なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

越後晩秋大雨紀行~その3

2017-11-25 07:44:18 | 旅行
弥彦神社の本殿の脇の門をくぐると、そこには合羽を着たおっちゃんと、弥彦山ロープウェイの看板が・・・

私「すみません、今日ロープウェイは動いていますか?」
おっちゃん「もちろん動いてますよ~。」
私「風、強いけど大丈夫ですか?」
おっちゃん「谷を行くから大丈夫。よっぽど吹いても、錘を入れるから問題ないよ。」
私「わかりました!乗ります!」
おっちゃん「シャトルバスが来るから、それに乗っていって!」

そう、おっちゃんは、シャトルバス乗り場の交通整理の方でした(スミマセン)。
アドバイスに従って、バスに乗ると数分で弥彦山ロープウェイふもと駅に到着。

ロープウェイが名残の紅葉の山をバックに近づいてきました。



この「うみひこ号」に乗って山頂駅へ。
途中、雨と霧のせいで、ロープウェイのロープがわずかに見えるだけでした。



山頂に展望レストランがあるので、そこで食事でもしていってくださいというアドバイスに従い中に入ると、意外やほぼ満席!
団体さんの間にようやく席を見つけ、オススメの「日本海夕日ラーメン」をいただきました。
インスタ映えというのでしょうか、夕日を模した海老せんべいのインパクトが強烈でしたが、お味のほうもなかなかのもので、冷えた体が温まりました。



さて、団体さんは食事をしたらさっさと降りていかれるようでしたが、この先には確かご神体を祭る御神廟(奥宮)があるはず・・・
いけるかどうか分かりませんが少し先のほうに行ってみることにしました。



かなり看板が傷んでいますが、確かに右手に御神廟があるようです。
後ろから早足の男性が私を追い抜いていきました。
よし!人が行くなら私も行こう!
と歩き出したら、結構楽しくて・・・

こんな感じの道でした。
木々はブナが多い感じでした。


途中赤い実がぽつぽつと地面に落ちています。ナナカマドでしょうか。


これはトキワイカリソウの紅葉。


水滴のついた枝。


なんとダイコンソウがまだ咲いていました。冷たそう><


これは実と葉の感じからキンミズヒキのようですが、紅葉しているのは初めて見ました。


途中、両側にアジサイが植えられた道がありました。
シーズンは綺麗でしょうね~


かなりのアップダウンの末、ようやく御神廟の鳥居が見えてきました。ホッ。


右手の社務所に朱印帳を預けて、鳥居をくぐります。
こちらが、御神廟。
雨の中苦労した分、パワーを沢山授けていただいた気持ちになりました。


無事御朱印もいただいて・・・
  

同じ道を辿って岐路につきました。
なお、御神廟の先にも山道があり、いい季節には楽しい山歩きが出来そうです。
(カタクリやユキワリソウやイチゲなど、早春の花々が咲き乱れるそうです!)

帰りに気付いた植物。

イラクサ科


カンアオイ。ハート型!と思って撮りましたが、狐顔みたい・・・


バンザイ冬芽(クスノキ科クロモジ属)


サルトリイバラ


思いがけず色々な植物が見られてルンルンでロープウェイ山頂駅まで戻ってみると・・・
なんと、行きは真っ白だったのに、少し霧が晴れて海が見えました!





早速ご利益があったようです^o^

さて、時刻は13:30。
このあとどこに行きましょうか。












コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

越後晩秋大雨紀行~その2

2017-11-24 06:06:45 | 旅行
弥彦駅に着いたところからでしたね。

目的の弥彦神社は駅から歩いて15分ほど。
参道のお店などを眺めながら歩くのにはちょうどいい距離・・・のはずですが、大雨と強風。
傘を支えて歩くだけで精一杯。
防水のブーツを履いてきてよかった・・・

途中みかけた不思議な鳥居。鳥居の先には若木が一本。
残念ながら木の種類は分かりませんでしたが、こんなところにも神様が身近であることが感じられます。



やっと朱塗りの鳥居(一の鳥居)が見えてきました。


なお、お断りですが、大雨・強風の中、傘を差してカメラのレンズが濡れないように片手で急いで撮っているので、いつも以上に写真の質が悪いです。
傘の端っこが写っている写真も多々あります^^;
読んでくださっている方は、ぜひご自分もそんな中を歩いている気持ちになっていただければ幸いです。

弥彦神社ですが、越後国一宮で、ご祭神は天照大神のひ孫にあたられる天香山命(あめのかぐやまのみこと)です。
いつ創建されたかは不明ですが、万葉集にはすでに「いやひこ」の名前が詠まれているそうです。
ご神体は弥彦山そのもので、山頂には御神廟が祭られています。
明治45年の大火で建物がほぼ焼失しましたが、県民の熱意で4年ほどで再建が成ったとのこと。
11月には大規模な菊まつりが行われ、ちょうどその期間にあたっていたため、丹精して育てられた豪華な菊を沢山みることができました。

鳥居をくぐってすぐ左手にある御神橋(玉ノ橋)。


両側には大きな杉、その中を進む参道の両脇に菊が展示されています。






さらに進むと、二の鳥居が見えてきます。
その手前の手水舎付近には、こんな展示も・・・


本殿に近づくほど、菊のグレードが上がってきます。


子供たちの作品も・・・


随身門。菊まつりは24日までなので、雨にもかかわらず人出が多かったです。


社殿。見えませんが、後ろに弥彦山があり、ここで拝むと、ご神体を拝むことになります。


朱印をお願いしている間に、社殿前に展示された豪華な菊を見学。
どのくらいの手間をかけて作られたのか考えると、何事にも適当ななつみかんは卒倒しそうです。




無事ご朱印をいただきました!


この後、どこに向かうか悩んでいましたが、横に門があるのを発見。


くぐるとそこには・・・

その3へつづく。
















コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

越後晩秋大雨紀行~その1

2017-11-23 10:27:54 | 旅行
先週末、3泊2日(船中1泊)の新潟旅行に行ってきました。
前回新潟に行ったのは記憶も定かではない20年ほど前、晩秋のこの季節、低気圧が近づいて雨から雪の予報・・・
こんな悪条件で始まった新潟一人旅、さてどうなったでしょうか?

金曜午後少し早めに仕事を終わり、新幹線での移動です。
前に日光に行った時は東北新幹線に乗り換えましたが、今回は上越新幹線。
新潟行きの「とき」に乗車します。なんだかすごい混んでる@@



2時間ちょいで新潟に到着です。
行き帰りの交通と、弥彦と水族館に行くことと、美味しいものを食べることだけ決めてきたので、あとはでたとこ勝負です。
(まあ、いつものことですが)

夜に着いたので、ホテルにチェックイン後、腹ごしらえに出かけます。
ガイドブックを頼りに、一人から宴会までOKのお寿司屋さんへ。
せっかくなので、地酒も付いたセットを頼みました。
いきなり出てきた付き出し・・バイ貝ですが、ちょっと多すぎない?^^;(ちなみに貝はちょっと苦手です)



日本酒片手に食べているとほどなく、地物を中心とした超美味しそうなお寿司が登場!
あれ~カウンターだったら一つずつ出してくれるんじゃあ・・・
まあ混んでるので仕方ないですね。

肝心のお寿司の写真を撮り忘れ、無心に飲んで、食べて・・しているうち、「サービス期間中 ノドグロ塩焼き」の文字が気になってきました。
まだお酒はたっぷり残っています。
で、追加注文。



これが絶品でした!
すっかり満腹、満足し、ホテルに戻りましたが、あとからお酒が効いてきて・・・
それほど強いわけではないので、そのままバタンギュー。

翌朝はすっきりと目覚め、お腹がすいたのでモーニングのお店を探しましたが、結局ド〇ールしかなく、そこで朝食。
でも旅先で食べるモーニングはとっても美味しいです。

雨がまだ降っていなかったので、付近を少し散策。
駅前のベゴニア。完璧に丸く仕立ててあり、感動しました。


駅前通の黄葉。


よく見るとユリノキでした。のびのび育って色づき方が綺麗。


昨日は暗くて見えなかった飲食街の様子もよくわかりました。
七福神の銅像が点在していました。



この日は新潟屈指のパワースポット、弥彦神社に行く予定。
1日1本の新潟からの直通列車「弥彦号」に乗るため少し早めに駅に行ったら、なんとSLに出会いました!
SLばんえつ物語号というSLで、新潟から会津若松まで4時間くらいかけて走るのだそうです。



おっと、自分の電車に乗り遅れるところでした。
弥彦号は普通の電車で、ゆったりすわって車窓を眺めながらの移動。
でも心配なのが雨。出発の頃から降り始め、勢いはどんどん強まります。

1時間ちょっとで到着した弥彦駅です。


弥彦神社の最寄り駅だけあって、朱塗りになって風情がありました。
このあたりから雨だけではなく、風もどんどん強まってきました。
さて、無事に目的のパワースポットにたどり着けるでしょうか?

その2へつづく・・・
(この調子で終わるのだろうか・・・^^;;)







コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白山神社と植物たち

2017-11-18 08:35:44 | みんなの花図鑑
11月4日、5日の二日にわたって出かけた宇治十帖スタンプラリー。
毎年行っているので、ほぼ駆け足で巡ったのですが、今回初めて行った白山神社は例外。
幽玄な森の古社の雰囲気に浸り、ゆっくりと古い歴史に思いをはせることが出来ました。

宇治川畔からもみじ谷を通りしばらくいくと白山神社に着きます。
このあたりのコースは東海自然歩道にもなっているようです。

白山神社は、平安時代、藤原頼道の娘の寛子さん(冷泉天皇の皇后)が建立した白川金色院の鎮守社として勧請されたそうです。

今は金色院は跡形もなくなっていますが、ここ惣門は金色院の遺構といわれているそうです。
かなり傷んでいるようでしたが・・・



門をくぐってしばらく行くと、鳥居が見えてきました。


鳥居をくぐって石段を登ると・・・


重要文化財の拝殿が見えてきます。
この拝殿は、宇治離宮から移築したものといわれており、家のように寄棟の茅葺です。
逆光だったので斜めから・・・



後ろから・・・屋根がいい感じです。


こちらは本殿です。一間社流造といわれる造りで、桧皮葺です。


横には紀元二千六百年の碑と、本物の砲弾・・・


一心に歩いてここまで来ましたが、急に時間が止まってしまったような空気に、足も止まりました。
神社のふもとにある公園のベンチに座り、しばし休息・・・ゆったりしたひと時を過ごしました。


さて、ざっくり神社のご紹介をしましたが、ここに行くまで、また神社の周りに色々植物をみることができました。

マメヅタがびっしり付いた木。木の種類は残念ながらわかりません。


白いサザンカ。


なぜか、ホウセンカが道端に・・・
なんだか懐かしいです。


先ほど紹介した惣門わきにはハキダメギクが・・・


そして空き地に赤くなったコミカンソウ。
今年初めて見ました。ナガエコミカンソウに押しやられて、減りましたね・・・


え、植物の方が力が入ってるって?
そんなことはありませんよ~^^;

〈お知らせ〉
明日、日曜日からしばらく投稿をお休みします。
みなさんの投稿は見せていただきますので、よろしくお願いします。











コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の一枚~ニシキギ

2017-11-17 06:20:28 | みんなの花図鑑
ニシキギ。
今更・・・と思われる向きもあるかもしれません。



ニシキギ科ニシキギ属。
その名の通り、秋の紅葉はまさに「錦」というのに相応しく、一転の曇りもないベタな赤になります。

でも私がこれを「今日の一枚」に採り上げたのは、紅葉のせいだけではありません。
そう、初めて実を見たのです!!



ニシキギ科ニシキギ属といえば、ニシキギ、マユミ、コマユミ、ツリバナ、マサキなどがあります。
その中で、今年はツリバナとコマユミの実を見ることができました。
そしてこのニシキギです!
(ちなみに、ニシキギには枝に翼があるので、他のニシキギ科とは簡単に区別できます。)

なぜか植物園などの大きな木には実がほとんど付いておらず、ここ「源氏物語ミュージアム」の生垣に沢山付いていました。
興奮しすぎて全体像を撮り忘れ、しかも、実ばかり見て写真を撮ったので、見てくださる方には申し訳ないほどの不出来です。
出会いに免じてお許しくださいませm_ _m

そして見つけたこれ・・・


うーん、どうみてもカメムシ。
でも色が綺麗でプラスチックっぽい。
調べてみたら、キバラヘリカメムシの幼虫と分かりました。食草がニシキギだそうです。

オマケ。
隣にあったマルバシャリンバイ。




源氏物語ミュージアムということで紫式部(コムラサキ)が沢山植えられていました。



おしまい。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする