なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

六甲高山植物園の夏(3)~ウバユリだらけ

2018-08-14 06:04:38 | 植物
六甲高山植物園、第三弾はフシグロセンノウと並んで目立っていたこの花。



ぱっと見、花弁がすこしバラけたユリのよう。
少し引いて全体像を・・・



はい、ウバユリです。
ユリ科ウバユリ属。
例のAPG分類になって、ユリっぽい花がどれも別の科になりましたが、ウバユリはユリ科残留。

池の周りを中心に沢山咲いていました。
池側。



山側。



ユリの葉は笹形や線形が多いのですが、このウバユリの花は全然違って輪生にややハート型の大きめの葉を付けます。
花が咲く頃に葉が茶色くなり、次第に枯れてなくなるので、「葉(歯)がない」=「姥」と名付けられた・・・
というのは結構有名です。

こんな感じで茶色くなってきていました。



蕾のころは上を向いていますが、咲く頃にはほぼ横向きに咲きます。

 


横向きの花弁の隙間から蕊が覗いています。




メタセコイアに負けないよう堂々と咲いている花。



この辺でウバユリは終わり・・・なんですが、せっかくなので他のユリたちにも出演をお願いしました。


こちらも旬のオニユリ。池の畔にて。



鮮やかな斑点のあるオレンジの花が夏の風情。





                          


女王の風格、ヤマユリがまだ咲いていました。




カノコユリの白花、シロカノコユリ・・・ですよね。




こちらは元ユリ科、今はススキノキ科ワスレグサ属のニッコウキスゲ。正式名はゼンテイカ。
な、なんなんだ~ススキノキ科。



前は一面咲き乱れる時期にいきましたが、まだそこまでは咲いていませんでした。
撮った写真の半分以上に大量のアリマキが付いていて、気持ち悪くて投稿できませんでした(泣)




こちらはユウスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)。
夕方咲いて翌朝萎むことから名付けられました。
淡いレモン色が綺麗ですが、こちらもアリマキに狙われて・・・






ユリとユリっぽい花はこれだけです。
元ユリ科といえばギボウシもありますが、そちらは昨日ご紹介したとおりです。













コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする