なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

初夏の山野草の森~エビネが一杯!

2022-05-13 05:32:10 | 植物

初夏の山野草の森に行ってきました。
初夏とは・・・
「夏の初めのことで、概ね立夏(今年は5月5日)から梅雨入りまでの期間に相当する。」
とのことですが、そういう意味ではちょうど初夏の走り(変な言い方ですが)に行ったわけです。
ですので、見た花は春の花あり、初夏の花ありで、そこそこ楽しめました。
ただ、日差しが強く影がくっきりしすぎてどうにも写真が上手くいきません。
特に逆光で花を接写したら、軒並みピンボケで、今後の課題です。

それはともかく、大江の天岩戸神社からわちまで一般道で行っても1時間ほど。
しかも帰る方向なので迷わずGO!

着きました。
有料エリア入ってすぐのところの花壇では、シランがお出迎え。
わずかにピンク色を帯びた花が綺麗です。


すっかり緑になった桜並木の続く園路を歩いていくと、フタリシズカが沢山!
・・横のスギナがちょっと違和感ありますが。


ブログでも話題になっている、「二人じゃない」シズカちゃんも・・・
三人シズカ(左)と、四人シズカ(右)です。
 

この赤紫の花は、ナンテンハギの咲き始めのようです。


お~、大江山で見られなかったヒメウツギが咲いています!
・・・でも花が満開を通り過ぎているらしく、なんとなくうらぶれて見えるのは私だけ?


あなたの写し方が下手なだけでしょ!とヒメウツギ嬢に叱られました。
暑さで、花も私もちょっと弱ってたようです。


シャガが咲いていました。あれ、花が少し普通のシャガと違って白っぽいですね。


こちらはタケシャガ。
竹のように伸びた茎の上に扇形に葉が広がることから、「竹」シャガと名付けられたそうです。
(右の写真をご覧ください。ちょっと葉が寝てしまっていますが・・・)
 

園内を流れる小川沿いには、なぜか5枚葉が輪生しているヨツバムグラや


ミズタビラコが沢山。


チョウジソウもちょうど見頃でした。


でも今の時期の山野草の森イチオシは何といってもこちらです。


ん?何? ほらほら、ちょうど中央に少し光っている花があるでしょう。
この花はエビネ(ラン科エビネ属)です。
そう、少し薄暗いこのあたりは、エビネが点在するエリアとなっています。


一番沢山咲いていたのが、エビネとキエビネの自然交雑種であるタカネエビネです。




赤っぽい花も。


キエビネは盛りを過ぎて傷みかけていました。
遠くに咲いていた2輪。


自然な感じで咲いているのが見られて良かったです。

あとは園内をぶらぶらと散策しながら、帰る方向に向かいます。
ナツハゼ(ツツジ科スノキ属)の花が少し残っていました。


ハクウンボク(エゴノキ科エゴノキ属)は咲き始め!


う~ん、エビネもいいけれど、やっぱり木の花の方にテンションが上がるのは何故?(笑)
なぜかぶら下がっていたガラス玉に聞いてみたら、木々を映して見せてくれましたよ~


ということで、今年のGW唯一の遠出はおしまい。
満たされた気分で帰路につきました。
途中、高速の事故渋滞はありましたが、なんとか夕ご飯の時間には到着できてよかったです。

【撮影:2022/5/4  わち山野草の森】

コメント (14)
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