フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

フィリピンサイエンス高校の卒業式

2012年03月28日 02時15分44秒 | フィリピンサイエンス高校(PSHS)
「クリアランス」と呼ばれる書類がフィリピン独特のものなのかはわからないのだけど、
私立に通ってた長女の時にはなかったもの。

クリアランスの説明は昨日の記事の最後にちょっと書いたので興味がある方はそこを読んで下さい。

ちなみに運転手の息子(高校)は私立だけどやっぱりクリアランスは息子虎次郎の学校と同じスタイルだって。

毎年学年末にこのクリアランスに苦しめられてきたけど、
卒業にあたって先週の金曜日に発行されたクリアランス。見ると項目が30くらいある~!!

今までは問題ある教科・部署だけだったのに、卒業だからって全部の教科、部署から署名を貰って来るらしい。
息子は私には見せなかったけど偶然見てしまった・・・

そして昨日の時点で1/3も署名が貰えてなかった。
一体、明後日の卒業式に間に合うんだろうか。あ、でも待てよ。学校のホームページにはクリアランス終了しなかったら大学進学に必要な書類は発行しないと書いてある。
じゃあ卒業式終わってからも署名を全員に貰うまで学校に通い続けるってことなのかしらね。


そしてフィリピン大学では大学で最初に取る数学2教科の先攻試験があって、申し込みの締め切りは4月4日。
この試験に受かるとこの教科を履修しなくても済むのだけど、虎次郎は学校があるので私が申し込みに行った。

そしたら高校(ハイスクールと呼ばれるけど実際には中学1年~4年)の成績表が必要とかで虎次郎の学校に成績表を貰いに行った。
そしたらコピー機がないから外でコピーしてきて、と原本をくれた。

校内で営業してるコピー屋さんは既にお休みだったので、学校の前のコピー屋さんに行ったのだけど、




こんな掘建て小屋で、






周りには予防注射もしてなさそうな犬がゴロゴロ寝てたり、







家具が捨てられてたり、






ゴミが捨てられてたり、






赤ちゃんの子守りをしながら下着をつけてない子ども達が遊んでたり。





そして今日はカナダ姉さんの子ども達の卒業祝いパーティーでマカティのレストランに行ったのだけど、
その前に息子を迎えに行くと、卒業式の練習、まだ終わってなくて、







他の保護者達も集まって練習が長引いてたので終わるの待ってた。

うちなんて経済学が本当に大変で私は気をもんだけど、他のお母さん達は涼しい顔で、うちの子は何も問題ないわ~って感じで、
あ~羨ましい、

でも、2人だけ確実に卒業させてもらえない生徒が決定したので、本当に何とかしてあげられたらしたいくらいだけど
(その2人の子達を個人的には知らないけど)
ガイダンスカウンセラーの先生も私も涙・・・

大体、フィリピンでは大学で習うことを教えてるんだから高校の卒業資格くらい出せ~と思うのだけど。







外に出ると桜もどきの花が咲いてました。

毎年咲いてるけど、今年はあまり息子を迎えに行かなかったから気づかなかった。




そして虎次郎がまだまだ終わりそうにないって言うし、私はカナダ姉さんの息子のパーティーがあるから家に帰りパーティーへ。
運転手さんから連絡があって息子が帰宅したのは午後7時半だって。

午後10時前に帰宅すると台所のテーブルに虎次郎の学校から手紙が来てて、

「おめでとう御座います。虎次郎君は明日の賞状授与式で賞を与えられますので是非出席して下さい。」

って。


え~~~~~!!!

何の賞かは書いてない。もしかしたら卒論かな~。もしそうならライアン君もチェロちゃんも一緒に貰えるってことなのかな。
卒業式は明後日で、明日は表彰式だけなので行かないつもりだった主人に是非来てね、って言ったけど、仕事があるからって乗り気じゃない。一番の賞じゃなきゃ貰う意味はないとか、出席する時間が無駄になるとか言ってる。実は主人の父がそういう価値観の人。それで子ども達は皆、傷ついてきた。

どんな賞だっていいじゃない。何の賞ももらえてない生徒だって親に褒めちぎられてるよ~。
自分の親が自分に取ってきた態度を、同じように息子にするんだからね。こういうの、本当に残念だと思う。意識したら変れると思う、でも確かに簡単じゃないのはわかるけど。

でもそういう価値観だとどんなに頑張っても親は永遠に認めてくれないって感じ。

主人は帰りの車の中で長女のこともケチョケチョにけなしてたよ~。だから言ってやった。

「あら、あなただって遅刻が多いって上司に叱られて、遅刻くらいでうるさく言う上司は間違ってるって文句言ってたでしょ。」

とか、覚えてる限りの事を言った。自分のこと、忘れてる~。自分がどんなに完璧な人間か、子どもがどんなに駄目か、みたいなこと直ぐ言うんだから~。
主人にとっては気まぐれで出た言葉、自分が人(子ども)のことを傷つけるなんて思いもせずに言ってる言葉。言われた子どもはたまったもんじゃない。

今のところ、私のところで止めてて直接子どもに言わないようにしてるからいいんだけど。昔は私も若かったから止められなくて大変だった。
子育て不参加な主人だけど、きっと参加しない方がいいんだろうと思う。

あ、息子の卒業の話しだったけど話題がずれてしまった~。汗