のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

声合わせ歌って下さい心でも

2017年08月23日 07時32分22秒 | うたごえ

毎月定例にしている6か所の介護施設 昨日の施設 この中で一番症状が重い

このため他のボランティアは訪れないし 音楽療法士も勿論居ない

最近は入所の方も少し変わって 以前よりは歌声が聴こえる

 

あの奇声を発する方は もう見えない 最初に見た時は私と挨拶程度は出来た

それが進行すると怒鳴ったり暴れたり 自傷行為で手だけ拘束されたりする

あとはずっと奇声を発していたが スタッフがせめて歌を聴かせようと毎回連れてきた

 

もう一人 似たような方も居た ここは病院併設なので 長い方は数年以上居る

私も顔を覚えてしまう だが こうして居なくなるとどうしたか頭によぎる

それでも 元気と笑顔 これが無ければ皆さんに伝わらない

 

昨年10月のスナップ

 

一時的に明るさが戻ったりしているが 多くの方は1歩前進1歩半後退を繰り返す

笑顔が見えていた方たちが 高齢でもあるからだんだん笑顔も元気も薄れて行く

私たち70 80の次の一年は あっという間に通り過ぎるが高齢者の1年は難しい

 

 

あの超健康的な素晴らしい日野原先生でも 104歳だったか 寿命を強く感じる

90 100 と数えれば その割合は更に減る 逆に言うと だから貴重な1年なのだ

どんな環境に生きても 大切ないのち 笑顔を浮かべられる心も養いたいと思う

 

施設でも 病院でも 明るく過ごせる方は 周りをも明るくしていく

かなり重い症状 病気でも 明るく過ごす方が居る もし私がそうなったら見習いたい

こう言う方は 周囲に対しても感謝の気持ちを忘れない 素敵な生き方だ

 

 

歌が好きな方が居る みんかな歌が好きでもあるが ちょっと外れて好きな方て゜ある

私の顔を見ただけで 勝手にある童謡唱歌を歌い出す 止まらないのだ

最初は童謡唱歌から入るのだけれど 私が違う歌で始めても止まらない

 

周囲がざわめき 誰かがきつい顔で怒る たまりかねてスタッフが寄り添う

ここでの歌の指導は難しい 何しろ伴奏と合わない方も居るし 歌えない方も居る

普通のうたごえの伴奏より テクニックは不要でリズムをゆっくり はっきり刻む

 

アコーディオンの伴奏のように ベース音に替るように リズムが大切である

慣れないスタッフが来ると 利用者さんにカスタネットなど打楽器を持たせたがる

これは音楽療法士さんが使う手段だ たが私は拒否する 歌は楽しく歌わせたい

 

音楽療法士の効果は勿論ある その場合 易しい歌を何度も繰り返し 皆で合奏する

ところが私の場合は 懐かしい曲を多く歌わせ 記憶を呼び戻し一緒に笑って欲しい

この場合 毎曲リズムは勿論変わる 打楽器を持たすと全然合わなくなってしまう

 

 

歌は人生と共にある 他のことを忘れても 何十年歌わなかった歌も覚えている

軽い認知症の方なら 普通の方と同じように全部歌える場合が多い

認知症が進んで行く中でもある一節だけ鮮明に蘇っているらしく 繰り返しそこだけ歌う

 

 

歌の時間が終わった時の 皆さんの顔が いつも印象的である

歌では なかなか合わない 声が出ていない 俯いている 寝ている 様々だった

ところが皆さん嬉しそうな顔 ああ感謝されている そんな雰囲気に溢れているのだ

 

 

さて 今日で78歳か? なんだか他人の歳のように感じる 

敬老の日の案内も来ている 私もそんな歳なんだと改めて思う 

もう少し若い気持ちだが(笑) これから下町のうたごえ 秘かに自分の健康寿命を祝う

 

 

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