なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日の一枚~ヤブコウジとヤブムラサキ

2017-12-08 07:11:34 | みんなの花図鑑
実特集、第四弾は「ヤブ」仲間の2種類です。

ヤブコウジは皆さんよくご存知の冬に可愛い赤い実を付ける「十両」です。


サクラソウ科ヤブコウジ属。
サイズが小さく、赤い実がおめでたい感じなので、お正月の寄せ植えなどに、よく使われます。
何でも、江戸時代から品種改良され、高値で取引されたこともあるそうです。
こちら、少し歩いただけで、暗い樹林下のあちこちで見つけることができました。
やはり日ごろ見慣れた植物はよく目に付きます^^



こんな感じで生えてます。



もう一つの「ヤブ」はヤブムラサキ(シソ科ムラサキシキブ属)。
こちらも山のあちこちに紫色の実を付けて目立っていました。


最初はコムラサキかと思ったのですが、実付きがそれほど良くなく、だからといってムラサキシキブのようにまばらではありません。
よく見ると、萼のあたりに毛が沢山生えています。
ひょっとして・・・と図鑑で調べたら、どうもヤブムラサキのようでした。
宮城以南に生え、特に暖地ではムラサキシキブより優勢、とありましたので、大阪でも多いのかもしれません。
触ってみませんでしたが、葉にも星状毛が沢山生えて、ビロードのようにやわらかいそうです。





思い出したのですが、以前京都府立植物園でヤブムラサキの花と若い実を撮っていました。
特徴的なので、野山で見かけたら分かるかもしれません。






で、最後にオマケ。
一本だけ見つけたムラサキシキブです。
実の大きさが小さく、まばらに付いていて、並べると、ヤブムラサキとの違いがよく分かります。
こちらは、日本全土に広く分布しているそうです。


コメント (12)
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