今日は宇治川お散歩で見かけた虫たちをご紹介します。
ですので、虫が苦手な人は閲覧に注意してくださいね~
キツネアザミが咲き始めた宇治川下流のお散歩道・・・
特に変わった花が咲いているわけではなく、いつものナヨクサフジや・・・
ノアザミや・・・
こちらはミゾコウジュでしょうか。咲き始めましたね~
こんな花を見ながら歩いていると、花を訪れる虫に出会うこともしばしば。
鳥さんは少なくなりましたが、気温が上がるにつれて、虫の活動は活発になっているようです。
こちら、無地の黄色いテントウムシにまた出会いました。
今年初見かな~
ツマグロヒョウモンのオスですね。ナヨクサフジは蜜も多そう。
こんな感じで、隠元橋より下流ではタイトルの「オオシマトビケラ」に出会うことはめったにありません。
ではどこにいるのかと言うと・・・
この写真を覚えておられるでしょうか。
5月5日に見た、観流橋たもとのイチョウです。
ここで飛び回っている薄茶色に見える虫たち。
これこそ、オオシマトビケラの群れです。
とにかく宇治の中心部、宇治橋から上流・下流とも、数百メートルくらいの間が一番多いです。
どのくらい多いかというと、夜に駅前の回転寿司店に行き、何気なく宇治川に面した窓をみると、
びっしりと虫が張り付いているほど多いです。
宇治橋の近くにある、京阪電車宇治駅でも沢山の虫を見かけます。
ちなみに、この駅はコシアカツバメの営巣地としても有名。
想像ですが、餌にはまったく不自由しないのではないかと・・・
そうそう、時々電車に乗って、京都市内まで移動するトビゲラも結構いますよ~
キャーと逃げる人もいますが、地元民は慣れているので、多少いても完全無視です。
で、どんな虫なの?
・・・こんな虫です。
一匹だけだと、大丈夫ですよね。多分・・・
そもそもトビケラってどんな虫なんでしょうか。
宇治市のホームページにトビケラのサイトがあり、そこに説明があるのでコピペしてみますね。
「トビケラはトビケラ目に属する水生昆虫で、幼虫は水中に棲むイモムシ。
成虫はガに長い触覚を生やしたような特徴的な姿をしています。
トビケラは水中に卵を産み、一生のほとんどを幼虫として川の中で過ごします。
5回程度脱皮して蛹(さなぎ)となったのち、羽化して成虫になります。
成虫になると、陸で飛翔しますが、活動時間は限られています。
日中は木陰で休息していることが多く、夕方から徐々に飛び始めます。
そして、薄暗くなる時間帯になると、木などの目標物の周りに群がって飛び回ります。」
ちなみに、このサイトは非常に充実しており、トビケラ愛にあふれています。
トビケラはセミと同様、羽化してからは餌を食べず1週間から10日で一生を終えます。
なのに、セミや蛍のように風物詩になれない気の毒な虫です。
もっと詳しく知りたい人は、下記のリンクをみてくださいね~
https://www.city.uji.kyoto.jp/site/tobikera/
私もこのサイトを見るまでは、少し汚れた水に住む気持ち悪い虫・・としか思っていませんでした。
正直群れていると、今もちょっと苦手です。
でも、水の浄化にも役立っているということなので、これからはちょっと温かい目で見守りたいと思います。
群れてる様子の写真です。
(大きくしてみても大丈夫な人は、クリックしてくださいね。)
まあ、そうはいっても、今の時期どの花を撮っても必ずトビケラが写り込むのは困ります(笑)
大好きなセンダンの花が咲き始めました!
でもどちらの写真にもオオシマトビケラがさりげなく写っています。
どこにいるか分かりますか~
こちらはヤナギの綿毛ですが、よく見ると小さい茶色のトビケラが写っています。
こちらは、コガタシマトビケラだと思います。
このくらい小さいと、見た目は大丈夫なのですが、顔にどんどん当たってきます。
メガネとマスクをしていなかったら、面倒なことになりそうです。
時期が違うので今はいませんが、もう少し早い時期に飛ぶトビケラもいます。
小さいベージュのトビケラですが、こちらはナカハラシマトビケラ。
こちらは時々家の方にも飛んでくることがありました。
ということで、ちょっと力の入った説明になってしまいました。
苦手な人ごめんなさい。
最後は、近くのオランダガラシの群生にまた来ていたアオスジアゲハをどうぞ!
宇治川沿いを歩いていると、楽しい発見がいっぱいです。
何度も出すと思いますので、引き続きお付き合いくださいね。
【撮影:2022/5/7 宇治川】