ナオスミンの雑記

2009年9月14日より、四年半使用し続けた、グリチルリチン酸配合のATPリピットゲルを中止。リバウンド体験中。

ある難病の方のブログ

2011年06月02日 17時54分27秒 | 人生色々

私は、このところ、ずっとある難病の方のブログを過去記事から遡って読んでおります。
この方(Aさん)は、とても頑張りやさんで、40代まで正社員として働いておりました。
しかし、とうとう病気には勝てず、今は自宅で闘病生活をおくっております。

Aさんは、自分に大変厳しい方なので、きちんと働くために、具合が悪ければ医者に行き、ステロイド剤などの薬も指示通り飲んできました。
今でも、きちんと医者にかかり、薬を飲んでおります。

しかし、ここ数年間は、本当に気の毒になるような、悲惨な闘病生活を送っておられるのです。

Aさんは、自分は間違っていないと思っていることでしょう。
世の中の常識が、病気になったら医者に行き、医師の指示通りに薬を飲むのが正しいと思っているからです。

しかし、私は、Aさんは、医者に行かず、薬を飲まなかったら、今こんなに悲惨な闘病生活をおくることはなかったんじゃないかと思ってしまいます。

もちろん、難病と診断されてからの薬だけではなく、それ以前にも、Aさんは働くために様々な薬を飲んできたのです。

私は、Aさんの生き方を否定する気にはなれません。
だって、働くためには病気であってはいけない、というのが、今の世の中の常識だからです。

だから、病気を持ちながら働く人は、薬を飲みながら、病気とばれないように健康な人のようにふるまいます。

でも、病気を薬で抑えれば抑えるほど、ある時、押さえられたものが一気に襲ってきて、働けないくらいに具合が悪くなってしまうのです。

私はAさんを応援しています。
今後も頑張って闘病生活を送っていってほしいと思ってます。
でも、悲しいです。
この世の仕組みが、健康な人をモデルに出来上がっていることがです。

なぜか、病院は、病気の人からお金を取ります。
その上、病気だという理由で、解雇されたり、働き口がなかったりするのです。
今の世の仕組みは、なんだかおかしいと思います。

病気の人へこそ、その人ができる仕事を与え、お金を払い、病院代は無料にしなければならないと思うのです。

私のように専業主婦しながら、のんびりだらだら、仕事もせずに、しかし、医者にも行かず薬もなるべく飲まずに生きるのが正しいのか・・・・

はたまた、Aさんのように、病気でも倒れるまで薬を飲みながら健康な人と同じように働き、残りの人生は悲惨な闘病生活をおくるのが正しいのか・・・・