基本的にはスポーツは健康に良い。人類は体を動かすことを前提にして進化したので、現代のような動かない生活は病を招く。日本人の歩く距離は江戸時代の半分以下になっているだろうし、肉体労働者は激減した。機械は動かさないとサビ付いてしまうが、動かすべき体を動かさなければ稼動部分だけではなく中枢神経までおかしくなる。それが生活習慣病だろう。この「不自然な」状態を解消するために人工的に動くこと、つまりスポーツが欠かせない。
しかし健康に悪いスポーツがある。競技スポーツだ。競技スポーツは体に無理を強いる。最も極端な例は相撲だ。相撲という競技に特化した体を作ってしまうために多くの力士は短命だ。肘に掛る負担が大きいテニスにはテニス肘というスポーツ傷害があるし、野球の投手は肘や肩を痛めることが多い。動きが偏らないサッカーには特定の「職業病」は無さそうだが鍛え過ぎることは将来の健康に悪影響を与えそうだ。
宇宙飛行士が無重力生活による弊害を防ぐために筋肉トレーニングを欠かせないように、辛い肉体労働から解放された人類がスポーツという形で体に負荷を掛けねばならないのは当然だが、肉体労働相当以上の負荷を掛けてしまえば不具合を招くのもまた当然のことだろう。
しかし健康に悪いスポーツがある。競技スポーツだ。競技スポーツは体に無理を強いる。最も極端な例は相撲だ。相撲という競技に特化した体を作ってしまうために多くの力士は短命だ。肘に掛る負担が大きいテニスにはテニス肘というスポーツ傷害があるし、野球の投手は肘や肩を痛めることが多い。動きが偏らないサッカーには特定の「職業病」は無さそうだが鍛え過ぎることは将来の健康に悪影響を与えそうだ。
宇宙飛行士が無重力生活による弊害を防ぐために筋肉トレーニングを欠かせないように、辛い肉体労働から解放された人類がスポーツという形で体に負荷を掛けねばならないのは当然だが、肉体労働相当以上の負荷を掛けてしまえば不具合を招くのもまた当然のことだろう。