なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

名残の秋~くろんど園地

2017-12-03 09:24:49 | 自然
大阪と奈良の県境に位置する生駒金剛山系。
「大阪府民の森」はその中にあり、「大阪府が府政100年を記念して、金剛生駒紀泉国定公園の身近で豊かな自然に親しめるよう、森や施設を整備した自然公園施設」(大阪府民の森ホームページより)で全部で8箇所あります。
くろんど園地はほしだ園地とともに、そのほぼ北端に位置しています。

昨日ラクウショウの投稿の中で、参考写真として載せたラクウショウがあるのがそのくろんど園地。
天気は晴れ、たまたま星夫も家にいる・・・ということで二人でミニハイキングに出かけることにしました。

徒歩の場合は、京阪電車私市駅から歩きますが、今回はアッシーくんがいるので車で出かけました。
今日は、くろんど園地の名残の紅葉・黄葉の様子全体をご紹介し、明日からは個々の植物を「今日の一枚」として載せていきたいと思います。

前置きが長くなりましたが、まずは一枚。


この写真が今回のくろんど園地を代表する今の光景です。
黄色はタカノツメ、赤茶色に紅葉しているのはコナラです。
宇治の山はアラカシなどの照葉樹が主体で少し暗い感じですが、ここの山はいわゆる雑木林の構成樹であるコナラが主体になっています。
昔は薪炭林として利用されていたのでしょうか。
落葉樹なので、今の時期、山全体が明るく色付いて綺麗です。

少し先走りました。駐車場に車を止めて歩き出すとすぐに道の両脇がラクウショウの並木になっています。
そしてその先に、早春にはミズバショウが咲き乱れる、ラクウショウの湿地が現れます。
今はこんな感じです。もう少し紅葉がみられるかと思っていましたが、ほとんど落葉してしまっていました。


昨日紹介した気根はここのものです。
湿地に架けられた八つ橋のベンチで、気根を眺めながらお弁当を食べました。

見ていると、何かに見える気根が沢山あり、飽きません。
子供を抱いたお母さんと、お兄ちゃん。


今年3月にみん花に投稿した「仏様の手」。今回見つけることが出来ませんでした。



日が短いので先を急ぎます。少し行くとバーベキューサイトには真っ赤なドウダンツツジ。





ツツジも少し紅葉しています。バックの黄色はタカノツメ。



落葉をざくざく踏みながらどんどん歩きます。目指すは「水舞台」と「展望台」。





ようやく水舞台が見えてきました!水にうつる木々と青空がとても綺麗。


  


結構時間を食ってしまいました。展望台に向けて急ぎます。



登ったり下りたりを繰り返し、ようやく展望台に着きました。
  

展望台からは大阪平野などが一望できます。遠くの大阪の摩天楼も見えていました。




この時点で時間は15時半を過ぎていました。16時を過ぎるとあっという間に暗くなるので先を急ぎます。
途中で見た紅葉たち。

展望台の下の地面を這っていたナツヅタ。


幼木も紅葉。


フユイチゴがあちこちに美味しそうな実を付けていました。
失礼して、一粒パクっ。甘酸っぱ~い!


最後の階段を下るとようやくキャンプ場が現れました。ここからもと来た道に合流です。
  

なんとか閉門には間に合いそう。
ラクウショウの木が夕日を浴びて光っていました。



空にはうろこ雲・・・
お帰りなさい。






コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする