オリンピックの真っ最中だが史上最強のスウィマーは誰だろうか。若い人はマイケル・フェルプスやイアン・ソープと考えるだろう。しかし桁外れのスウィマーがいた。1972年のミュンヘン・オリンピックで7種目に出場して総て世界新記録で優勝したマーク・スピッツ選手だ。彼が最強と言えるのは種目の壁を超えた唯一の選手だからだ。スピッツ選手は自由形とバタフライで泳ぐ度に世界記録を更新したが、彼のバタフライの記録は当時の自由形の世界二位の記録よりも早い。つまりスピッツ選手のバタフライより早いのはスピッツ選手のクロールだけだった。だからオリンピックの自由形で、スピッツ選手がクロールではなくバタフライで泳いでも金メダルを取っていただろう。勿論、そんな失礼なことはしなかったが、そんなことが可能だった選手は彼だけだ。
それだけではない。当時は少しでもタイムを良くするために多くの選手が体毛を剃っていた。そんな風潮の中で体毛を剃らないだけではなくヒゲまで生やしていた。彼こそ間違いなく史上最強のスウィマーだ。
それだけではない。当時は少しでもタイムを良くするために多くの選手が体毛を剃っていた。そんな風潮の中で体毛を剃らないだけではなくヒゲまで生やしていた。彼こそ間違いなく史上最強のスウィマーだ。