なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

六甲高山植物園の夏(8)~実・蕾・実・実・実・実・蕾・虫

2018-08-19 07:40:51 | 植物
咲いている花だけが華じゃない。
元花の実、これから花の蕾・・・
ワクワク素敵な姿をどうぞ!

駐車場にあったウリハダカエデ(ムクロジ科カエデ属)



大きな木にびっしりと実がぶら下がっていました(左)。
これくらいのサイズになると、木の肌瓜っぽくない・・(右)

 


園内各所で見られるこの姿は、キクバヤマボクチ(キク科ヤマボクチ属)。



独特の綿毛に包まれたような蕾。
葉の裏にもびっしりと綿毛が付き、葉を叩いてその毛を集めて火口(ほくち)にしたことから名付けられたそうです。
伊吹山のヨモギでもぐさを作ったのと同じやり方ですね。

秋に行ったことがないので、いつもこの姿。
かなり背が高いので目立ちますが、花が咲いた姿を一度は見てみたいものです。
10~11月にかけて咲くそうで、かなり長い期間、蕾でいるようです。



              
                                    




こちらは緑の実が沢山連なるオオナルコユリ(ユリ科アマドコロ属)



普通のナルコユリに比べると、かなり大型です。




上を見ると、緑の実がびっしりと生った木、名札を見るとサラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)
逆光が綺麗でした。



かなり木自体大きく、当たり前ですが、花が咲いていた通りに、実が生っていました。



                           

参考までに、今年5月下旬に行ったときの花。




おや、池の畔にまた緑の実がありました。
これは、大好きなズミ(バラ科リンゴ属)の実!
野生のリンゴの仲間・・ですが、酸っぱいので「酢実」とか。



5月に行ったときにみた花。
ほんのり紅を帯びた白い花が清楚で可愛いです。




お隣の赤い実は、ご存知、ハマナス(バラ科バラ属)。
この実は、ローズヒップとして食用になるそうです。





                         

こちらも5月下旬には赤い花を咲かせていました。




ラストはホツツジ(ツツジ科ホツツジ属)。
ちょうど咲き始め。



1輪だけ咲いた花のアップ。



花弁がくるんと反り返り、飛び出す雌蕊が特徴的。
こう見えて全体に毒成分があり、ホツツジの蜜が蜂蜜に混じると中毒することがあるそうです。
ツツジ科ではときどきありますね。


いかがでしたでしょうか?
最後にオマケ。



マツの木に止まったエゾゼミです。
背中の模様がアイヌ柄のように見えて、いかにも蝦夷風。
でも日本全国に分布するんですって。

六甲高山植物園の夏の植物たち、今日でおしまいです。
先週は出かけなかったので、申し訳ありませんが、今週の平日は気まぐれ投稿といたしますね~
(なにも投稿できないかも^^;)



















コメント (18)
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