先週末の文化の日、早起きして奈良の般若寺に行ってきました。
私が若い頃から般若寺はコスモスで有名なお寺でしたが、最近はますますパワーアップしているらしい。
ホームページでチェックすると「満開です」とのこと。
混むだろうと思って、開門の9時に着くように電車で行くことにしました。
(結果的には大正解でした)
到着したのは9時少し過ぎ。もうかなりの人が来ています。
拝観料を払って中に入ると、いきなりこの光景。
思わずワー!と歓声を上げてしまいました。
他の人もほぼ同じような感じで、入るなりこの光景に足が釘付けです。
花の写真を撮りたいという気持ちを抑え、まずは拝観です。
般若寺は飛鳥時代高句麗僧慧灌法師によって開かれた非常に古い歴史のあるお寺です。
奈良遷都後の天平7年(735年)、聖武天皇が平城京の鬼門を守るため大般若経を収めました。
このことにより、般若寺と称されるようになったそうです。
平安時代は千人の学僧を集めて栄えましたが、平家による南都攻めで伽藍は灰燼に。
鎌倉時代に瓦礫の中から十三重塔など再建し、再び栄えました。
その後も栄枯盛衰を繰り返し、真言律宗のお寺として今に至っています。
ご本尊は文殊菩薩(重文)で、内陣でお姿を拝むことができます。
拝観を終え、本堂からお庭を見下ろした光景です。
般若寺というと十三重塔が思い浮かぶほどに有名です。
聖武天皇が創建された当時の塔ではなく、鎌倉時代の再建です。
それでも十分古いですよね。
境内どこにいても、コスモスと十三重塔が見えます。
ということで、今日はこれでもかというほど、コスモス、十三重塔、本堂の様子をご覧くださいませ。
朝は本堂側から見ると逆光になりますが、シルエットも綺麗ですね。
参拝者はコスモスに埋もれるように、境内をそぞろ歩いています。
白いコスモスも綺麗ですね。
こちらは少し離れたところから本堂。
淡いピンクのコスモスも綺麗
こちらまた入り口付近から左手の方をみたところです。
おや、遠くにハート型が見えますね。
近づいて見ると、人々が集まって順番に写真を撮っています。
顔はめで記念写真の人もいたのですが、なんとハートの向こうに十三重塔が!
教えてくれた一眼レフのお兄さんありがとう。
ここからは、塔と本堂もかろうじて一枚の写真に納まります。
本堂の横の大きなサクラの木が紅葉し始めていました。
十三重塔の東側に回ると、小さい屋根だけのお堂があります。
そこから拝むと、向こう側に薬師如来。
そうなんです、この塔の四方には四如来が刻まれており、東側は薬師如来。
次におわすは南方の釈迦如来です。
西方は当然阿弥陀如来です。
そして北方は弥勒如来。弥勒というと菩薩が一般的かと思いましたが、如来になられた弥勒様。
残念ながら仏様のお姿は浅堀りなのであまりよく見えませんでした。
ここにいらっしゃると思って、拝んできました。
よかったら十三重塔の説明はこちらをご覧くださいね。⇒
最後にもう一枚。気持ちが華やぐ光景をどうぞ。
般若寺のコスモスを満喫いただけたでしょうか。
でも見所はこれだけではありません。
明日は、これ以外の素敵なコスモスの光景をご紹介しますね。
お楽しみに!
【撮影:2023/11/3 奈良市般若寺】
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まさに奈良時代が出来た時から、あるお寺、
さすが、京都といつもいいますが、
さすが、奈良ですね
古いお寺に、現代のコスモスが良くマッチしています。
見応えあるのが伝わってきます。
ハートの向こうに十三重塔なんて、カップルには、
たまらないでしょうね
明日、こちら雨になりそうです。
そして、一気に秋に気候になるそうですよ
紅葉が進みますねぇ~
そこがお寺さんだというのも、たとえ信仰心はなくても、なんだかありがたく感じられますね。
今の時代の寺院のあり方として、一つのあるべき姿を示しているように思いました。
今の時代、名の知れたお寺さんには、参拝に来られる方より、拝観に来られる方の方が多いと思います。
それでも自ずと仏様に手を合わせていたりして、あるいはお坊様からお話をお聴きになり、信仰心が芽生えてくるのかもしれませんね。
そういう私は、少しお寺さんにご無沙汰になっています。
来春にはお参りに行きたいと思います。
おはようございます。
若いころ般若寺にコスモスの写真をよく撮りに行っていました。
考えたらその頃からコスモスの寺として売り出していたと言うことですね。
十三重塔に刻まれた如来様も昔のままです。(当たり前か?!)
とても懐かしいです。
今でもこのパソコンに般若寺の秋桜の写真が保存されています。
フィルム写真をデジタルに変換したものです。
般若寺と言うお寺さんが素敵。
コスモスの背景が本堂なのも、互いに引き立て合っていい感じです。
十三重塔がどこからも見えますね。
ハートの中からも見えますね。
四如来様が居られるのも 有難いです。
「気持ちが華やぐ」光景を見せて頂き、有難うございます。
般若寺、飛鳥時代に開かれたお寺とは、ずいぶん長い歴史あるお寺と知りびっ
くりしました。思わず飛鳥時代とはどんな時代なのか、調べ直しました。何と、
今から1400年も前の時代なのですね。(@_@。
般若寺というと十三重塔が思い浮かぶほどに有名だそうですが、恥ずかしなが
ら私は般若寺も十三重塔
も今回初めて知りました。五重の塔は法隆寺や日光東照宮などでよく知ってい
ますが、十三重塔という高い塔があるとは、またびっくりです。(@_@。
それともう一つのびっくりは、コスモスの花の多さと美しさは圧巻です。こん
な光景は初めて見ました。今まではあけぼの山農業公園のコスモス畑が一番だ
と思っていたのが恥ずかしくなりそうです。(@_@。
天平の甍という本がありましたが、京の都より古い奈良の都、魅力がいっぱいです。
法隆寺や東大寺はもちろん有名ですが、名もないお寺でもびっくりするくらい歴史があります。
般若寺も昔は広大な敷地で多くの僧が学問を修めていたそうです。
ご本尊が文殊菩薩、学問の仏様というのも納得です。
一面のコスモスと本堂や塔が調和し、人々を魅了しています。
ハートも本物のコスモスでできていたらもっとよかったんですけど、さすがに一日で萎れるでしょうから大変なんでしょうね。
明日は仕事で外出の予定なのですが、雨なので憂鬱です。
そのあとは寒くなるようなので、風邪を引かないよう紅葉を楽しんでくださいね!
想像以上に美しいコスモスに、心を奪われました。
そしてその奥にあるお堂、自然と手を合わせましたよ~
古いお寺にはそういう力があるようです。
京都もそうですが、今はお寺も色々工夫されて、拝観者を増やしているようです。
(檀家さんのいないお寺は大変なんでしょうね)
参拝と拝観・・・同じだと思っていました。
調べてみたら、拝観はお寺の建物や寺宝などを見て拝むことのようですので、まあ同義に使ってもいいかと・・・
ここではご住職さんの説明や法話はなかったのですが、奈良のお寺では結構聞かせてくださるところが多い印象です。
そういうところも、距離の近さを感じられていいのかもしれませんね。
私も学生時代にみんなでコスモスを見に行った記憶があります。
当時はデジカメもなく、慎重にフィルムカメラで写真を撮りました。
中でも石仏とコスモスの写真がお気に入りで、大切にしていましたが、あの写真どこにいったのか・・・
fukurouさんは昔のフィルム写真をデジタルにちゃんと変換されたのですね!
なるほど~そういう手があったのですね。
ん十年前に撮った花の写真、1枚ずつ台紙に張って名前を書き、今でも(どこかに)保管しています。
仕事を辞めて時間ができたら、整理したくなりました。
京都のお寺は石庭などお庭が有名なお寺が多く、ちょっと取り澄ました感じですが、奈良のお寺は花が沢山咲いているところが多く、親しみを覚えます。
雑草まで大切にしてる?と思うお寺もあるくらいです。
中でも、いつもいく当尾の岩船寺・浄瑠璃寺と並び、般若寺も関西花の寺の一つです。
コスモスの名所になったのはfukurouさんがまだお若い頃からのようですが、その後も色々工夫を重ね、押しも押されぬ名所になっています。
秋のコスモスが一番有名ですが春のサクラとヤマブキ、夏のアジサイ、冬のスイセンもとても見ごたえがあるそうです。
そういえば、前に行った時はスイセンのシーズンでした。
また行きたいと思わせるお寺さんです。
今日はコスモスを見ていただきたくてほとんど説明をしなかったのですが、その中から3つもびっくりすることを見つけてくださったのですね。
飛鳥時代といえば聖徳太子の時代ですよね。
まさに仏教が始まったころからのお寺であったことが分かります。
十三重塔は、奈良では結構見かける気がします。
談山神社という奈良の神社では、木造の十三重塔があり、驚きです。
そうそう、当尾の岩船寺にも小さい十三重塔がありましたね。
コスモス、一番いい時期だったようです。
夏に一度枯れてしまい、その後植えたそうなので、花期が他の場所より遅くなったみたいです。
運が良かったです!