明日は都内の花火大会でも屈指の歴史と規模を誇る 隅田川花火大会がある
私のマンションからも玄関から出ると 遠くにビルの合間に少しだけ見える
一度 両国から ぶらりと適当に歩いて行ったが ものすごい混雑であった
今年 あるところから屋上で見えるからと お誘いがあった
そう世話にもなれないので 今年だけ好意に甘えて行くことにした
第一会場のすぐ近く 隅田川まで100メートルの絶好の位置である
テレビでも実況中継されるが やはり本物の迫力には敵わない
添乗の仕事では 長岡 片貝 諏訪湖 熱海など お客様と行った
隅田川も 優雅に屋形船で2回 ご案内したことがある
屋形船の添乗では 私に特に会社から指名があってご案内した
35000円の参加費で 実は社員が添乗したが前年は不評だった
原因は 船が定位置に到着してから 花火打ち上げ開始までの時間だ
特に第一会場と 第二会場の間の特別な場所は かなり早く行く
早い時間から 川の中も交通止めになるから 午後4時には着いている
打ち上げ開始が午後7時頃 この間 天麩羅の会食と飲み放題がある
食べて飲んでいても この時間の長さが極めて長く感じ退屈になるのだろう
若手の社員では 案内するだけだから 何もしない
高価な参加費に見合う 満足度が得られず 私に特に依頼が来たのである
私は 退屈し始める空気を読んで 催しを始める
まずは紙芝居 大きなスケッチ帳を利用して 下手なイラストや字を書く
内容は 歴史や花火の種類など 関連するものを話す
大きさの話になると 実物大に作った紙の打上げ筒 花火の断面図
新聞紙を合わせて 四尺球の実際を見せると 驚きの声が上がる
花火のプログラムも 事前に取り寄せて解説する
そして 次はハーモニカでミニコンサートをする
童謡唱歌が主であるが 花 のときは みんなで合唱させてしまう
屋形船から 春のうららの隅田川~これが 周りにも聞えただろう
花火が始まったら もう仕事は終わったようなもの
お客様と一緒に 二つの会場から上がる花火を堪能する
そして お客様 カメラをお持ちなら 記念写真を撮りましょうかと気を遣う
屋形船は 天井部に出られるものと 船べりに出るものがある
屋根が邪魔で やはり上部に出られる船は この場合 最高である
風流で 風も爽やか 船の上からの花火は 贅沢な特等席である
隅田川花火大会 この名前は昭和53年からである
昭和36年までは 両国川開きの名称であった
旧くは 江戸時代まで遡って 花火は打上げられていた
享保17年 8代将軍吉宗公の頃 飢餓の餓死者が多く疫病も流行した
この翌年 吉宗は 犠牲者の慰霊と 悪病退散のため 隅田川水神祭をした
この時に 花火も打上げられ これが 川開きの形態となって行った
吉宗公は隅田川の桜も庶民の為に移植して 現在でも桜は名所でもある
昭和31年の花火 両国近辺 錦糸町にも花火工場があった HPから
昭和の30年代 実は隅田川は かなりの汚れを見せていた
冷房の無い電車で川を渡るとき 窓は開いているので 客は息を止めていた
それほど悪臭がしていたのである
今はイギリスのテムズ川を真似て 堤防の中に遊歩道が出来た
しかし ここは殆どホームレスが占拠して トイレも水も利用している
やはり気味が悪くて カップルの散歩とはいかない
花火の準備期間中は 一時退避の措置がとられている
明日は 私の特等席は お誘いの屋上である
良いことをしていると 良いことがある 楽しみだな
ここのところ ランキングが上昇中 皆様のおかげです
どなたか分りませんが 応援のクリックを感謝しています
コメントは 「伝言コーナー」 ← ここをクリックして ご遠慮なくどうぞ
のびたのホームページ ←
ブログランキングに参加しています 応援のポチッお願い!
この下の70歳以上のボタンを押しランキング画面が出たらOKです