平泳ぎの選手を紹介する番組を見た。彼女が早く泳げる秘訣は蹴り戻しがコンパクトなことだと解説していた。体の真後ろで小さく蹴り戻すから余計な抵抗が生じずスピードが落ちないとのことだった。
私の泳法の欠点に気付いた。ガニ股で泳いでいることだ。ガニ股だから足が体の横にはみ出して抵抗を大きくしている。早速、足を広げない泳法に挑戦してみた。従来と同じピッチで泳いでも25mで5秒ほど早くなったので驚いた。この泳法をマスターしようと思った。ところが1週間もすると問題が生じた。膝の関節が痛み始めた。これまでと違った蹴り方なので、筋肉と関節に慣れない動きを強いるからだ。歩く時にも痛みを感じるようになったので新フォームは諦めて元のフォームに戻した。
負け惜しみと思われるかも知れないが、最も早く泳げるフォームは必ずしも合理的なフォームではない。野球の投手は球威を増すためにかなり無理なフォームで投げてそれが原因となって肘や肩を痛める。むしろキャッチボールの投法のほうが無理の無い合理的なフォームだろう。ガニ股で泳げば無理が生じないのでそのフォームで何十年も泳ぎ続けていた。それを今更変更しようとすれば痛みが出ても当然だ。悪い癖を改めるなら20代の頃にやっておくべきだった。
思考において悪い癖を改めても脳は痛まない。筋肉や関節とは違って脳は柔軟だ。水泳では悪い癖を改め損なったが思考においては積極的に悪い癖を見つけて改善し続けたい。
私の泳法の欠点に気付いた。ガニ股で泳いでいることだ。ガニ股だから足が体の横にはみ出して抵抗を大きくしている。早速、足を広げない泳法に挑戦してみた。従来と同じピッチで泳いでも25mで5秒ほど早くなったので驚いた。この泳法をマスターしようと思った。ところが1週間もすると問題が生じた。膝の関節が痛み始めた。これまでと違った蹴り方なので、筋肉と関節に慣れない動きを強いるからだ。歩く時にも痛みを感じるようになったので新フォームは諦めて元のフォームに戻した。
負け惜しみと思われるかも知れないが、最も早く泳げるフォームは必ずしも合理的なフォームではない。野球の投手は球威を増すためにかなり無理なフォームで投げてそれが原因となって肘や肩を痛める。むしろキャッチボールの投法のほうが無理の無い合理的なフォームだろう。ガニ股で泳げば無理が生じないのでそのフォームで何十年も泳ぎ続けていた。それを今更変更しようとすれば痛みが出ても当然だ。悪い癖を改めるなら20代の頃にやっておくべきだった。
思考において悪い癖を改めても脳は痛まない。筋肉や関節とは違って脳は柔軟だ。水泳では悪い癖を改め損なったが思考においては積極的に悪い癖を見つけて改善し続けたい。