フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

一応無事卒業式終わりました~☆

2012年03月30日 04時32分37秒 | 息子虎次郎


ここはフィリピン大学デリマン校の中にある理学部の1つの校舎。

大学1年で取る数学の教科を履修しなくて済むように試験を受けることが出来るのだけど、ここで申し込み受け付けてます。
やっと書類が全部揃ったので明日、早速申し込みに行かなきゃ。








フィリピン大学の理学部(カレッジ・オブ・サイエンス)は本当に広くて、海外からの投資や寄付で新しいビルがどんどん建ってた~。








全体は見回すと理学部だけでこんな感じ。



<ここからは愚痴>

さて、今日(3月29日木曜日)に無事、卒業式が終わったのだけど、息子は怒りムードが治まらないまま、ちっとも嬉しくないって感じで、

原因は色々、分かってるけどどうしようもない事、つまりクリアランスが終わってない・・

生物の先生のクリアランスは23日頃言われたらしいんだけど虎次郎は知らなかったみたい。でも卒業試験は3月の1週目に終わってて、その後は授業はないのだから先生は口コミとか噂で宿題を流したらしくて、虎次郎は本当に無口で社交的じゃないし、こういうのはチャットとかで流れるらしいけどチャット開けてないと入って来ない。
アニメ見たり、ゲームはしてもチャットは好きじゃない虎次郎には情報が来なかったみたい。

どうしてまだ授業がある時に言ってくれないのか。先生達にも多いに問題あるよね。

この口コミのみの宿題の提示って今までも何度もあって、その度に虎次郎だけ知らなかった、ってしょっちゅうだった。
その解決方法も彼は苦手。つまり聞き回ったりするけど皆教えない~。

かと言って先生達ってむすっとした人が多くて先生に聞きに行くのも苦手。
やっぱりこういう部分を見ると多分アスペルガー症候群なんじゃないかと思うので、本人は頑張っても人とのコミュニケーションはかなり苦手な分野でかなり無理がある。

でも他の生徒達は容赦ないのよね。

銀行口座はここの学校で学んでいる間に出た奨学金の振込目的で学校が強制的に作らせたのだけど、これも口座を閉鎖してないとクリアランスが下りない。
しかも卒業式の6日前にもう振込はないので閉じていいですよ、と言われるけど卒業式の練習で銀行に行かれない。用意の良い生徒は卒業式の前の日の表彰式のお昼休みに車で銀行に行ってたけど、虎次郎はそんな計画立てられないし、ATMカードがないと閉じられないらしく、家に取りに戻る時間もなくて実行不可能だった。

他にもボランティア活動を公共機関で10時間するって言うのもクリアランス対象。
これも去年の10月以降、クラスで情報をウェブに載せる係のライアン君が載せるのを一切放棄したので口コミ情報のみで、虎次郎は知らなかったらしい。
担任がボランティア証明の虎次郎の紙を持ってて自分の引き出しに入れっぱなしだったけど、今朝、私と虎次郎が卒業式で着るトーガ(マントと帽子)を取りに行った時に聞いても思い出せなかったくらい。

このボランティア活動、学校が用意してくれるとか一切なくて、自分でどこかに行ってお願いしてやらなきゃいけないので、他の保護者に聞いたら知り合いに署名だけして貰って実際のボランティアなんてやってないって。

それから軍事訓練の一貫で校内のペンキが剥げた部分にペンキ塗りする仕事も交通ストで休校になったので出来なくなったら、これもクリアランス対象で、実際の労働はもう無理なので、小部隊(トループ)ごとにペンキを何リットルか寄付することになったそうなんだけど、これもお知らせがない。保護者仲間に聞いたら政府の学校での寄付の要請は禁止されてるので文書で証拠が残ると裁判で訴えられたりするので口コミでしか伝えられない。だから虎次郎みたいな大人しくて無口な子の耳には入らないって。

そして今朝(卒業式の朝)分かったけど、結局、昨日の昼休みに取りに行く筈の卒業式の服を取りに行ってなかったのは虎次郎だけだった。
虎次郎は休み時間は他のクラスの子と一緒にいる事が多いみたいだし、なんか孤立してるのかな。

普通は卒論の仲間がクラスメートで仲が良い筈だけど、ライアン君とチェロちゃんは一番合わないタイプで、しかも貧しい出身の彼らは金持ちの虎次郎には多分敵意さえ抱いてると思う。

あと、私が解決しようと思って(卒業式の服の事で)先生に聞きに行ったりしてるのも彼が私に怒ってる理由。実際に情報が入って来ないので自分で聞きに行かなきゃいけない。
虎次郎のやり方は相手(先生など)がこれが足りないですよ、とか言って来るのを待ってる感じ。でも自分から聞きに行かないと何も言ってくれないし、先生はそれを待ってる。

そう言うの、誰か指導してくれたら良かったのに。長女の高校では先生が指導してくれてた。
でも大学の扱いで生徒を扱うフィリピンサイエンス高校では期待出来ない。生徒は放任されてるだけ。

そしてライアン君みたいにどんどん前に出て何でもこなす子にはとても有利。彼みたいな生徒にしてみれば「自分の責任で全部やるのが当然。口コミ情報を常に探す態度も当然」だし、自信に満ちてるからそういうのが苦手な生徒はただ「甘えてる」ようにしか見えないんだろうね。だから冷たくあたるんだと思う。

卒業式、全然嬉しくない・・・って言ってた虎次郎。
多分今、卒業って行事に参加させられたって思いで一杯で、卒業の本当の意味は実感してないからだよね。

一体いつになったらクリアランスが終わるのか私も不安。

てか、先生達がクリアランス出したのが先週の金曜日で絶対に終わらない時期。

先生達が成績表や宿題や提出物を出してない生徒と出した生徒のまとめを日頃からしてないからこうなるのよね。
学期中に生徒に知らせる親切なんてフィリピンサイエンス高校にはない。成績表を出す時になって初めて

「提出物が足りないから0点をつけましたが提出するまでクリアランスは出せません」 と言って来る。

とにかく全てが後手後手。
こんなの私立校では絶対にあり得ない。そんな事したら先生が叱られる。ま、比べても仕方ないけど。

一体大学に入れるのかしら。クリアランス出ないと高校卒業証書も、内申書も出ないから実際に大学の入学手続きは出来ないんですけど。