「日本人は、安全と水は無料で手に入ると思いこんでいる」と指摘したのはイザヤ・ベンダサン(山本七平氏)だが、その後、日本人も安全には気を使うようになった。最近危険と騒がれているのは地震、洪水、原発、オスプレイ、熱中症などだ。
一方、水の重要性は余り意識されていない。旱魃が少ないことが一因かも知れない。以前は夏になると琵琶湖や取水ダムなどの水位が下がって大騒ぎしたものだが今年の夏は豪雨で騒いでいる。
世界を見れば水不足は深刻だ。黄河があちこちで干上がって断流していることはしばしばニュースになるし、かつて世界4位だった巨大湖のアラル海の面積は1/5以下になってベスト20の圏外だ。世界人口70億人を養うためには70億人分の水と食料が必要なのだが、どちらが先に枯渇するだろうか。
私は水道の水をペットボトルに入れて冷やして飲んでいるが、そのまま飲む人は40%未満の少数派らしい。日本の水道水は世界の公共水道の中で最高品質だと思うのだがミネラルウォーターを飲む人が増えている。しかし安全性は逆だ。水道水は水道法に基づいて47物質について基準値が設けられているが、ミネラルウォーターは食品衛生法に基づく14物質についてしか基準値が無い。世界に誇れる上質の水道水を軽んじるべきではない。
一方、水の重要性は余り意識されていない。旱魃が少ないことが一因かも知れない。以前は夏になると琵琶湖や取水ダムなどの水位が下がって大騒ぎしたものだが今年の夏は豪雨で騒いでいる。
世界を見れば水不足は深刻だ。黄河があちこちで干上がって断流していることはしばしばニュースになるし、かつて世界4位だった巨大湖のアラル海の面積は1/5以下になってベスト20の圏外だ。世界人口70億人を養うためには70億人分の水と食料が必要なのだが、どちらが先に枯渇するだろうか。
私は水道の水をペットボトルに入れて冷やして飲んでいるが、そのまま飲む人は40%未満の少数派らしい。日本の水道水は世界の公共水道の中で最高品質だと思うのだがミネラルウォーターを飲む人が増えている。しかし安全性は逆だ。水道水は水道法に基づいて47物質について基準値が設けられているが、ミネラルウォーターは食品衛生法に基づく14物質についてしか基準値が無い。世界に誇れる上質の水道水を軽んじるべきではない。