レイラ・スリマニ。松本百合子訳。集英社文庫。
幼い姉弟、ミラとアダムのため、一時的に専業主婦のミリアムは毎日、
家事と育児にあけくれ、世間からの疎外感をいやというほど味わい、精神的に追い詰められていた。
ミリアムは出産以前は弁護士として、キャリアを積んでいた。早く仕事に復帰して、
バリバリ思う存分に仕事がしたいと思っていた。そんなとき、かつての同僚に出会い、
一緒に弁護士事務所を手伝ってくれないかと誘われる。そしてベビーシッターとして
雇ったのが、ルィーズ。彼女は家事も育児も完璧にこなし、子どもたちもすぐ彼女になついた。
ミリアムは弁護士として復帰、充実感、幸福感に酔っていた。だんだん子どもたちは成長していき、
ルィーズの内部で何かが壊れていき・・・ある朝、ついに惨劇が起こる。
あのルィーズがミラとアダムの幼い姉弟を殺し、自身は自殺を図る。いったい、何が・・・
さて、今朝のベルは・・・
驚いたももちゃん。
あんまりお腹すいてないような、ベルでした。