なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日の一枚~ソヨゴとカマツカ

2017-12-05 06:16:12 | みんなの花図鑑
今日から5日間にわたって、くろんど園地で見かけた実を特集します。
まず最初は、園内で一番沢山見かけたソヨゴ(モチノキ科モチノキ属)。


少し波打った常緑の深緑の葉に、可愛らしい赤い実が沢山ぶら下がっています。
昔子供が小さい頃、滋賀県朽木村(当時)に野外活動施設があり、よく遊びに行っていましたが、そこの山林でよく見かけた木。
風にそよいでぶらぶら揺れるので、いつも「そよそよソヨゴ」と呼んで親しんでいました。

当時はありふれた木と思っていましたが、意外にもそこ以外ではあまり見かけることもなく・・・
それで、今回くろんど園地で見かけたときにすごく懐かしい思いになりました。




樹皮は比較的滑らかで、白い斑紋が所々にあります。
モチノキ科にはよくある感じですね。



さて、本日2つ目はカマツカ(バラ科カマツカ属)です。
前に宇治の山でも1粒だけ見つけた木で、今回は一本だけ樹名板があったので助かりました。


名前のカマツカは、材が硬くて鎌の柄に使われたことから付けられたそうです。
ウシコロシという物騒な別名がありますが、これは牛が枝の間に角を挟んでしまったら、抜けなくなることからだそうです。
それほど強靭な枝を持っているということですね。
私が見た木は小さかったので、とてもそんな厳つい感じはありませんでした。

他のバラ科同様、実の先に萼が落ちた後が残ります。
また、果柄にぶつぶつ模様があるのが特徴とのことで、今回も見分けるのに役立ちました。

(こんな萎んだ実でも名前が想像できます)


コメント (16)
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