なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

宇治川お散歩~宇治橋から天ヶ瀬ダム

2017-11-04 09:12:05 | お出かけ
11月3日は快晴で暖かく、お出かけ日和となりました。
なので、午前中の空き時間に思い立って宇治橋上流にお散歩に行くことにしました。

宇治橋の上流といえば、世界遺産の平等院や宇治上神社、紅葉の琴坂で有名な興聖寺など、みどころが満載ですが、ごめんなさい。
今日はこれらの名所旧跡をご紹介する予定はありません。
宇治川右岸(上流から見て右側の岸)の道を天ヶ瀬ダムまで行き、天ヶ瀬ダムで橋を渡って、左岸沿いに宇治橋まで戻るコースです。
途中、アップダウンもなく、色々な植物が楽しめるとても快適なルートです。

出発地点は京阪宇治駅。宇治橋が見えています。



川の流量がやや多く、電光掲示板によると、この日の流量は248㎥/s。
前日までは700近く流していたようですので、かなり少なくなったとはいうものの、川の流れはかなり速く近づくのは怖いくらいでした。

ここから右岸の道をひたすら歩きます。
サクラが綺麗に紅葉していました。



遠くに見えるのは朝霧橋。中州の塔ノ島にわたることができます。
ここも、ダムの放流量が多いと閉鎖されますが、この日はOK。人々が散歩を楽しんでいました。

こんな感じの林道を歩きます。


天ヶ瀬ダム手前にある、天ヶ瀬つり橋を渡ってみました。少し揺れるけど恐くないよ。


さらに進んで、宇治川に合流する志津川の橋を渡ると前方に今年3月に開通したばかりの白虹橋が見えてきます。



普段はそこでダムを見ながら橋を渡るのですが、ふと右手に階段があるのに気付きました。


これは降りてみるしかない、と思い下ってみると、前方に巨木が見えてきました。



残念ながら枝は折れ、葉は付いていませんでしたが、又のところに植物が・・・ヤブランでしょうか?



根元。ペットボトルの大きさと比べると巨大さが分かります。



すっかり巨木に目を奪われていましたが、ふと左手の川の方に目を向けると、小さな祠があるではありませんか。
神秘的なたたずまいに心を打たれ、前に進むと自然に手を合わせていました。



ご祭神を示す名札がかけられており、左が大山祇(おおやまづみ)大神、右が瀬織津比売(せおりつひめ)大神とあります。
家に帰ってから調べてみると、大山祇大神は山の管理を、瀬織津比売は治水神であるとありました。
なるほど、納得!
ここ志津川は2012年の宇治大水害でも大きな被害を出したところです。
後ろは山で、土砂災害の危険もあり、この場所に二柱をお祀りすることには大きな意味があるのでしょう。
改めて敬虔な気持ちになりました。

さて、先に進みます。白虹橋からみた天ヶ瀬ダム。それほどの放流量ではないのですが、白煙が立って迫力は満点!
前方の橋が以前通っていた橋で、ここからならもっと間近に見えたのですが・・・

なお、天ヶ瀬ダムは淀川水系に建設された唯一のダムで、高さが73mありなかなかの迫力です。
「淀川の治水と宇治市への上水道供給、総出力59万8,000キロワットにも及ぶ水力発電を目的とした特定多目的ダム」(Wikipedia引用)で、前出の水害以降、大雨が降るたび「天ヶ瀬ダムがんばってや~」とダムの放流量をチェックするのが私の習慣になりました^^;;



ここからは宇治川左岸を行きます。
右手は川、左手が山で、まだ台風の雨の名残なのか、あちこちから水が染み出していました。
でもあえて山沿いを歩くと、花や実など、色々発見があり楽しいお散歩になりました。
さっき渡ったつり橋もよく見えます。



さて、今日はお散歩コースのご紹介だけで、見つけた花や実については明日からぼちぼち出していきますね。

最後に・・・左岸を歩いていると、つり橋のふもとに「宇治十帖スタンプラリー」のスタンプポイントがありました。
かなり前から今の時期に行われている行事で、健康増進と観光を兼ねて、多くの人がスタンプカード片手に歩いていました。
歩きながら自然に名所旧跡を巡ることができるので、機会があれば参加してみられるのもいいのでは・・・

https://www.city.uji.kyoto.jp/0000018194.html

宇治市に代わって宣伝でした~^^











コメント (14)
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