前回の続き・・・。
え~、R33が大きくて重かった反動で次に買った車が「DC2インテグラTypeR」。
構造を知り尽くしたメーカー製のチューンドカー。
運転してて楽しい車だった。
意味も無くあっちこっち走り回ってたっけ。
納車翌々日、朝っぱらから1000km点検に持って行って呆れられた車である。
歴代第三位のお気に入り。
サーキットを2時間走り続けてブレーキをパーにし、ブレーキパッドも燃えて炭になることを知った。
当然、フェードした上キャリパーも熱で開いてしまい、大変なことになったし。
ホンダの開発者に「パッドだけはスポーツパッドに換えて下さいね。」って言われたのはこのすぐ後の話。 <-- おせーよ。
エンジンは完全な二重性格。
6000rpm弱でカムが切り替わると「クォーン」と言うちょっとこもった音から「パーン」と言う解放音に変わり、タコメータの針が一気に振り切れる。
初めてフル加速をかました時、エアコンスイッチが加速の衝撃で後ろに飛んで行った(良くはまって無かったらしい。)という逸話を持つ。
”オーナーズミーティング”と言う、「開発者の話」+「現役レーサーのレーシングスクール」+「ミニジムカーナ」+「サーキット走行」+「お弁当付き」なんて、今にして思えば夢のようなイベントにタダで招待してくれたりもした。
ホンダが一番面白かった時期(個人的感想です、念の為。)の終わりに出てきた車だったんだろうか・・・。
操縦性は、ワインディングを走っている時はFRライクな挙動をしてくれた。
但し、”フロントを巻き込んで回る”LSD付きのFFならではの癖があり、特にタイトコーナーで顕著になる為、結構じゃじゃ馬。
そう言えば、オーナーズミーティングの時、「こいつ、ハンドルを切ったままアクセル全開にするとドラシャ(ドライブシャフト)が折れるんだぜ。」って妙な関心のしかたをしてた奴がいたっけ。
こいつには五年乗ったが、FR好きの血が疼いて、だんだんとこいつのFFの癖に耐えられなくなって乗り換え。
こいつがこのまんまでFRだったら、一生手放さなかったかも。
下の子が生まれたのがこの頃。
小型軽量で出来の良いFRと言う事で選んだのが次の車、「NA8ロードスター」。
1800ccのシリーズⅡ。
生涯2台目の中古車。
何で1800にしたのかってーと、単にトルクが少しでも欲しかった為。
買ってすぐ、純正の”ビル足”の乗り心地の下品さに車高調(TEIN)とホイール(TE37)を入れ替え。
天気が良くて有る程度の距離を走る時は、「暑かろうが寒かろうがオープン。」のポリシーを全うしていた。
(帽子とサングラス、(寒い時には防寒具一式)は、必需品!)
良く曲がるし、それなりに楽しい車だったのだが、「何となく違う。」感が拭えず2年で買い換え。
(雨が思いっきり漏っていたのと、子供が二人いるのに2シーターはやっぱり無謀だったってのも原因の一つ。)
ちなみに、友人二人は未だに頑張ってNA型のロードスターに乗ってます。
で、今の車「GDB-C型インプレッサSTi」となる。
俺の車としては、生涯初の4ドア車。(かみさん用の車は別ね。)
いやー、OK貰うのに一年かかりました。
(その昔、友人(現”ろどすた”のオーナーのうちの一人。)がGC8のverⅢに乗っていて気にはなっていたんだが、当時は高くて買えなかった。)
最初は丸目のGDBがあんまり好きではなかった為、GC8のverⅤかⅥを探していたんだが、なかなか良い玉が無かった(有っても高い!!)のと、丁度C型が出るタイミングだったんで、それを待って試乗してみたら・・・、一発で心臓を撃ち抜かれました。
俺的に、ドライバーズコントロールデフとHIDは必須。
おかげでオプション代が結構な金額になった、ってのはかみさんには内緒。
操縦性の癖は、「インテR+R33」。
フロントの動きはインテRに良く似ているし、リヤの動きはスカイライン的。
おおっ、今までの車歴が役に立っているではないか。
但し、トラクションは段違い。
良いセールス&お店にも出会えたし、乗ってて楽しい事この上なし。
悩みの種はGas代だけ。(あ、タイヤ代ってのも・・・。)
フロントアンダースポイラーを付けて、高速時のフロント”座り”も格段に良くなったし。
タイヤを”ネオバ”にして、轍にハンドルを取られる事も少なくなったし。
ただ、純正のシートはサポートは良いんだけど、長距離乗ると腰に響くぞ。
乗り換えて半年で二回、腰痛で寝込んだ。
慌てて運転席をレカロに入れ替え。(「半分はレカロを入れる為の言い訳だろ。」って言うツッコミは、スルーする方向で。)
そして今回のフロントロアアームバーとリヤストラットタワーバー。(クーリングパネルも。)
もうこの子は手放せません!
ゆっくりと楽しみながらいじっていきます。
金も無いしねー。