8703は岩見沢市在住37年目を迎えている。ただ、岩見沢市内に勤務していたのが15年間で、その後は札幌勤務となったために岩見沢市内の状況把握が希薄になっている。たとえば、飲み会も殆どが札幌市内になっていて、岩見沢の街へ出かけるのは年に数回である。
25年前から行われている「ふるさと百餅(ひやっぺい)祭り」についてさえ良く理解していない状況であった。昨日の北海道新聞に「百餅祭り」について記事が掲載されたので、多くの方々にも理解を深めてもらえればと思い引用掲載することにした。今年は8703も行って見るつもりだ。
2008年(平成20年)8月28日(木) 北海道新聞夕刊『今日の話題』より
直径2.4メートル、重さ4トン。岩見沢の出来秋を祝う「ふるさと百餅祭り」で使われる6代目の大臼だ。
原木は米・アラスカ州で切り出された樹齢500年のマツ科のスプルース。数年おきに木材商社を通じて調達されており、6代目は4年前に作られた。
大臼は銅板ぶきの櫓(高さ10メートル)で守られる。四方に張られたロープの先には直径60センチ、長さ1.2メートルのきねがしっかりと結ばれている。
白い職人姿をした「百餅若衆」の音頭に合わせ、200人を超す観客がロープを離す。重さ200キロのきねがドーンと落ち、60キロの蒸し米から「もちしぶき」が降りかかる。
25年前の1983年、五穀豊穣と長寿を願い、商店街に客を呼び込む祭りとして始められた。
みこし渡御や豊年太鼓、チビッコもちつきと、コメどころにふさわしい催事が加わり、いまでは18万人もの見物客を集めるイベントに。
「コメに感謝する心を、地域の子供たちに伝えたい」~昨年からは小学生に田植えをしてもらい、秋に収穫されたもち米を使っている。
岩見沢市は3年前に旧栗沢町、北村と合併し、コメの生産高は全道一に。「この祭りを、道産米復活のシンボルに」と主催の武蔵信一・岩見沢市観光協会長(76)は話す。
今年の祭りは9月13日から3日間。恒例の紅白もちまきのほか、お国自慢の雑煮なども振る舞われる。
(小田島敏朗記者)