京都府立植物園の植物生態園、華やかに咲いていた花は再び眠りにつき、巡り来る季節を待っています。
そんな中、地味~に、でも滋味あるハナゴノスガタを見せてくれていた植物たちも・・・
花の少ない冬場、最盛期の姿も織り交ぜながら、そんな植物の姿を紹介していきたいと思います。
まず最初はオトコエシ。
花も地味、花後も地味・・・なんですが、なぜか惹かれます。
まずは12月に見かけた姿。
オミナエシ科オミナエシ属オトコエシ。日本全国に分布する多年草です。
オミナエシは秋の七草の一つでもある、ご存知黄色い花です。
オトコエシはオミナエシに比べてがっちり逞しいことから「オトコ」と冠されたそうです。
9月頃に白い花を咲かせます。
それでは季節を遡ってみていきましょう。
11月下旬、同じ場所のオトコエシ。
ほとんどが実になっていますが、まだ一部花も咲いています。
花(実)のアップ。
実に大きな翼がついているのが、オミナエシ属の特徴だそうです。
9月中旬、宇治川畔で撮ったオトコエシ。
かなり大きい個体ですが、これが普通。
花。よく見たら、コカモメヅルが絡み付いてる!
9月初めの花の様子。京都府立植物園にて。
六甲高山植物園で8月下旬に撮った花。
花自体それほど華やかではないので、見ていても案外気付いていないかも・・・
ぜひ来年はあちこちで探してみたいと思います。