先日、とあるお笑いトーク番組を見ていたら、一人の芸人さんが、
「・・・いうても関西弁って、どこでも通じるやん、、、、」
と発言していて、オレは瞬時に背中に何かが走った衝撃を受けた。
「そうか、たしかにそうだ。」
いや、なんで今まで気づかなかったのだろう。
たしかに南は沖縄の言葉から、北は青森の言葉って、キツイ方言は標準語圏で生活している者にとって解読不能である。
でも、関西弁って一部の表現方法を除けば、ほぼ標準語を話す人と会話できる。
今まで生きてきて、テレビで聴いてきた関西訛りは、実はすでに標準語みたいなものであることをこれまで気付かずにいた。
数ある方言の中で、関西圏である人たちだけが方言を直さないという意味も理解できる。
そう、どこでも通じるから直さなくていいからだ。
オレは個人的に、東京(標準圏)に対して、ただ強いプライドが働いているためだからと思っていた。
(エレベーターの優先が左右逆であることや、うなぎの背開き・腹びらきが逆であることなどからも。)
そして、南や北の人たちが上京してきて、無理やり方言を直す「お国言葉」は、標準圏で通じないことはもとより、バカにされてしまうこともあるから、直さざるを得ないということを、ようやく知った。
やっぱり、関西ってすごいところなんだね。
さすが、商人の町だ、きっと江戸時代・・・いやそれ以前から関西訛りは全国で通じていたのだろう。
関西のほうからみたら、関西弁は標準語なのかもしれないね。
関ヶ原の結果が、東西逆転していたら、標準語が関東弁だったかもしれないし。
日本語は奥深い。
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