俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

日本共産党

2010-11-05 15:18:02 | Weblog
 日本共産党は政党なのだろうか。勿論、政党として登録されているし議席も持っている。それでも疑問を感じざるを得ないのは政策を実現しようという意志が見えないからだ。
 イデオロギーに基づくから政策は現実離れしている。財源はどうするのか、と突っ込みたくなるような政策ばかりだ。万年野党だから餅の絵を画いて悦に入っているとしか思えない。
 政治は妥協によって成り立つ。ベストを諦めてベターを選択するのが政治だ。しかしイデオロギー政党である日本共産党は妥協しない。自らの主張をベストとしてそれに比較的近い政策にも断固反対する。
 ヨーロッパでは共産党が連立与党に加わることもあるが、日本共産党は連立どころか共闘することさえ珍しい。ずっと昔、首長選で社会党と日本共産党が共闘したことがあったがこれは珍しい例外だ。
 少なくとも中央では政策実現は二の次で、勝手な主張をすることが最優先だ。政策実現を目指さない政党など本来あり得ない。もしかしたら日本共産党は政党の仮面を被った唯のイデオロギー集団なのではないだろうか。社会からはみ出した日本共産党員が生活の糧を得るために政党を作っているのではないかとさえ思える。
 共産主義者として文化活動をするよりも日本共産党として政治活動をしたほうが見入りが良い。文化活動の代わりにそれよりもずっと儲かる政治活動という形態を採ることによって日本共産党員という職業に就いているというのが日本共産党という組織の本質なのではないだろうか。

風邪の治し方

2010-11-05 15:03:29 | Weblog
 私は「薬は毒だ」と確信しているので風邪をひいても薬は飲まない。ではどうやって治しているのか。安静・睡眠・保温・栄養の4つだけを心掛けている。それだけで1日で治る。
 そもそも風邪薬にはどんな効能があるのだろうか。解熱と諸症状の緩和ぐらいしか効能は無く全く典型的な対症療法だ。むしろ副作用として書かれている「眠気に注意」のほうが治療のためには有効だ。
 特に解熱は最悪の対症療法だ。風邪のウィルスが悪さをして熱を出しているのではない。ウィルスを退治するために体が反応して体温を上げているのにそれを薬で下げることは利敵行為でしかない。むしろ頭だけを冷やして熱に弱い脳を守ったうえでガンガン温めたほうが早く治る。
 10年以上前に1度だけ薬で治したことがある。40℃近い熱があるのに休めない日に会社の診療所で薬を貰った。飲んでから僅か2時間ぐらいで快癒した。多分殆ど飲んだことが無かった抗生物質が処方されておりそれが劇的に効いたのだろう。こんな経験をすれば誰だって薬に頼りたくなるのも無理は無い。
 それでも私は、薬は毒だと思っている。風邪ぐらいなら薬に頼らず、自然治癒能力を最大限に生かすことによって克服できると思っている。これは決して私個人の偏見ではない。日本呼吸器学会は平成15年に「風邪は薬を使わず自宅療養をすることが有効」と発表している。

海洋資源大国(2)

2010-11-05 14:44:19 | Weblog
 以前に「海洋資源大国」という記事で日本の海域は世界6位であることを指摘したが、海水量では何と世界4位だということを最近知った。(①アメリカ②オーストラリア③キリバス⑤インドネシア)
 領土を考える場合は体積よりも面積のほうが重要だ。山が多ければ土地活用は高コストになるからむしろ平坦な土地のほうが有利だろう。しかし海の場合は違う。浅瀬には小さな魚しかいないが、深い海には大型魚がやって来る。また同じ1㎡でも深さが1mなら1㎥だが深さが1,000mなら1,000㎥になる。体積が大きいほど水産資源は豊富なので領海においては面積よりも体積のほうが重要だ。
 あるいは海水そのものを資源と考えるならば排他的経済水域の海水の量の多さは絶対的なメリットとなる。中国が世界戦略の武器に使っているレアアースも海水には含まれている。金もウランも含まれている。但し余りにも微量なために現時点では海水を鉱山として活用することは採算が合わないが、今後技術革新が進めば、殆ど無尽蔵と言える海水が宝の山(宝の海?)となる。
 希少金属だけではなく水そのものも貴重な資源だ。淡水を欲しがる国は幾らでもある。希少金属や塩などを除いた残りカスとして大量の淡水が生産され得る。これは鉱物カスとは全然違って非常に需要の多い商材だ。
 日本は恵まれ過ぎている。これでは経済水域では日本の1/5の海水量しか持たない中国に妬まれかねない。海水の利権を狙って侵略されるのではないかとさえ危惧するほどに日本は海洋資源に恵まれている。これを活用することができれば日本の未来は明るい。海を守ることが日本の生命線だとさえ言えよう。