広陵監督「判定ひどすぎ」/夏の甲子園(日刊スポーツ) - goo ニュース
結果はともかく、特待生制度のない学校が優勝したことは、大変嬉しい。
まずは、佐賀北高校おめでとう。
だが!!
ひょんなことから、LIVEで実況を見ることが出来たのだが、審判の資質を問う出来事でもあり、両チームの明暗を分けた。
あの押し出しとなった一球だけがクローズアップされがちだが、このニュースにもあるように様々と疑問の判定があったことは事実だ。
7回ウラからの攻防を見ていたが、8回ウラで佐賀北の代打がヒットを打って、1,2塁とした場面までは、まあ納得のいく展開であったと思う。
ところが、甲子園全体が佐賀北を応援する一体感が表れた雰囲気が、テレビで見ていても感じることが出来た。
次打者は四球。
微妙な判定《その1》。
この四球は、まあ微妙レベルだったが、怪しい判定は確実にあった。
その、次打者は押し出しの四球なのだが、
カウント1-2からのボールもストライクと呼んで良かった一球だった。
これが《その2》だ。
そして疑惑の渦中である《その3》。
1-3からの一球となる。
あれは、大目に見てもストライクであろう。いや完全にストライクだ。
審判の手が上がらなかったのか、甲子園の雰囲気がそうさせたのか?
あの広陵の捕手の悔しさが、オレも共感を受けた。
さぞ悔しかろう・・・と、思っていた矢先、あのグランドスラム。
その瞬間、オレはもう決着がついたな・・・と思った。
しかし、最後の9回オモテ、ノーアウト1塁となった広陵の攻撃。
送りバントの作戦だった。
送りバントは見事に成功、1アウト2塁かぁ・・・と見ていたら、3塁へ走者が走る!
ボールが送られ、タッチアウト。
ここもポイントも疑惑の《その4》だ。
完全に”追いタッチ”だったのにもかかわらず、判定アウト。(・・・と見えた)
完全にゲームが壊れたのを感じた。
これでは、もはやゲームとして成立しない。
広陵の監督は、「早く帰ってこい!」と3塁憤死した走者を呼んでいたが、このときには監督もオレと同じ心境だったに違いない。
そして当然かのように、最後のバッターは、三振ゲームセット。
プロなら、負けても取り返すことも可能だが球児らにとっては一生に一度のこと。
ボランティアで審判をやっているとはいえ、高校生が生涯を賭けて取り組んでいることに審判を下すのだから、中途半端な判定では、野球ファンはおろか世論は許さんだろう。
火に油を掛けるかのように、大会側からの「講評」。
広陵ナインや監督は、どんな思いで聞かされていたのだろうか。
佐賀北チームも、おそらく疑惑の判定は体感していたに違いない。
優勝の瞬間に、あんなに大人しかったチームも他にあるまい。
広陵の監督のコメントは、たしかに言いたくもなる気持ちも分かるが、やっぱり発言しちゃイカン。
甲子園を味方に付けるのも試合の内。
勝負に勝って、試合に負けた結果だから・・・
甲子園に魔物が住んでいる??
魔物は、甲子園を包んだ雰囲気と審判だったのさ。
広陵ナイン、君たちが野球では日本一だ!!
おめでとう!