今日も宇治川散歩の続きです。
歩いているとなにやら赤い実のようなもの発見。
う~ん、うまくピントが合わず、ちょっと分かりにくいですが・・・
この木はアキニレの幼木です。こんな感じで河原には沢山のアキニレが生えています。
そして、沢山のイボイボ・・・
赤くなる前は、緑や薄緑です。
ひょっとして・・と調べてみたら正解!
こちらは「アキニレハフクロフシ」という虫こぶ。
その名の通り、アキニレのハ(葉)に付くフクロ(袋)状のフシ(虫こぶ)です。
この虫こぶの中でアキニレヨスジワタムシという虫の幼虫が育ち、やがて成虫になってこぶを破って飛び出す・・・
ということなんだそうです。
虫こぶを割ったら、ごく小さい幼虫が数匹入っているようです。
成虫の姿は検索しても見つけられず・・・
(これを持って帰って観察する・・気にはさすがになりません)
ついでにもう一つ。
さぶいぼが出そうなこのブツブツ、エノキの葉のあちこちに出来ていましたが、こちらも虫こぶです。
こちらは、エノキハトガリタマフシ(エノキの葉に付く尖った玉状のフシ)です。
犯人(犯虫)はエノキトガリタマバエというハエで、その幼虫が中で育っています。
こちら、割ってみた写真がネットに沢山出ていましたが、なかなかインパクトのある芋虫です。
いずれにしても、自分で虫こぶを割ってみるのはやめておきます。
ということで、のっけから虫が苦手な方にはちょっとキツイ記事だったかもしれませんね。
お口直しに~
ナワシロイチゴの花が咲いていました。
前にも書きましたが、蕾ではなく、これで咲いています。
真ん中から雄蕊が飛び出て、花粉を沢山出しています。(トリミング画像です)
ここで話はがらっと変わりますが・・・
宇治橋下流右岸散歩の終点近く、京阪宇治駅の近くに最近できた「お茶と宇治のまち歴史公園」。
まだ行ったことはないのですが、「茶づな」という体験型の施設を核に、太閤堤跡や、茶畑などが広がっています。
(ちなみに下の写真には施設は写っていません。奥に見えている建物は駅です)
で、その茶畑ですが伝統的な覆いである、よしずと藁を用いた「本ず被覆」が再現されています。
上に藁が敷き詰められています。
「再現」と書きましたが、今でもこの方法でお茶を栽培されている農家さんもあります。
なので、地元にいると特に不思議には思いませんが、全国的には少ないのかもしれませんね。
作業が大変そうです。
こちらがごく一般的な寒冷紗の覆い。
光を遮ることによって甘みのあるお茶が採れるそうです。
スズメがとまっていました。
目を川の方にやると・・・
お~、クララ(マメ科クララ属)が咲き始めているじゃないですか。
根を噛むとクラクラするほど苦いのでクララと名付けられたそうです。
良薬は口に苦し、生薬では消炎剤として使われるとのこと。
宇治川ではごく普通に生えています。
ということで、撮った写真を出し切ったので、宇治川特集はこれで小休止。
明日は宇治川で今の時期一番沢山咲いているあの花にスポットライトを当ててみたいと思います。
よかったら引き続きご覧くださいませ。
(また結局宇治川かい!と言われそう・・・笑)
【撮影:2022/5/15 宇治川】