なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

作ってみました!セイヨウカラシナで粒マスタード

2022-05-27 05:25:08 | 食べ物

全国的に3月から4月にかけて河川敷や土手が真っ黄色になるほど咲く花。
そう、セイヨウカラシナです。


「辛子菜」というくらいなので、辛いのでしょうか。
ネットで調べてみたら、なんと、その種子で粒マスタードが作れることが分かりました。
多少調味料は必要なものの、原料費はタダ!
しかも作り方はそう難しくなさそうです。
これは作るしかない!というわけでチャレンジしました。

まず、その前に間違いなくセイヨウカラシナかどうか確認。
というのも、よく似た花にセイヨウアブラナというのがあり、そちらは辛くないそうなんです。
花はどちらも似ていますが(左)、葉に葉柄があるのがセイヨウカラシナです(右)。
ちなみに、セイヨウアブラナは葉が茎を抱きますので、容易に区別できます。
 

花が徐々に緑の実になり・・・


ついにはこんな感じで茶色くなります。


近づいてみるとこんな感じ。この時点で収穫です。
タイミングを間違えると、草刈りなどされてしまいます。
思った時が収穫時。レッツゴー!


ネット情報などでは、鋏と大きなゴミ袋を持って行って茎ごと収穫すると書かれていますが、全く不要です。
まず実を茎から外し、少し丈夫なポリ袋(スーパーの袋など)に入れます。
それを袋の外からもみもみすると、中からどんどん種が出てきて下に溜まります。
好きなだけ採ったら、袋の上に溜まった殻(もみ殻のようなものですね)をその場に捨て、種だけ持ち帰ります。
面白いので、ついつい採りすぎてしまいました。

とはいえ、種だけではなく殻が少し混じっていますので、家に帰ったらそれを丁寧に取り除きます。
混じった状態


ちょうど種だけ通すサイズの網があったので、それで分別しました。


取り除いた殻


種はこんな感じです。


ジャムの瓶がありましたので、そこに入れました。


結構採れましたね~


いよいよ粒マスタード作りです。
本当に適当な作り方なので、もし作る場合は、ご自身でアレンジしてくださいね。
まず、白ワインビネガーを用意します。
   

ジャムの空き瓶は煮沸消毒しておきます。
瓶に適当な量の種と小さじ1/3ほどの塩を入れ、ひたひたより少し上くらいのワインビネガーを注ぎ入れます。
あとはそのまま常温で放置しておくだけ!
1日後はほとんど変化ありませんが(左)、4日後、かなり種が膨張しました(右)。
 

このあとさらに冷蔵庫で10日間ほど放置し、いよいよ試食してみることとしました。
小さいすり鉢を用意します。


最初はこんな感じ
 

ごりごりごりごり
なんとなくそれっぽくなってきました。


舐めてみると、少し皮が口に残りますが、しっかり辛いです。
これはいけるかも!
ということで、ボイルしたソーセージに付けて食べてみることにしました。


う~ん、粒マスタードですね!
でも、やっぱり市販の粒マスタードの方が美味しいかも。
あとで色々調べたら、すりおろしてから常温でしばらく放置する方が発酵が進んで美味しくなるようです。
さらにビネガーを足し味を調整してもいいそうで、工夫すれば自分流の美味しいマスタードができそうです。

実はこのチャレンジ、2年前の2020年6月にしていました。
収穫したのは5月末。
今投稿したら、今年の収穫時期に間に合うかもと急いで記事にしました。
もし興味のある方がいらっしゃったら、チャレンジしてみてくださいませ。
ただし、どうぞ自己責任でお願いしますね。
不味い!お腹こわした!セイヨウカラシナ採ってたら不審者と間違われた!等々の苦情は一切受け付けません(笑)




 

コメント (19)
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