ないのか。最大の原因は実験ができないことだ。
科学が科学たり得るのは実験の再現性に基づく。同じ実験をすれば必ず同じ結果が出るので、それが事実であることを誰もが承認できる。
科学の弱点は複雑なものや一回限りのものには無力であることだ。例えば球体の反発方向なら予測できるが、ラグビーのボールの反発方向は予測不可能だ。この程度の複雑さにさえ科学は耐えることができない。
人体は複雑そのものであり部分に分解することはできない。機械の部品のように部分を取り替えられるなら色々と実験できようがそれは不可能だ。
また人体は個々の人が余りにも異なる。80歳と30歳と1歳では全然別のメカニズムが働いており、共通に有効でしかも安全な薬などあり得ない。薬の適量を見極めるためには膨大な人体実験が必要な筈だが、人体実験は倫理的に認められていない。そのため十年一昔にも関わらず旧態依然の方法が続けられている。医師は自分の乏しい経験と勘に基づいて治療するしか無い訳だから医療が進歩しないのは無理も無いことだ。
患者としては医師を過信しないことが必要だ。特に、毒でもある薬を大量に処方する医師には要注意だ。
なぜ医療が科学になり得ないのか。最大の原因は実験ができないことだ。
科学が科学たり得るのは実験の再現性に基づく。同じ実験をすれば必ず同じ結果が出るので、それが事実であることを誰もが承認できる。
科学の弱点は複雑なものや一回限りのものには無力であることだ。例えば球体の反発方向なら予測できるが、ラグビーのボールの反発方向は予測不可能だ。この程度の複雑さにさえ科学は耐えることができない。
人体は複雑そのものであり部分に分解することはできない。機械の部品のように部分を取り替えられるなら色々と実験できようがそれは不可能だ。
また人体は個々の人が余りにも異なる。80歳と30歳と1歳では全然別のメカニズムが働いており、共通に有効でしかも安全な薬などあり得ない。薬の適量を見極めるためには膨大な人体実験が必要な筈だが、人体実験は倫理的に認められていない。そのため十年一昔にも関わらず旧態依然の方法が続けられている。医師は自分の乏しい経験と勘に基づいて治療するしか無い訳だから医療が進歩しないのは無理も無いことだ。
患者としては医師を過信しないことが必要だ。特に、毒でもある薬を大量に処方する医師には要注意だ。